老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

      梅雨曇りは鬱をさそいます~

2018-06-22 12:00:46 | 俳句
       

 買物のついでに、舶来ばかりが並んでいる店に。
気が遠くなるような、値段の商品が並んでいる。
バック、靴、洋服、、目の正月をするばかり。
欲しいとも思わぬ。
昔だと少し無理をして、ボーナスの月には買ったものだ。行く所もないのに、持っているだけの自己満足のために。

最後に行った外国旅行はいつ?
その時、買ったキーケースは、飽きがきているが、今だに新品同様に使っている。

 お財布も、夫が旅行の土産に私の趣味も考えずに、行くたびに買って来たのが、使い切れずにある。

物欲が無くなっては、おしまいだ、、、、。
経済的に余裕があれば買う?
いいや、欲しくない。生地を買う(@_@)

         

 押入れの整理をやっていて、縫いかけたままの袋が出てきた。
多分、買物袋を作っていたのだろう。
帯のリメイクだ。
今日は、朝からこのバックの仕上げに。
手持ちの持ち手を着けた。
余っていた生地で小さな袋を。スマホが入るだろう。

 「世界でたった一つの袋が出来た」
下着くらいは入る。
スパハウスにでも行こうか。



      ☆     別々に夢にくる父母春の霜     正木ゆう子

      ☆     フレコンバックの中なる春の土のこゑ    正木ゆう子


 このような句を読んでいると、俳句をやめようかと思う。私の頭の中はすっからかん。
 こんな素直に無駄のない言葉で良い句ができるのだから、ゆう子さん素敵!


      ☆     引鶴を見しさびしさもつかのまに    ゆう子

 ゆう子さんの句を読んで、さびしき事もつかのまに、、、
駄作を又考える?作る?繰り返しの日が、、、
やめるのは容易いが、そうなると何も残らぬ空疎な日常が。
鬱だ~。



 

    
   

     





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       俄か サッカーファン 

2018-06-20 12:07:34 | 俳句



 昨夜は俄かのサッカーファンに。

 押入れの生理をしていて、パッチワーク用に集めていた、阿波しじらの端切れが出てきた。
二~三日前に出てきた、白地の木綿の夏用の生地とパッチをするとアッパッパができるのではないのではないか、早速、柄合わせにとりかかった。

阿波しじらの、しじらの中でも柄の入った高級な端切れを使った。
高級、普通といってしまえば、みも蓋もないけれど、模様入りとチェックや縞柄は普通多くに出回っている。
パッチワークに使った残りを見つけ、最近は断捨離をやっているし、マンションへ帰るとこの多くの端切れを仕舞う場所もないことから、できる限り暇な時間は、製品にするように心がけている。


 ミシンを走らせていると、階下から歓声が聞こえてくる。
サッカーの試合中。
後半、本田選手のコーナーキックを大迫選手がヘディングで決めて一点、追加をしたところだった。
私の知っている選手は、本田、香川、長友、長谷部、、、、、選手の方ごめん、ごめん、すらすら名前のを言えるのはこんな人達だけ。新しく戦力の中心になっている選手は、きっとこの試合中に憶えるのだ。
だって少し歳をくっているからね。
 一番好きな選手は昔から 川島選手だ。今回は第一戦に出場をさせてもらえるかやきもきもした。
若い時から精悍な顔立ちに苦味と渋みが加わり、仁王立ちになっている姿を目にすると思わず拳をにぎって応援をしている自分がいる。

まあ何と勉強不足?余り観ないから知らないのもあるが、インタビュウーを受けていた大迫選手に驚いた。
 イケメンで清々しくこんな素敵な選手がいたことを知らなかったとは。

 近所の知り合いが、モスクワまで観戦に行っている。
帰ってくれば、大迫選手の話題で盛り上がるだろうし、ロシアの印象も聞きたい、早く帰ってこいよ。

俄かのファンでも、こんな素晴らしい試合を応援できて、国民と一体感を味わうことができた感じ。

   

 昨日も女子会に持って行く巾着やコースターを作っていたのだが、喜ぶ(^_-)-☆を見れなかった。

まだ未完成のアパッパだが、涼しそうに見える。
今朝はこのアッパッパ作りに精を出している。
昨夜の興奮を次の試合までとっておこう。

      🍒     部屋に満つお灸の煙梅雨籠

      🍒     クッキーでも焼こ女梅雨ありやなし

      🍒     雨のベランダノラ猫のサロンかな 

      🍒     仙人掌や猛犬注意の札掲げ       
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     流れた「女子会」

2018-06-19 04:37:53 | 俳句
          
       (野びるの花   自然の花に心が癒される)

 夜中に目が覚めた。
又、リズムが狂っている。
パソコンを開いている間も、さっきまでいたベットで深夜便を聞いている時も頻繁に大阪地方での地震情報がある。
昨日の余震だ。
まだまだ安心はできない。大きな揺れがあるかもとの、ニュースである。

 昨日は、目覚めてすぐ、パソコンを開いていた。
パソコンから「地震情報」の独特の音が流れるとは、思いもよらなかった。
東北大震災が甦るあの大きな音がパソコンから聞こえたのだ。

 グラッとしたきりだったが、階下かの夫から、地震だ!注意しろ、、と声がする。

 心配の友人がいる。
大阪市内だけれど、知っている限り、住んでいる場所は離れているようだ。
電話をかけようと思ったけれど、とっさの事態。子供や近所とのかかわりもあり忙しくしているであろう、心配は心配だけれど、、、と思いとどまった。

 今日は彼女達と「女子会」だった。
何年か毎に大阪の彼女の音頭取りで招集がかかり「女子会」が開かれる。

 一週間前の日程は私の病院の診察日と重なり、今日が良いと皆で決めた日程だった。
昨日の今日ではと、、、

 午后になって彼女から電話がかかって来た。
二十日の女子会には、一日早く家を出、彼女の実家で一泊をし、そこから出席するつもりだったとか。
それで、早朝に家を出て、大阪駅のホームで地震に合ったとのだ。
テレビのニュースで見る現状そのもののただ中に居たわけだ。
家に戻るには、交通機関の混雑で、やっとだったと、午后の電話だった。

 勿論、携帯は通じなかったと、家の電話からであった。
心配が晴れた。家も有料のホームに入っているご主人も無事。近くに住んでいる子供さんの家族も何の被害はなかったとの事でまずひと安心をした。


 大変な状況であったのだ。

 「女子会」は日を改めることに。
女子会があろうが無かろうが、彼女の住んでいる大阪が気にならないわけではない。
良かった。被害が無くて。

 二十数年前は阪神大震災、東北大震災、去年は熊本と、まことに地震列島だ。
物心がついたばかりに幼の日の南海地震の記憶は身体が肌が憶えている。
その南海地震もむこう三十年の間にと取りざたをされている。
やだやだ、自然災害からは逃れれる術がない。
毎日、何事も無い平凡な日が過ごせる幸せに感謝をしなければ。


       🍒    地震ありしこと知らぬかに山法師






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    (頭) しぼってしぼって吟行句

2018-06-17 17:45:35 | 俳句

           

 買物の途中、亀鶴公園へ寄る。
目的は散歩をすることだったが、まだ菖蒲の花が残っていた。
花がらを取った後だった。
美しい花を取り残してあり、まだまだ鑑賞に堪える花が咲いていた。

 ラッキー。
取敢えず頭を絞って、吟行句に挑戦を。

       🍒     木の橋を渡る靴音風涼し

  

        🍒     渾身に咲く菖蒲遺伝子あると

        🍒     明日はみな刈りとられる菖蒲かな

 花の命は短い。菖蒲園の菖蒲は全て刈り取り、根を抜いて来年のための作業をするという。
今日は日曜日。きょうまでの命だったのか?

         

        🍒     菖蒲畑風きて七色の波生るる

    

 向うのこんもりと繁った山のような島は亀島。古墳である。

         🍒     起伏ありける緑陰や古墳群  

         🍒     すれ違ふ緑陰互ひ杖もちて

     

 良く来るこの散歩径。初めてこんな石の置物に気がついた。
四角い石に八角形の穴。
穴があれば覗いてみるのが習性。
何と讃岐富士が見えた。

         🍒     五月晴穴より覗く讃岐富士

         

 木の洞に蝸牛がいた。
好奇心の強い私でなくては小さな洞など覗かない、、、可笑しかった。

         🍒     「みいつけた」洞にかくれる蝸牛

     

         🍒     七曜や照る日曇る日四葩咲く

        

         🍒     黄色い花に黄色い梅雨の蝶々

         🍒     さきがけて木の暗がりを梅雨の蝶

         🍒     美女柳八雲旧居で見しことも

子供の頃、我が家では柏餅の代わりにこの蔓の葉でお団子をつつみ、蒸籠でむしていた。
こな葉を今日は見つけた。
つやつやとお日さまに映えている。
私はう めむもどき と思っていたが、性格な名前はどうも違うみたいだ。

        

         🍒     母存れば蒸し団子あり半夏生

         🍒     存問す父母兄姉苗代寒

 思いがけない吟行の梅雨の晴れ間を賜った。
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     当て逃げをして心痛まないの

2018-06-16 11:35:47 | 俳句

           

 もんぺを縫った。
今までもんぺをたくさん縫ったがこのもんぺが出来具合が一番だ。
涼しげなサマーの亡くなった姉の羽織だった。
生地が良いし模様も派手からず、地味からず、夏の外出にも穿ける。

    

 青柿。この柿は渋柿。
秋になると剥かれて吊るされた美味しい干し柿に変身をする。


 昨日は夫の車を傷つけられた。
香川県の東部に「サンサン館三木」という、大きい趣味の講座をやっている建物がある。
夫は、ここのある講座に月に二回ほど通っている。

たいして上達もしないが、暇潰しと同じ趣味を持つ人との交流が楽しげで、喜々と通っている。

そこの駐車場で、講座が終わって帰ろうとすると、後ろのボンネットがへこんで、ボンネットはきちんと閉まらなくなっていた。
駐車場には、かなり広く、何百台も止まっている。(外からかしら私は知らない)
前の日は、車の洗車をしていた。どこへも行かず、昨日は サンサン館へ行った。
他の場所で車を壊されることは絶対無い。

警察に被害届は出したが、それだけの事。
「駐車場でのトラブルに責任はもちません」
どこの駐車場にもこんな看板が立っている。

 私が思うには、好きな趣味の講座に通う人は、それなりの教養?も常識も持っていると思う。
人さまの車に当て逃げをするような、そんな人はいない筈と思っていた。
バックをして、車に当てると、それなりの衝動があると思う。
黄色い塗料がべっとりと着いていたらしい。

夫にとり、大切な大切な「お車さま」は二週間の入院をした。

どこでどんな事故が起こるか判らない。
その日、その日を大切に、、、、人身事故でなくてよかったと考えさせられる昨日だった。


      🍒     梅雨籠灸の煙に猫逃げて

      🍒     梅雨寒や南無南無灸利きたまへ

      🍒     青柿や二日見ね間に伸びる草     
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