Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

地方自治は変われるか

2007-01-25 23:29:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

ご存知の様に今週初め、地元公共事業に関する業者談合疑惑にて前任者が辞職した宮崎県知事選挙にて、芸能タレントだった東国原(ひがしこくばる)英夫さんが初当選、第17代同県知事に就任致しました。

同氏は1957=昭和32年9月、同県都城市のご出身。若き日は、今は映画監督や番組司会を主に手がける北野 武さんの最初の門下としてタレント人生をスタートさせました。愛称はもうお馴染みの「そのまんま東」さんですね・・・笑。
途中1986=昭和61年には北野さんの当時の知人に対する強引な取材がきっかけとなった、雑誌出版社襲撃事件に関与したかどで、刑事責任を問われる事態もあった様ですが、結果として同氏は現場までは出向いたものの、直接の暴挙はなかったとされます。
直後はTV出演自粛と相成ったものの、それからは好ましい人間性にて安定した人気を博する一方で、大學に再入学して地方自治を学ぶなど、政界入りを目指した努力をも重ねていらした様です。

選挙に際しては政党や芸能界よりの支援を一切辞し、無党派層に強く訴える戦術を取り、これが奏功しての勝利だった様ですね。政治と業界の癒着など、旧来のしがらみから脱したいと言う有権者の想いも、同氏に味方した事でしょう。

気鋭の新知事の誕生は奉祝ですが、宮崎県は難題も多そうですね。
今月に入っても、同県下の複数の養鶏場にて鶏インフルエンザが発生、慣れない衛生対策に苦慮するお姿が目に浮かぶ様です。
更に同県議会は、議員総数のほぼ7割が政権党たる自由民主党。議会、そして県職員とどう上手く折り合いをつけるかも大きな課題であろうと思います。
先輩知事の田中康夫さん、青島幸男さん(故人)もそうした組織への対応で随分ご苦労があったやに聞いております。ただ、そうした中でも昨年末、岐阜県にて生じた裏金疑惑などの問題を生じない様、対策をしなければならないのも事実。
東知事は就任後すぐ、裏金の可能性の有無を問題にしていらっしゃいましたが、これには岐阜の隣の当地住人の私は、やや恥かしさを感じたものでした。

中央も地方も、政治はそれなりに資金を要するものでありますが、是非ともそうした事にも明朗であって頂きたい。安倍政権も正に今、閣僚の政治資金の問題にて苦労を重ねている所ですが、こうした事からも是非学んで欲しいと言う気持ちもありますね。大きな事は申せませんが、そうした謙虚な姿勢がやがて、県政史上に残る大物を輩出する可能性だってありますから。

東知事の今後のご健闘をお祈りし、行く手を大いに注目して参りたく思います。*(日本)*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする