老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

明急ぐ

2016-08-16 07:00:17 | 俳句

          

朝はめつぽう涼しくなった。
朝の時を告げる町内のチャイムが鳴った。夕方は「夕焼け小焼け」のメローディー。
この朝夕流れるチャイムはなぜか郷愁を感じる。

庭に出ると、鉢に埋めていたアボガドの種から出た芽が50センチの大きさになっている。
周りに小さい花を配置すると、面白い寄せ植えができるだろう。

          

空蝉があちこちに沢山。
この空蝉にはっとさせられた。
目がらんらんと光っているように見えるのである。まるでビーズ玉で作った目のように。
写真では、蝋細工のごとき、又ビーズ玉のような目を写すことができなかったけれど、目だけはまるで生きているような空蝉に驚いた。

        🍒    空蝉の眼のらんらんとありにけり

        

姫 はもう満腹に、、
「夫が、あんたが留守だと 姫 が家中、あんたを泣いて探すのが目に見える。最後には僕は噛みつかれる。」
さもありなん。ありなん。


        🍒    湯沸かしの音恙なし秋の朝

        🍒    明急ぐ船笛耳に憑きてより


      ☆    明易や花鳥諷詠南無阿弥陀    高浜虚子 

今朝はこの句が口をついて出てきた。           



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