Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日本学術会議は「独立、自律が大事」なら民営化だろう

2023-12-10 22:13:05 | 国際・政治
スポーツ分野で大注目だった、米野球大リーグで FA中だった 大谷翔平選手。
結局は同じ西海岸・ロスアンジェルス市が拠点の L・Aドジャース移籍と相成った様だ。

10年間で日本円換算 1000億超の スポーツ史上最高額の大型契約の由だが、それに見合った新チームへの大きな貢献が強く求められるのも事実。拙者、規模金額の大きさに動じる事なく ここは冷静に大谷選手の動向を、一言の祝意と共に見守ろうと思う。

本題です。前任の菅(すが)政権時、日本学術会議の一部会員任命拒否事案があったのは知られる所だろう。拒否理由が明かされなかったのが遺憾は事実も、同会議の体質や方向性にも問題があったのではないかとの疑念は 拙者だけではあるまいて。その改善の為には 会議の民営移行も視野に入れるべきとの指摘も聞かれるが。この件につき、以下 昨日の共同通信ネット記事を引用して、みて参る事に。

「組織見直しで (日本)学術会議が声明『自律性、財政支援必要』」

日本学術会議は 12/9 臨時総会を開き、国の有識者懇談会で進む 組織の在り方見直し論議に関する声明をまとめた。国が示している法人化案には懸念があるとした上で、何らかの組織変更を行うとしても「柔軟で自律的な組織運営の保証」や「国による財政支援の強化」が必要だとしている。

(この)8月に設置された有識者懇談会では、(日本)学術会議を現行の「国の特別機関」として残すか、国の組織ではない法人に移行するかを主に議論している。年内にも一定の結論をまとめる見通しだ。

声明は、(日本)学術会議が自主的な改革に取り組んでいると強調。見直し論議が 菅 義偉(すが・よしひで)前首相による会員候補の任命拒否に端を発していることを念頭に「学術会議が 役割をより発揮するためには、前提として政府との信頼関係の再構築が重要だ」と指摘した。

どのような組織形態であっても 会員や会長の選考で自律性や独立性を確保し、政府への勧告機能を損なわないようにするなど 学術会議の機能を強化する改革でなければならないとした。内閣府担当者は、法人化することで 企業などから資金を得やすくなったりするとの利点があると説明した。(引用ここまで)

「政府との信頼関係構築の為に、会員や会長の選考で 自律性や独立性を確保し、政府への勧告機能を損なわない様にするなど 学術会議の機能を強化する改革でなければならない」が日本学術会議の大義なら、やはり「国の特別機関」のまま存続では 健全性は守れないのではないか。財政面の困難が伴うかもだが、ここはやはり 民営化ともいえる法人移行を目指すのが筋ではなかろうか。

もう一つ。日本学術会議は、中国大陸の科学などの人材獲得政策「千人計画」にも事実上呼応して 複数の元会員を同国教育科学機関に参加させる事を認めてきた。この認知は必ずしも我国益に沿う事ではないだろう。この為に 我国の「門外不出」とすべき機微技術の相当部分が対中流出した疑念だってあるのだ。

「政府との信頼関係再構築が重要」と謳うなら、ここはやはり「国の特別機関」から離れての民営移行が健全な方向ではと 拙者は考える。日本学術会議には 専門職の国家公務員複数も出向して政府との調整にも当たっていると聞くが、同会議の自律性・独立性がそうも大事なら、ここは運営費用調達も含め 国から独立した立場を目指すべきだろう。一定の困難があろうとも 日本学術会議は民営移行されるべきだろう。

今回画像も振り返り恐縮。先年まで JR名古屋駅・東側桜通口の駅前ロータリー上にあった塑像の様子を。現在は 進行中のリニア中央新幹線工事の絡みもあって、撤去済。以下に 関連記事をリンク致します。「ニュースイッチ 12/2付」
コメント (2)
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