Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

防衛予算増、茂木自民幹事長見解は理解するが

2022-04-26 22:42:08 | 国際・政治

既に日本円にして数十兆超の損害を生じている、ロシア国による対ウクライナ国侵略行為。或いは金額云々など不謹慎で、何万という人的犠牲に想いを致すべきとの批判は覚悟している。それを踏まえた上で 世界レベルの経済への悪影響を看過背えても、やはり早期の停戦を望まずにはいられないのも事実。

グテーレス・国際連合事務総長も遂に仲裁へと動き、プーチン露、ゼレンスキー宇の両大統領とも会談の運びだが、トルコ国など仲裁への協力を示す各国とも有機的に連携して 一日も早い停戦への目途をつけて頂きたいものだ。岸田政権を初め 我国各方面の対応も、決して非協力的とは思いたくない。

前述の出来事に関し 少しは良いと思う様になったのは、これまで蔑ろにされてきた感のある安全保障分野の事共に 徐々にだが国民的関心が向けられ始めたという所だろう。以前とは比較にならない程 我国を取り巻く周辺情勢が緊迫化している事を思えば、決してこの流れを後退させてはならないとも心得る者だ。その一つが 今後の防衛予算増強への動きだ。以下 今日の TBSニュース・ネット記事を引用して、みて参りたい。

「自民・茂木幹事長 来年度予算の防衛費『6兆円台半ばに』立憲批判も」

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、自民党の茂木幹事長は防衛費について「来年度予算で 6兆円台半ば補を確保する」と述べ、増額を目指すと表明しました。

自民党・茂木幹事長「来年度予算で、まず防衛費。6兆円台半ば、6兆円台半ばを確保し、5年以内に対国内総生産 GDP比、2%も念頭に、防衛力を抜本的に強化できる予算水準の達成を目指したいと思います」茂木幹事長は、東京都内で行われた自身の派閥の政治資金パーティーでこのように述べ、防衛費の増額を目指すと表明しました。

防衛費は、今年度(2022=令和 4年度) 予算では過去最大の およそ 5兆 4000億円でしたが、これを 1兆円程度上回ることになります。また 自民党内にはいわゆる「敵基地攻撃能力」や「核共有」の議論をしていると紹介したうえで、次のように語りました。

自民・茂木幹事長「立憲民主党の幹部は『ウクライナ(危機) に便乗した議論、悪ノリだ』などと言っています。耳を疑います。全く緊張感、危機感がない。このように感じられてなりません」

茂木幹事長は、野党・立憲民主党について「国民の生命や財産、国の主権を守る考えがないのか」、「日本の将来を任せるわけにはいかない」などと批判しました。(引用ここまで)

茂木自民幹事長の、防衛費関連への見方を大筋で理解する。特に野党側への批判的姿勢はほぼその通りであり、何も立憲民主党に限らず 左傾した特定野党には共通して見られる不良事象であると申し添えたい。

そうは言っても 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症への広範な対策措置を含む大いなる財政負荷もあり、防衛予算増へは まずは道筋をつける程度でも良いのではないだろうか。

決して防衛予算増に拒否反応を示し易い特定野党に与する意思ではない。来年で 1兆円超、5年以内で対 GDP比 2%超の目標を掲げるは良いが、そこはやはり 社会保障や賃上げに向けた経済対策、それに必要な公共投資とのかね合いも必要ではないか。

こう記すと「なし崩し志向ではないか」との批判も招きそうだ。それは覚悟の上だが、やはり国家予算全体のバランスを考えての防衛予算増を目指すべき。多分に安保に消極的な公明党的になってしまいそうだが、憲法改正問題と共に 拙速は良からぬ事との感もする所。まだまだ新型感染症対策も手が抜けない来年度など、1兆円割れの増額規模でも良いと思う。金額は示さずも、まずは年度毎の確実な上乗せの方が必要ではないか。

防衛予算面と共に 三自衛隊については、人事面の安定も大きな課題だろう。特に海自は 長期陸地を離れざるを得ない艦船乗務が敬遠され、長らくの人員不足が大きな悩みとも聞く。待遇、保安の両面での不安緩和と共に、例えば往年の旧海軍にあった様な 特別な地位や立場・ステータスを保障するのも一つの方法ではないかとも思う。

かねての主張だが、旧軍の文化全てが悪ではない。自衛隊各位にあっても そうした良き伝統を磨いて継承する事が、各部署の 志を抱きたくなる魅力を向上させる一助となる事に留意されるべきではないか。勿論予算には、費用対効果の思考も大切だ。既定の額も増やせる額も、国民的理解を得られる査定を厳正に行い、我国のこれからの平和と安定に資するものとなる様 心がけを願いたい。今回画像も以前ので恐縮。当地愛知と静岡の県境近く、浜名湖付近を新大阪方面へと向かう 東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の雄姿を。

 

 

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