Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

閣僚の靖国参拝→中韓への忖度は必要か?

2020-08-16 20:49:08 | 国際・政治

昨日の「終戦の日」にぶつけた意図があるかは不明だが、長崎県下の東シナ海。我国排他的経済水域 EEZ内にて正当な測量調査に当たっていた海保線に対し、大韓民国海警船より無線にて「韓国政府の事前同意が必要な 韓国海域での調査に当たる」として調査中止要求があった由。

確かな我国 EEZ内での調査活動にて、我国政府は対韓抗議をした由だが、依然として中止要求が続いている様だ。明らかに不当な出方であり、毅然とした姿勢で臨まないと、沖縄・尖閣にての中共政府の露骨な出方同様、我国側が更に愚弄される様な事態となりかねない。複数海域で大変さは分かるが、海保には引き続き緊張感を持った対応を願うと共に、万一を考え 海自との連携を今の内から想定する事を望みたいものだ。

その中韓両国が絡むもう一つの事象が、我国閣僚の靖国神社参拝を巡る動きだろう。元々我国の内政問題につき、閣僚は勿論 総理大臣も堂々と参拝をとも思うのだが、折々難癖をつけるこの両国への忖度もあってか、今夏も総理「終戦の日」参拝は見送られた。流行続く中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の感染抑制への配慮もそれは必要だろうが、来年こそは実現を願いたい所でもある。以下 某ネット記事を引用して、少しこの問題を見てみたい。

「中韓への配慮後退=小泉内閣以来の 4閣僚靖国参拝」

終戦記念日の閣僚による靖国神社参拝が 4年ぶりに復活し、安倍政権で最多の 4人が参拝した。4閣僚を数えるのは、小泉内閣の 2004=平成 16年以来だ。保守色の強い顔ぶれが昨年 9月の内閣改造で入閣したのが直接の理由だが、靖国参拝に反対する中国(大陸)や韓国への配慮が政府、与党内で薄れていることも背景にあるとみられる。

「中・韓両国から言われることではないはずだ」衛藤晟一・沖縄北方担当相は 8/15の参拝後、記者団にこう強調。高市早苗・総務相も「決して外交問題にしてはいけない。あり得ない」と両国を牽制した。

総理官邸は、閣僚の靖国参拝に「私人の行動 (菅 義偉=すが・よしひで官房長官)」として関知しない立場だ。ただ 外交的影響を配慮し、意見して例がないわけではない。日中関係が改善に向かい始めていた 2015=平成 27年には、当時も総務相だった高市氏に、日中首脳会談当日の参拝を避けるよう働きかけている。

しかし今回、官邸が動いた形跡はない。日中間では 習 近平(しー・じんぴん)中共国家主席の国賓来日が今春から延期され、中国(大陸)が香港への統制強化で国際社会の非難を浴びる中、実現は遠のいたとの見方が大勢。日韓関係も戦後最悪と言われる状況が続く。ある自民議員は「周辺国との関係が良くないことも 4閣僚の参拝を後押ししたのだろう」と分析した。

一方、安倍晋三・総理大臣は今年も参拝を見送り、玉串料の奉納にとどめた。総理は政権復帰から 1年後の 2013=平成 25年 12月に突如参拝し、当時のオバマ米政権から「失望している」と厳しい批判を受けて以降、毎年夏の終戦記念日と 春と秋の例大祭に同様の対応を続けている。

だが、安倍総理の任期は残り 1年余となり、保守派から参拝待望論が高まりつつある。総理の代理人として玉串料を納めた 高鳥修一・自民総裁特別補佐は、保守派グループ代表の立場から「総理に参拝頂きたい。例大祭もあり、引き続き参拝を求めたい」と記者団に語った。(引用ここまで)

もう保守側の多くの各位がご存知の様に「終戦の日」といえど、閣僚の靖国参拝は菅官房長官も述べられた様に 私人レベルの行動であり、それ自体は政治外交情勢とは無関係なものだ。同時に我国の内政に関する事項でもあり、中韓両国が不快感を抱くといえど、我国戦没各位への表敬は、我国の判断で進めて良い事だろう。本当は総理大臣、そして皇族方のご参拝だって叶えられるべきなのである。この事で、対中韓向けには「配慮」を超えて「忖度」の気配さえ見られる様に感じるのは拙者だけか。

報道各社の伝達のあり方も芳しくはない。一部を除く既成メディアは悉く、閣僚や国会議員の「終戦の日」前後の靖国参拝を何か後ろめたい風に取り上げては読者や視聴者に同調を迫る様なバイアスをかけ伝えている。靖国神社の表敬のあり様は、それは我国に出自を持たない戦没者の「祀り」のあり方に課題もありはするかも知れないが それはごく一部であり、それについては将来の見直しテーマとする方途もあろう。表敬のあり方は 基本は我国固有の流儀で行って差支えないものであり、閣僚や国会議員の参拝が大きく問題にされる筋合いはない、と拙者はみるものだ。今回画像も過日ので残念だが、数年前訪れた 靖国神社の歴史資料を収めた遊就館正面の様子を。

コメント (2)
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