Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

令和でGO!その2

2019-05-04 14:33:19 | 国際・政治

今朝の事だが、米韓当局により 北鮮が複数の短距離飛翔体を発射した模様との報が出された。我国政府も 当然情報収集を行って、船舶や航空機への悪影響はない模様を把握した由。詳細は不明につき 踏み込んだ言及は控えるが、先般不調の第2回米朝首脳会談に絡み、米合衆国に向けた揺さぶりの一環ではとの見方もある様だ。

本題です。昨日は「憲法記念日」1947=昭和22年 日本国憲法の施行を記念しての祝日は、広く知られる通り。護憲、改憲の各勢力が集会を行って それぞれの主張を展開したは良いのだが、殊護憲側のそれは 近頃とみに左派勢力主導の政治集会化しつつある様だ。昨日の 首都圏にての或る集会なども、来賓の玉木国民民主党代表が冒頭挨拶で「令和最初の憲法記念日・・」と切り出した所を、直ちに一部聴衆から「令和と言うな!」「令和は要らね!」などとの罵声が複数飛んだ由だ。冒頭からこの有様、以前と比べ 護憲を標榜する連中が事実上の「言論封殺」とは一段と狭量になっているなとの印象を強く受けたものだ。

又この席、玉木同党代表の「安部政権最大の問題は何だと思うか?」という意の問いに、これも一部聴衆がすかさず「令和!」と大声で反応した由だ。更に玉木同党代表への拍手が、憲法についての安部政権批判という所では 同席の枝野立憲民主党代表や志位日共委員長と大差なかったにも関わらず 少なめだったとか。この報に接して、拙者は 護憲勢力の質も落ちたものだとつくづく思った。以前だったら、この手の勢力は 多少は思考的立場の異なる主張も呑み込んで受け入れたりした記憶があるのだが、天皇陛下代替わりの折にも 皇室・皇統そのものを否定して騒擾を起こした連中が、以前は平和を志向する勢力が主導していた護憲派の集会や会合を乗っ取っているのかも知れない。勿論 連中の背後には特定野党勢力が巧妙に控え、平和志向の護憲集会の政治集会化を企てているのだが。

対する改憲勢力側の動きも、どうも今一つ勢いに欠ける様だ。首都圏の代表的な集会でも主催者発表で 1000人レベルではちと心もとない気もする所だ。改憲志向を引き続いて堅持する 安部総理大臣の映像メッセージも寄せられたそうだが、来年度中の改憲施行は それを妨害する急先鋒の朝日新聞勢力がなくても、今や無理筋だろう。憲法改正にあたっては 衆参全国会議員 2/3以上の賛成で発議、次いで法律の規定による国民投票にて過半数の支持で施行に至るのだが それに関する国民投票法改正の議論はこれからだ。最低でも再来年、余裕をみれば向こう数年は必要だろう。

そう申しても、やはり日本国憲法は現状のままではいけないのも事実。最大与党・自由民主党は「憲法改正にあたっては、国民的な議論が不可欠であることはいうまでもない。そのためには、国会における幅広い合意形成に向けた努力を丁寧に、慎重に進めていくことが何よりも大切であり、こうした初心を忘れることなく憲法改正の議論をリードしていくことがわが党の指名だ」とする。そうである以上、改正憲法来年度中施行の目標は一旦取り下げ、とに角改憲へ向けての強い姿勢で臨む事を表明すべきだろう。「来年度中」にこだわり過ぎるのは、安部政権の功利狙いの様にも取られて拙いのも事実だろう。立憲民主党などは「安部政権が 権力行使への制約を取り払おうとしている」などと国民市民の不安を煽る様な主張の挙に出ており、そうした動きへの対抗も必要ではないか。

立憲民主、社民、日共各党の談話は護憲原理主義的な見るべき所もない内容につき、詳細は割愛だが ただ 安部政権が改憲へ向け暴走している様な言動は、曲解からの不正確なものにつき 注意を促したい所。後は割合真っ当と思われる国民民主、日本維新、希望の各党派の見解を載せておく。

国民民主党・玉木代表「まずは、憲法についての国民的な議論を行う前提として、国民投票の CM広告規制などの国民投票法の改正に取り組む。その上で 未来志向の憲法を構想する観点から、地方自治の本旨や自衛権のあり方、解散権の制約、国民の知る権利などについて議論を深める」

日本維新の会・松井代表「教育無償化、統治機構改革、憲法裁判所設置の 3項目について改正条文を提案している。議論と批判を求めたい。憲法の 立憲主義的正当性を担保する国民投票を目指す」

希望の党・松沢代表「多くの野党は、憲法審査会の開催すら拒否している。己の職責を放棄するばかりでなく、少数政党の発機会すら封殺する暴挙だ。国民一人一人に 憲法改正の必要性を粘り強く訴える」(引用ここまで)

何やら最後に取り上げた 松沢希望の党代表の見方が一番まともに見えてしまった所もあるかもだが、他の 2党も、特定野党の「改憲議論さえ認めない」不良姿勢よりは幾分マシに思えたので、取り上げた次第。さて、今回拙記事の最後に「宇宙戦艦ヤマト」や「キャプテン・ハーロック」「銀河鉄道 999」などのシリーズで知られる劇画作家・松本零士さんの憲法観をご紹介して区切りにしたい。

「戦争放棄を盛り込んだ 日本国憲法第 9条の理念は理解するが 日本にその気はなくとも(他国から)攻撃されることはあり得る。そのときに国民を守る体制がとれているだろうか。日本国憲法第 9条の是非を含め 日本人がしっかり議論していくべきだ」

松本さんのこのお言葉こそ、今を生きる我々が次代の国民市民の為に 是非とも為すべき務めだとも思うのだが。今回画像も過日ので恐縮。当地南郊 大府市内の JR東海道線を、線路や電気設備関連の検査などで巡回する在来線試験列車「ドクター東海」の様子を。どこの沿線でもそうですが、人員不足のあおりもあり、伸びる下草のせいで 近頃は撮影し難い状況になりつつあるのも事実です。

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