老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

伊吹島  吟行

2016-08-08 00:45:00 | 俳句
伊吹島は周囲4キロの小さい島。
カタクチイワシが多く獲れ、いりこの生産加工が盛んな島である。
 
自転車があれば海に向かって駆け降りたい晴々とした道。
風をきってベルを鳴らして青春がしたい気分であった。

         📯   かげろふは吾のまぼろし晩夏光

        

        📯    安芸望む島の頂臭木咲く

        📯    帰省子にふところ深き小島かな

        📯    父母なる島に近づく帰省舟

        📯    潮騒や四方八方夏霞

臭木の花が薄緑の実になろうとしていた。
島中、いたる所に臭木の花が咲いている。
お寺の参道、廃校となった小学校の運動場にも咲いていた。

         

         📯    どこゆくも臭木の花や伊吹島

         📯    猫の額ごと校庭や草いきれ 

        📯    伊吹産院門柱のみや常山木の実


         

         📯    蘇鉄咲く起伏と迷路の島巡り

         📯    軒風鈴露地をぬけくる潮の香

         

         📯    日盛や隣家のラジオつつぬけに

         📯    盆用の荷を高く積み島渡舟

               
コメント
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