Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自滅自死した「船場吉兆」

2008-05-31 00:19:11 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!2008=平成20年5月も後1日となった。九州沖縄の気候は既に梅雨モード。当地愛知も来月早々には入梅の気配で、今後約1か月は雨がちの天候が続く次第。こうなると、毎年この時期に載せている拙欄の面白記事をどうするか、ちと思案を要する所・・・かな。笑

さて初夏と言えば、そろそろ食中毒にも注意を要する時期。そんな時よりによって、大阪の和食の名店が又も大問題を生じたのは多くの方がご存じだろう。昨秋も製品偽装問題のあった名門吉兆の一族「船場吉兆」が今度はあろう事か、一度お客に提供した食材を2度、3度と使い回しをしていた由。この所業にはさすがの俺も、最早言葉もなかった。

使い回された食材の中には刺身など劣化の早いものも含まれ、幹部関係者の指示により営業停止する昨秋まで長期に亘って続けられていた模様。夏場などは中毒事故が懸念されるレベルではなかっただろうか。何よりも、伝統と格式が身の上の高級料理店にてこの様な所業が許されるとは常識外の極みであろう。加えて幹部関係者は捜査当局の追及を受けると、偽装や使い回しは非正規係員が独断で行ったなどと自己弁護をする始末。これは前回取り上げた東京秋葉原中心街にての、準公然猥褻嫌疑の女性が小児に見える悪質さ、低劣さである。

この不祥事により各地に展開していた船場吉兆各店は契約解除が続出、吉兆本体の顧客離れをも引き起こし、コスト意識の錯誤が引き起こしたこの事件の傷跡は極めて深いと言うべきであろう。船場吉兆は今年初の民事再生法適用申請に続き、先日には遂に廃業を宣言、和食の雄、吉兆グループ一角の崩壊へと繋がった次第。

一度失われた信頼は、容易な事では復旧しない。我国文化を担い手としての誇りの一方で、強引な展開運営も囁かれた同グループの前途は険しいものがあるだろう。何よりも俺の憧れでもある食の街、大阪が事件の舞台となってしまった事が本当に遺憾である。今月の拙者ブログはここまで。ラタ、マイ月。

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