はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

えっ、反則負け!?

2015-03-22 | 日記
将棋のプロ棋士とコンピュータソフトによる5対5の団体戦「電王戦FINAL」

過去2回の対戦では、3勝1敗、4勝1敗でいずれもコンピュータが勝っている。

最初は、プロ棋士の方が強いと思っていた。

しかし、そもそも将棋は「ミスをした方が負け」ということで、時間がたっぷりあれば、双方ミスをしなくなるので、勝負がつかないこともあるらしい。

そこで「時間制限」を設けたりして、何とか「ミス」をさせようとしているのが、今の将棋のルールということなんだそうな。

これに対して、一方のコンピュータは、考える能力は人間の比ではないので、まずミスすることはない。

だからなのか、過去2回の対戦では、コンピュータに負けている。

そこで、今回の出場者たちは、事前に自分が対戦するソフトを研究して試合に臨んだのだとか。


その第3戦の2試合目で、珍事が起こった。

何と、王手をされたコンピュータが、王手を無視(?)して別の手を指したため、「反則負け」となったそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150321-00000201-sph-soci



最初記事を一読した時、何のことやらよくわからなかったのだが、よく読んでみると、王手をしたプロ棋士(永瀬6段)は、角で相手陣地に乗りこんでの王手。

こういった場合、通常角は成って「馬」になるのだけど、そうはしないで(不成り)王手したため、コンピュータはそれを認識できず、つまり「王手をされた」と判断しなかったため、別の手を指したということらしい。

書いていても、よくわからないのだけど、要するにそういうプログラムになっていた、ということなんだろうか。

永瀬6段によると、事前の研究の中で、そういう「不具合」を発見したため、実戦でそれを試してみたのだとか。

実際に試してみようと思うような展開になる、ということは、かなり優位に立っていたものと思われるが、それにしても面白い話だ。

「成る」ことができる時に「成らない」のは、「打ち歩詰め」を防ぐためにすることはあるけれど、角とか飛車が「成らない」ことはまずない。

プログラムする側としては、ホントに様々なことを想定して作っているのだろうけど、こういう「予期しない手」というものは、そもそも想定していない、というよりは、逆に想定できないんだろうと思う。

とは言え、いちおう「王手」なんだし、それすら認識できないというのは、プログラムミスじゃないの?


というのはいいのだけど・・・

王手されて無視したら、単に「負け」となるのではなく、「反則負け」になるとは知らなかった。

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