Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「表現の責任」→最も自覚すべきは報道メディアだ!

2020-08-22 19:41:12 | 社会・経済

流行続く 中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の感染各位や治療に当たる医療関係の方々を標的にした、ネットなどによる中小誹謗行為の横行が依然として大きな社会問題となっている様だ。確かに生活習慣上の隙や気の緩みがあったにせよ、感染者の多くは不運にして罹ってしまったのであり、過分に非難される云われはないだろう。増して、死力を尽くして命懸けで治療や感染状況の改善に当たる医師、看護師、医療技師らの各位に対するそれは猶更で、正に言語道断と言うべき行為だろう。

こうした事態に対応すべく、都道府県レベルでこうした感染症当事各位の人権を守るべく 条例などの整備が進められているのは評価したい所だ。この動きを更に進め、国レベルでの法制を設けるべきとの主張も聞こえ始め、政府と各政党も、対策検討会合ワーキング・チーム設置へ向け動き始めた様だ。以下、某ネット記事を引用して、少しみて参る事にしたい。

「新型コロナ・ウィルス感染者らへの中小誹謗 政府WT設置へ」

政府と与野党は 8/21、新型コロナ・ウィルス対策を話し合う連絡協議会を国会内で開いた。感染者に対する中傷誹謗や感染者集団(クラスター)が発生した飲食店などへの営業妨害が問題となっていることから、政府側は対策を検討するワーキング・チーム(WT)を設置し、来週にも政府の新型コロナ・ウィルス感染症対策分科会に報告する方針を示した。

感染拡大の影響で経営が悪化した医療機関に対しては、感染者を受け入れている医療機関を中心に、経営支援策を検討する考えを示した。また 大学のキャンパスに通えない新入生らが孤立しているとして、月内に実態調査を実施し対応を検討する意向も示した。小中高校が本格的に授業を再開してのに対し、多くの大学はオンラインでの遠隔授業を続けている。(引用ここまで)

感染症禍の不安な心理は、拙者にも少しは分かる。その不安をどこに持って行ったら良いかが又分からないのが、ネット中傷誹謗行為が中々に解消しない一因とは思う。しかしながら「新型ウィルスは未知のウィルス」であり、まだ研究途上で全貌が分らないのも事実。その状況下で政府も自治体も、できる範囲の事は行っているとみるのが至当だろう。感染者並びに医療関係の各位と飲食業界を こうした行為のダメージから守る取り組みは 素直に応援したい所だ。

そして、そうした行為を結果的にせよ煽る形になり下がっているのが、新聞や TV、ラジオなど既成メディアの報道姿勢だろう。メディア自体はそれなりに注意していても、結果として感染状況報道などが読者や視聴者の不安を煽る形になってしまっている所は、ゼロとは言えないのではないか。それが高じて、前述の様な悪しき中傷誹謗行為に繋がってしまっている所がないか、報道各社は自重しつつ、大胆に検証すべきと心得るがどうか。

少し前、某民放番組に出演した女子プロレス選手がこうしたトラブルに巻き込まれ 自殺に追い込まれる不幸な事案があったが、やはり背景には視聴率上げを狙った TV局の「やらせ的」演出工作があった様だ。その様な事象を真に受けて前出プロレス選手を攻撃する様な挙に出た連中も問責されるべきだが、TV局側も責任の一端は免れないだろう。時間の都合で一部しか視られなかったが、先日は某 TV番組で こうしたネット中傷誹謗への対策議論を行っていた。そこで総括されていたのが「表現の自由」と並行して心得るべき「表現の責任」という事だった。この「表現の責任」は全てのネット・ユーザーが持つべき当然の心得であり、それが徹底されれば、前出の様な不幸な事共はほぼ防げるだろう。

個人向け啓蒙もそれは必要だが、最も自覚すべきは そうしたネットを含む世論の動向をも左右する既成報道メディアだろう。見回せば、どうもそうした自覚に欠ける社局も少なくない。そうした所の発信は、受け取る我々も相応の読解力を備えて向き合うべきだろう。又 そうした心がけをしない社局は報道のブロとして失格であり、速やかにメディア界から退場させるべきだろう。今回画像は 今月上旬に当地北郊の清須市内で捉えた、稲沢市へ向かう JR東海道線下り貨物便の様子を。この便は 電気機関車の出入りができない三重・四日市市内の専用線から JR関西線を経て運転される為、ディーゼル機関車が先導しています。

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