老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

しりとり俳句がやめられぬ  (NO 1)

2016-08-25 10:12:56 | 俳句
入院中の、楽しみはスマホによる「しりとり俳句」への参加。

両手の自由が、左は点滴、右手首の固定で利かない。

病院食は、ホークやスプーンを利用して、そろそろと、、が、
夫に、握り飯や、サンドイッチ、いなり鮓を売店で買ってきてもらい、指でつまんで食べる。

右手は一日で自由になる。
それを待って、スマホの「しりとり俳句」に参加をする。

16日は 京都の大文字焼きの行事をテレビで中継をしていた。
それを観ながら、何年か前の送り火の見学をしたことを思い出しながら、投句。

    🍒    松明を肩に大文字(おおもじ)の火を点けに

    🍒    大文字や容赦なく降る雨の中

    🍒    雨はげし立ち去りがたき大文字


風の盆をつなぐ。風の盆もかっての想い出が甦る。

    🍒    風の盆今宵を最後嫁ぎゆく

    🍒    盆の宿八尾はひとよさ水の音

    🍒    風の盆杉山を月上りくる


箱から
    
    🍒    添水鳴る磨きこまれた箱階段

    🍒    重箱の蓋に家紋や栗おこわ

盆から

    🍒    地蔵盆島に残れる亰言葉

    🍒    咳をして放哉思ふ盆の月

    🍒    ヨベッサン(恵比寿さん)は島の守神盆祭


「大いなる何か」は私のお守りのごとき何か。

正直いうと、しりとり俳句は何度もやめようと思ったけれど、入院中でも気がずいぶんとまぎれる。
名句とか、類想句と考えるのはニの次。
つらいことを片時忘れている。
コメント
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