今年 2024=令和 6年も、後僅かとなってきた。日本航空 JALを標的にしたと思われる 悪質サイバー攻撃容疑や、沿線火災による山陽新幹線の一時運転抑止など 今回帰省には大きな支障が伴った様だが、お帰りの各位の無事を祈念したい。
勿論 郷里への帰着後も油断なるまいて。忘れもしない 今元日の北陸能登震災は、同日午後 祝い酒も回った最も油断の多いタイミングで襲ってきた。深甚なダメージは繰り返しを要さないだろうが「こんな時も、こんなタイミングもある」という事を、改めて学んだ気がする次第。今秋の水害と共に、改めて 犠牲被害の各位に対する弔意とお見舞いの意を新たにしたい。
時の我国政権は 岸田内閣➡石破内閣へと移り変わった訳だが、前述震災復興の不足もさる事ながら、対中外交の弱腰姿勢が次第に明らかになってきたとされる。或いは岩屋外相訪中も、必ずしも我国益に沿ったものではなかったのか。それを適切に監修すべき 石破総理の姿勢も問われる。
報道によると 総理は今日から事実上の冬季休暇とかだが、果たして休んでいられるのか。中国人渡日についての入国ビザ発給緩和にしても、問題の多さが指摘される様だ。この辺りにつき、以下 先日の夕刊フジ・ネット記事を引用して、みて参る事に。
「『外交戦略なし』『あり得ない』松原 仁 氏が”対中 10年ビザ” に怒り爆発!中国、トランプ政権誕生に向け ”工作” 拍車」
石破 茂政権が打ち出した 中国人向けビザの発給要件大幅緩和に、中国(大陸)への毅然(きぜん) 対応を求めてきた 松原 仁(まつばら・じん)元国家公安委員長(衆議)が 12/27、夕刊フジの取材に対し、怒りを爆発させた。
同国で日本人が相次いで拘束されるなど問題が頻発するなか、松原氏は今回の決断を「あり得ない」と指弾する。来月の ドナルド・トランプ次期米政権発足を見据え、中国が日本への接近を強める可能性があるとして警戒を呼び掛ける。
「日本人を 正当な理由もなく、多数拘束している中国に対して、わざわざビザを緩和する決断は、まったく理解できない。国家としての外交戦略が微塵(みじん)も感じられず、あり得ない判断だ」松原氏は、石破政権による中国人向けビザの発給要件緩和をこう切り捨てた。
習 近平(しー・じんぴん)国家主席率いる中国は、沖縄県・尖閣諸島周辺でのたび重なる領海侵入をはじめ、日本に対する主権侵害を繰り返している。中国(大陸)本土では 2014=平成 26年以降、17人の邦人が 具体的な容疑事実も明らかにされないまま拘束され、今年 9月には 広東省深圳(しぇんちぇん)の日本人学校に通う男子(生徒)が刺殺されるという痛ましい事件が起きた。
松原氏は「深刻な事件が発生してなお、政府が発信する中国の渡航・滞在の『危険情報』は、最低の『ゼロレベル』だった。リスクへの極めて甘い認識が象徴されている」と、日本政府の対中警戒度の低さを懸念する。トランプ次期米政権の誕生に向け、さらなる ”工作” が懸念されるという。
松原氏は「トランプ氏は 中国に厳しい姿勢で臨むことが予想されている。トランプ政権が発足する前に 中国は可能な限り日本を懐柔(かいじゅう)し、外交的距離を近づけようとするはずだ。中国の『甘言』には十分、注意しなければならない」と語った。(引用ここまで)
拙一番の憤りは、特に今年 中国大陸内主要都市で複数が犠牲の殺傷事件が多発しているにも関わらず、危険情報が平時のままである事だ。前任の岸田政権からの続きかもだが、石破総理に見直しを促す危機感があったかどうか?甚だ疑問だ。
次に拘束続く 十数人にも及ぶ邦人解放に向けた問題。訪中の岩屋外相も解放要求の表明位はあった模様だが、それだけに留まる様なら情ない。確実に解放を実行させる言質を取った上で 解放への動向を継続して掴み、邦人帰国を確と見届ける位の周到な出方をすべき。そこまで実行しなければ、到底信頼回復など無理だろう。これらは 石破総理が外務省に対し、全く睨みが利いていない証左だと思うがどうか。
これは末尾の関連記事に譲る所もあるが、沖縄・尖閣海域を初め 我国EEZ内の不当な浮標設置など海洋安保の問題も大きかろう。前述海域に侵入の 中国海警船艇の重武装化も進んでいるとされる。現状以上の海上保安庁と海上自衛隊の連携強化が求められるが、石破政権でできるのか?これにも疑問符がつきそうだ。
岩屋外相の訪中行動や それを見守った石破総理の動向からしても、現政権の姿勢は「全く媚中」。そうでなくば「傾中」だろう。こんな風では、多少の改善気配とはいえ 日中間の諸問題一定改善さえ覚束ないのではないか。些か暗めの文面になってしまったは分るが、これらに留意し 続く 2025=令和 7年も石破政権の動向を注視しなければとも思う所。
今回画像も振り返り恐縮。今初秋、新潟・福島両県境近くで目撃の 会津方面へと東上の JR磐越西線・蒸機列車の様子をもう一度。私事にて恐縮。拙者、今春 父逝去の為、年賀等はご遠慮の次第。各位、今年もお世話様でした。どうか良いお年を。以下に 関連記事をリンク致します。「櫻井よしこさん HP,12/26付」