はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1213 ~ マーベラス(CS)

2024-09-25 | 映画評
今回は「マーベラス(CS)」です。

復讐に燃える暗殺者や護衛のプロフェッショナルなど、裏社会で自身の美学に従って生きる者たちが、さまざまなスキルを駆使して戦いを展開するアクション。
アンナ役をマギー・Q、レンブラント役をマイケル・キートン、ムーディ役をサミュエル・L・ジャクソンがそれぞれ演じる。「007 カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督がメガホンをとった。

主演:マギー・Q
共演:マイケル・キートン、サミュエル・L・ジャクソン、パトリック・マラハイド、ロバート・パトリックなど

<ストーリー>
裏社会で長年トップクラスの暗殺成功率を誇り、親子のような絆で結ばれていた師弟コンビ、アンナとムーディ。ある日、ムーディが無残に殺され、アンナは復讐に乗り出す。そんな彼女の前に、ターゲットの護衛を請け負ったプロのセキュリティ、レンブラントが現れる。レンブラントは敵対関係にあるアンナに対し、すべてを見通しているかのように柔らかな物腰で迫るなど、うかがい知れない魅力を持っていた。復讐の暗殺者と完璧な護衛者、プロフェッショナルたちがそれぞれのプライドを懸け、知力、魅力、殺しのスキルを駆使した戦いを繰り広げる。


2021年の作品である。

またまた美女が大暴れするアクションものであるが、如何せん主演のマギー・Qは、見た目が華奢すぎる。

私が現代の代表的なアクション女優だと思っているミッシェル・ロドリゲスや、最近アクション映画にもたくさん出ているシャリーズ・セロンなどは、見た目にも強そうだけど、マギー・Qの場合は、大男を相手に大立ち回りしている場面では、ちょっと無理やり感がある。

最初の舞台がベトナムなので、ベトナム人を母にもつマギー・Qがピッタリだと思ったのか、あるいは主役をマギー・Qにした時点で、舞台のどこかをベトナムにしたのかはわからないが、見た目で違和感がなかったのはそこだけだった。

銃で殺しまくるのであれば何の違和感もなかっただろうに、やたらと殴り合いをする上に、結構撃たれて瀕死の状態なのに、それでも殴り合ったり、走り回ったりするのは、見ていてちょっとかわいそうにも見えてくる。

内容については、特にヒネったところもなければ、ご都合主義的な描き方もしていないので、あまり違和感はなかったが、とにかく主人公が華奢すぎるので、見ていて頼りない。

彼女のまわりは、バットマンを演じたこともあるマイケル・キートンや、どんな映画にも出てくるダボハゼみたいなサミュエル・L・ジャクソンなどで固めてはいるものの、マイケル・キートンとのバトルでは、逆に「マイケル、弱すぎだろう」と思えてくるので、それでよかったのかどうか。

サミュエル・L・ジャクソンの方は、序盤で殺されたと思わせておいて、実は生きていた、ということで終盤に登場するのだけど、「えっ、この大物がこんな序盤で姿を消すの?」と思えるような俳優さんであれば「たぶん、実は生きていたということで、また出てくるぞ」と思うのだろうけど、何でも屋のサミュエルであれば、「別に序盤で殺されてもいいか」くらいにしか思わないので、逆に驚いた!?

あと、しいて言えば、シェルターに逃げ込んだラスボスに対峙する時、シェルター内にはラスボスがぽつんといて、まわりには誰も護衛がいない状況にはちょっと違和感があった。

また、ラストで主人公とマイケル・キートン演じるレンブラントがお互いに拳銃を向け合うシーンがあり、窓越しのシーンに映り替わった時に、同時に二人が発砲するという描写があって、最後に主人公一人がドアを開けて出てくるというシーンがある。

あれは、何が描きたかったの?
もしかして、レンブラントは主人公に恋をしていたので、わざと主人公を撃たなかった、ってこと?

何だか思わせぶりな割には、どうでもいいシーンでした。

ということで、特に面白かったというわけではないけれど、そこそこ楽しめたので、評価は「C」にしておきます。

まあ、ストーリーに「裏社会で長年トップクラスの暗殺成功率を誇り、親子のような絆で結ばれていた師弟コンビ」とあったけど、少なくともそんな描写はなかったような気がするのだけど・・・

あと、「ターミネーター2」のT-1000役で強烈な印象を残したロバート・パトリックが出ていたけど、あの頃の精悍さはどこかにいってしまい、何だか老けてましたねえ。



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