Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

令和でGO!その6

2019-05-14 21:29:51 | 国際・政治

作曲家 湯川れい子さんが SNSにて日本国憲法第 9条を「大切な宝」と表された事につき「アホと違うか?」の意の非難が多く寄せられている様だ。粗雑な表現さえ改めればれっきとした反対意見。それなら堂々と対峙すれば良いが、明らかに空想的とはいえ 湯川さんの人格まで貶める様な表現は如何なものか。

例えば有田芳生・立憲民主党参議みたいな自称反ヘイト活動家辺りから「ヘイト表現!」などと騒ぎ立てられ 些か面倒な事になるのがオチではないか。因みに同参議、以下の事案向けの 他からの非難メッセージを蒸し返す様な愚行に及んでいるらしい話も聞いた。

湯川発言と対局を成す様な事態が本日生じた。当該は、丸山穂高・日本維新の会衆議である。5/10~13間に行われ、参加の北方領土「ビザなし渡航」の途中 5/11土曜、国後島の施設「友好の家」にて元島民各位との会合で「戦争で島を取り戻す事に賛成?反対?」「戦争に及ばなければどう仕様もなくないか?」などの発言でトラブルになっていた様だ。因みに同衆議、この時はかなりの酒気帯び状態だったらしい。

総理官邸側からの連絡で事態を知った日本維新の会は、丸山衆議の発言を重くみて 本日の持ち回り常任役員会で 現大阪市長でもある松井一郎代表の強い意向もあって 提出の離党届を受理せず除名処分を決めた由。確かに穏やかな表現ではない。少なくとも 現行憲法下の平和志向を標榜している以上「戦争」の文言を持ち出すのは 思っていても言う事為す事ではなかったろう。特に、酒に酔った勢いだった所を 丸山衆議には厳しい反省を求めたい。

それを踏まえた上で「戦争で取り戻す」の言葉が 手段としては厳に不適切だったにせよ、元島民各位に向けた「賛否を問うただけ」だったのも事実である。これに際し「戦争の文言は拙いにつき使わず、奪回防衛実効支配にて取り戻すと表すべきだった」との指摘も聞いた。ある高名な医療関係の方のご見解だが、丸山衆議には言葉を尽くして欲しかった。又 慎重万全を期すべき事案なら、決して酒の入った状態で踏み込んではならなかったのではないか。

話を戻す。戦争で奪われた領土を、同じ手段で奪い返す事は 世界史の中でままある事だ。我国は憲法の制約で不可能だが、質問内容としては ありふれていたものだ。明らかに不当に奪われた 北方領土の事を当てはめてみて参りたい。2010=平成22年5月、露の「対独戦勝記念日」に、メドベージェフ大統領(当時)が記者会見の席上で発した「第二次大戦で片がついているのに、未だに領土返還ほ求める様な敗戦国がある。戦争で出た結果は戦争でしか変わらない」という言葉だ。

この同大統領発言、今回の丸山衆議発言を問題視する NHKや TVA、朝日新聞などの主要メディアは触れず終いだった由。例外は産経新聞ただ一社、しかも小さい記事だったとか。一方で 丸山衆議の前述発言は大問題視して取り上げる。既成メディアの姿勢は やはり偏っている様にみられても仕方がないのではないか。今後同衆議の進退問題にまで発展するのはやむを得まい。丸山衆議は SNSでは謝罪した由だが、それでは枝野立憲民主党代表の反省表明と同レベル。本気で議員職に留まるつもりなら、更に踏み込んだ謝罪と説明を要するのは言うまでもなかろう。又 次の衆院選では必ず国民の信を仰ぐべきだ。些か組織防衛の感あるとはいえ、日本維新の会が取った処置を 拙者は冷静に受け止めたく思う。

湯川さん、そして丸山衆議への非難も 結局根は同じ様な気がする所だ。反対意見は現憲法も保障の通りの自由だし、立場の異なる応酬の場面もそれはあろう。但し 対象の人格までも損ねる出方はアウトである。批判も反対も、そこの所への留意ができなければ 初めから発言しないという選択もあるはずだ。勿論これは、拙者が発言に及ぶ時の注意点でもあるのだが。今回画像は、雨の JR中央線・多治見駅を通り過ぎる 長野方面向け燃料列車の様子を。

コメント (2)
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