鳥のささみの燻製です。私が燻製を始めた時、最初に作ったのがこれですが、今ではすっかり慣れて、毎回いい感じに作れるようになりました。結構苦労したなあ~ (^_^;)
作り方は簡単ですが、ささみ自体の味が淡白なため、塩抜き加減、水分の抜き加減や色付き具合が微妙で、燻製の練習にはもってこいだと思います。
真空にして冷凍保存できますので、いつもたくさん作ってます。
ささみの燻製はおつまみとしてそのままいけますが、私の一番のお気に入りは、こいつをトッピングしたシーザー・サラダ。 チーズの風味との相性バツグンです。ヘルシーで、もりもり食べられますし、どんなお酒にも合いますよ。 (^^)v
============= 作り方 =============
1 下準備と塩漬け
・ 下準備: ささみ(国産にしましょう、絶対味が違います・・・)にフォークでまんべんなく穴をあけ、タレに20時間~24時間漬け込みます。時々ひっくり返して均等に味が回るようにします。ささみの筋は気にしません。筋取りでへたすると、肉がぼそぼそになって仕上がりが醜くなっちゃいますから。 筋は食べるときでも取れます。
・ タレの作り方(ささみ24本、1.2kg): 酒100cc、味醂100cc、醤油200cc、三温糖大さじ1、 白味噌大さじ1.5 にんにく・しょうがのすりおろし各小さじ2、唐辛子3本、よ~くかき混ぜます。あとはお好みで・・・(生姜だけは自分ですりおろしたものがいいですよ、風味が違います!)
2 塩抜き
左が漬け込みが終了したもの。大きなボウルに水をはり、ささみをどばっと入れて、しゃぶしゃぶのような感じで洗い、ざるに取ります。これで表面の生姜やにんにくを洗い流します。味の濃さはここで決まります。お好みで、水を換えて1~2回繰り返します。右写真の肉の色具合が目安です。(不安なら食べてみましょ・・・ (^_^;)
3 風乾~温熱乾燥~燻煙
・ 風乾: キッチン・ペーパーで、一個一個、よ~く水分を拭き取り、串刺しにして8時間~10時間程、20℃以下の日陰で風乾します。左写真が風乾後で、表面がややさらっとしてます。
・ 温熱乾燥: スモーカーに入れ、約50℃で1時間程温熱乾燥します。
・ 燻煙: 温度を60℃に上げ、2時間程燻煙します。煙抜きは、燻煙後半は半開です。85~90%くらいの色付き(右写真)で燻煙はやめます。その後も色は少しずつ上がってきます。
・ 温熱乾燥: 燻煙が終了したら、温度を70℃に上げ、好みの乾き具合になるように、1時間程温熱乾燥します。この間も色は上がってきます。煙抜きはなるべく開いて、水分を飛ばします。生っぽくならないように・・・
4 仕上げ
スモーカーから取り出し、温かいうちにお酒をスプレーします、これは「ビーフ・ジャーキー」でも使った手ですが、いい艶がでますよ。その後しばらく風にさらして出来上がり。この間も色が上がってきます。半日ぐらい経ってから食べましょう、その方が美味しいです (^^♪