Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

こんな事では・・

2024-02-06 21:58:28 | 国際・政治
今通常国会にては、所謂政治資金パーティ関連の必要事項不記載に因む問題追及に加え、麻生自民副総裁が発出の 上川外相に向けた揶揄絡みの称賛を、立憲民主などの野党が問題視したとかで 些かの失笑を禁じ得ない次第。

上川大臣は 麻生自民副総裁の表明を「(揶揄はあっても)色んな各位のお言葉は有難く承る」の意の、誠に「人間の出来た」反応をされるも 国会にては 野党側から「何故抗議しなかった?」などとあらぬ追及に晒され、その挙句議事が一時紛糾したというではないか。

上川大臣の答弁に 些かの表現不足があったかもにしても、些末な事を大事に言い立てる立憲民主(以下「立民」と略記の場合有)らの側に 国会審議に不利益な短慮があったのは明らかであり、最早反省を促す以前に こん政治勢力を決して支持してはならない想いを新たにした次第。その裏付けとして、同党の支持率は勿論低迷したままだが。

その立憲民主党、あろう事か 実現の見込みなき政権交代構想を又もぶち上げている様だ。拙者などはそんな事を全く期待しない者だが、こういう想いは多く共有される事と思う。以下 一昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「立民・泉 健太代表が『基本政策一致」不要論 維新(日本維新の会)や国民民主との内閣構想」

立憲民主党の 泉 健太代表は 2/4の党大会で、複数の野党による「ミッション(使命)型内閣」構想実現への意欲を重ねて示した。

野党第一党の党首が 連立政権を前提に衆院選の戦略を描く現状は、二大政党制を念頭に 与野党が攻防を繰り広げた時代の終焉(しゅうえん)を印象づける。「自民党に対抗できる『大きな固まり』を」ー。多くの野党首脳が異口同音(いくどうおん)に唱えてきた掛け声は、にわかに過去のものになりつつある。

「過半数の候補者を擁立していない状況で 衆院解散・総選挙はあるかもしれない。しかし、そのときにも政権交代は可能だ。わが党が自民を上回る第一党になり、新しい政権の主軸となる」党大会で 泉氏はこう訴え、ミッション型内閣構想の意義を強調した。

自民の派閥パーティー収入不記載事件の拡大で 野党結集の機運が高まったと読み、泉氏は昨年末からこの構想を提唱している。連携の相手として想定しているのは 日本維新の会や国民民主党だ。泉氏は党大会で、新政権の「ミッション」となりうる課題として教育無償化、ガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」凍結解除などに言及し、これらの政策を掲げる両党に秋波を送った。

そもそも立民は 非自民勢力の「大きな固まり」を目指し、旧立憲民主、旧国民民主両党の合流新党として 2020=令和 2年 9月に発足した。連立政権志向へのシフトの背景には「大きな固まり」に背を向ける動きが主要野党の潮流になってきたという状況がある。

維新は、旧日本維新の会として国政進出した直後の 2013=平成 25年ごろは 当時の民主党の一部、みんなの党などとの 100人規模の新党結成を目指していた。しかし 路線対立に伴う党分裂を経験した末、2015=同 27年 11月に少数の新党として再出発し、以降 他党との合流には慎重な立場を示している。

国民民主の 玉木雄一郎代表も、数合わせに走って失敗した 2017=同 29年の 希望の党結成などの反省を踏まえ「多党制による政権交代」を標榜(ひょうぼう)する。

2012=平成 24年の民主下野後も「大きな固まり」を目指す動きは絶えなかった。だが「失われた 11年」を経て、野党は二大政党制とは異なる枠組みの模索に踏み出しつつある。

とはいえ、泉氏の構想に対し 維新や国民民主は憲法や安全保障を巡る不一致を理由に距離を置いており、実現の機運は乏しい。玉木氏は 2/1、「国家の基本となる政策について まとまっていないと政権は崩壊する」と記者団に指摘した。

泉氏は 2/4の党大会後の記者会見で「基本政策をなぜ一致させなければいけないのか。政権を作る上での必須条件なのか」と反論した。しかし 国家運営の根幹で齟齬(そご)が生じた場合、それは「いつか来た道」になる。(引用ここまで)

正直な所、今の立憲民主党の政権担当力は 与党時の旧民主党を下回ると拙者などはみる。そも 基本政策の一致なくして各党間の健全な連立や連携などどだい無理だろう。泉代表には、そこの所を踏み込んで理解する意思がない様に見受けられる。

これでは政権交代どころか、その前提となる「大きな固まり」の形成さえ叶うまいて。日本維新の会や国民民主の各党派とは、引用記事にもある様に 憲法改正や外交安保の各分野で溝があり過ぎる。

下手をすれば 旧民主より「寄せ集め」的な立憲民主内には、ゴリゴリの護憲勢力も存在する。特に参院憲法審は そういう連中が要職を占め、健全な憲法改正に向けての議論すら妨げんとする有様だ。外交安保の面にしてもしかり。こんな事では、泉執行部の理想とやらの 日本維新や国民民主との連立連携など、現実性はゼロに近かろう。

可能性としては、まだ所謂市民連合の仲介とされる 日共や社民、れいわ新撰組辺りの左派野党との連立連携の方がありそうだが、これでは「大きな固まり」とはなり得ない。初の女性党首実現といえど 依然独裁色の拭えない日共に対する国民的忌避感が大きくあるからだ。

という事で、今春の補選を含めた国政選挙にては 与党自民は相当に苦戦しようが、対する立憲民主以下の野党勢力も 政権交代の器ではないという事だ。

もしもよく云われる衆院解散総選挙が近ければ、我々有権者はそこの所に留意の上 選挙権行使の必要があるのだろう。今回画像も振り返り恐縮。過日捕捉の 当地南郊・笠寺付近を大阪方面へと下る JR東海道本線貨物便の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」
コメント (2)
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