🐢 蜘蛛の巣を払つてゆくも遍路杖

☆ みちのべに阿波の遍路の墓あはれ 高濱虚子
私は阿波で生まれた。
この虚子の句を恥ずかしくもこんな解釈をしていた。
長い間 阿波の道の辺に遍路のお墓があり、それがあわれである、、、、と
虚子は伊予の人。
伊予でなくても場所の特定はやらなくとも苔むして、倒れかかっているやも知れぬお墓に「阿波の遍路」と彫った文字がかすかに読み取れる。生き倒れになった、阿波のお遍路を、里人が丁寧に葬った。
今はそのようにこの句の鑑賞ができる。
遍路道には、小さな石だけのお遍路の墓がたくさんある。
白い遍路の装束は死に衣裳。
「同行二人」と背や笠に記し、お大師さまと一緒に八十八ケ所を巡る。
はからずも、結願もままにならずに死んだ場合の死装束なのだ。
途中で倒れたあわれな遍路のお墓を、里人はいまでも季節のお花を供えしている。
未熟な鑑賞者の私は、阿波の遍路道と捉えてしまった。恥ずかしい。
🐢 遍路笠胸にかかへて三尺寝
暑い今も、毎日徒遍路にお逢いする。
本当に修業としか見えない。
心の中で声援を送るのみ。
千人に千の心の内。
お接待はできるだけさせていただくことにしている。

☆ みちのべに阿波の遍路の墓あはれ 高濱虚子
私は阿波で生まれた。
この虚子の句を恥ずかしくもこんな解釈をしていた。
長い間 阿波の道の辺に遍路のお墓があり、それがあわれである、、、、と
虚子は伊予の人。
伊予でなくても場所の特定はやらなくとも苔むして、倒れかかっているやも知れぬお墓に「阿波の遍路」と彫った文字がかすかに読み取れる。生き倒れになった、阿波のお遍路を、里人が丁寧に葬った。
今はそのようにこの句の鑑賞ができる。
遍路道には、小さな石だけのお遍路の墓がたくさんある。
白い遍路の装束は死に衣裳。
「同行二人」と背や笠に記し、お大師さまと一緒に八十八ケ所を巡る。
はからずも、結願もままにならずに死んだ場合の死装束なのだ。
途中で倒れたあわれな遍路のお墓を、里人はいまでも季節のお花を供えしている。
未熟な鑑賞者の私は、阿波の遍路道と捉えてしまった。恥ずかしい。
🐢 遍路笠胸にかかへて三尺寝
暑い今も、毎日徒遍路にお逢いする。
本当に修業としか見えない。
心の中で声援を送るのみ。
千人に千の心の内。
お接待はできるだけさせていただくことにしている。