Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

会談~ありふれている内に その5

2012-08-19 12:23:38 | 日記・エッセイ・コラム

盆の期間も終わり、今夏の猛暑も、どうやら峠を越えた様だ。当地愛知にては、名古屋市街にても「秋の顔」とも言える、赤とんぼこと「アキアカネ」の姿もボツボツと見かける様になった。又、一昨日辺りより、秋の虫の代表「エンマコオロギ」の美声も聞こえて来る様になった。秋に限っては、最もありふれた虫の声が最も美しく、結構な事ではある。ストレスや不愉快な事共で、どんなに気が荒んでいても、エンマコオロギの声を聴けば、少しは良からぬ所を吹き飛ばせると言う事だ。同様に、音楽を初めとする芸術の時季にも入る訳だが、この虫の美声の様に、芸術の世界にても、少しでも良質な事共に接する事ができればとも思う次第。

さてさて、ありふれた虫の声も芸術も、祖国の安全と安定なくしては、オチオチと見聞きできないのはご存知の事だろうが、どうも我国周辺の複数の離島にては、大韓民国や中華人民共和国などと、領有を巡ってもめている様だ。日本海・竹島は、先の大戦後、大韓民国が一方的に領有を宣言した後、近年は実効支配を確立すべく、同国軍や警察関係者が詰め始めている様だし、沖縄、尖閣諸島についても、中国大陸による監視強化と、先日などは同国や香港の民間グループが上陸を試みている。本日は、国会議員を含む我国の戦没慰霊団中、複数の人物が魚釣島に上陸した模様。事前の上陸申請に対し、対中関係の悪化を恐れる我国政府は、許可しなかった由だが、この様な事態は事前に十分予知できた事。それならば、これも事前に分っていた慰霊団に、なぜ上陸可能な政府関係者が帯同しなかったのか、政府の対応は粗雑と言わざるを得ない。政権党内でも、左右両派で見解の相違がある事が想像され、真に我国の安全を図る気があるなら、今回の慰霊団に対し、もっと真摯に誠意ある対応をすべきではなかったのか。

この事共につき、物語中の武者ら3人、盆明け営業を再開した馴染み処にあっても、やはり気にかかっている様である。初めは、復活気味の大型公共事業への疑問の話をしたかった様だが・・・。

偽!大黒「又また周辺国との領土絡みの諍いが再燃しているな。これは、我国の政権が脆弱であるせいもあると想うが、ボツボツでええから、そなた達の見解も聞きたいものやな。」

偽!義経「かしこまってござります。中・韓両国共、我国の、先の大戦の終戦月に動きをしかけて来たってのに特徴がある思うんです。特に、中国大陸は、選りも選ったり終戦記念日に活動家達の魚釣島上陸を強行した。香港が拠点のグループの由ですが、同じ『大陸』の所業に変わりはないでしょう。弁慶の見方はどうかな?」

偽!弁慶「はい陛下、殿。拙者は、日本海・竹島の問題から見てみたいんです。北方領土の国後、択捉両島もそうですが、ここでのロシア共和国同様、大韓民国は竹島への事実上実効支配を加速させようとしている。つまり、実効支配の既成事実を固めれば、国際社会は自国領土として認めるやろうとの、露骨な意図を感じずには居られませんな。それともう一つは、教育の問題。周辺国は、北方、竹島、尖閣の場所に関係なく、自国領土たる主張を、強く明確に子弟達に教えている様ですぞ。領土領海とかの問題につき、教育面の立場=スタンスの曖昧な我国とは、それこそ天地程の差がある様に見受けられますな。」

偽!大黒「弁慶、褒めて遣わす!そなた、良い所を突いた。本当に、教育の問題は大事やで。本当は、領土の問題は、歴史の問題とセットにして教導するべきものやが、我国の文部、文科の両省共その努力を怠った。日教組などの妨害があったのも事実やが。又、領土問題の先頭に立つべき歴代の政権党と外務省も、解決への強い姿勢から逃げ続けた。ロ・韓両国の不法占拠地への実効支配への動きと、中国大陸、そして台湾の尖閣への不穏な動向は、それらの不良姿勢が招いたツケやろう。その不良の続きが、我国政府の、日本人対尖閣上陸認可をさえ渋る、煮え切らぬ対応になって現れているのやろう。こんな事を続けていては、それこそ当事国以外のアジア圏諸国よりも、低く見られる事となりかねんやろうな。」

偽!義経「前回、我国内には、内外の問題への危機感が希薄やと指摘申しましたが、離島領土の問題でも同様ですな。初めに、祖国日本は海洋国との自覚が欠けている様に思います。弁慶も指摘した、教育の問題は重大やし、根も深いと思いますね。冷戦の頃は、周辺が共産圏が主だった事もあり、そちら寄りの日教組や自称進歩的勢力よりの妨害もあって、停滞していたかもですが、いつまでもそんな事を引きずっていてはなりませぬ。子弟など、次の世代の不幸を招きかねませんからな。」

偽!弁慶「拙者も、殿に同感です。確かに我国は、例えば先の大戦の戦後処理などを明確に行わなかった所はあるかもですが、それらの処理と並行して、固有領土の問題は、歴史的根拠などをきちんと挙げて、周辺国に強く主張し続けるべき。そして国民市民もその事を理解して、必要な支援などをすべきでしょう。今取り沙汰されている増税の問題も、領土保全にも一定の出費を要す事を誠実に説明すれば、少しは理解が得られると言うものでしょう。何よりも、国民生活に不可欠なエネルギー資源の問題も絡んでいますからな。」

偽!義経「弁慶、はっきり言うが、お主の全うな主張を健全に叶えて行くとなると、やっぱり今の民主党政権では役不足の様な気がするな。本来は、我国の固有領のはずの尖閣諸島の日本人上陸を認めない政府の現状は、やはり弱腰の印象を拭えんな。特に、鳩山政権のお粗末さは誠に酷かった。中国大陸ともめるのが、一々不安なんじゃないか。自信のない証拠やよ。竹島に至っては、韓国の国民市民より『日本より竹島へ行くには、旅券が要るそうじゃないか』と半ばバカにされた様に揶揄されているらしいな。」

偽!弁慶「やはり、殿もそうお思いでしたか。拙者も正にそう言う思いでござりまする。先日の、尖閣入りした香港のグループを公務執行妨害容疑などの罪責を問わず、ただ前例に倣って強制送環するなど生ぬるい印象であります。最前線の、海上保安庁の権限強化は当然の事、警察本体と自衛隊も、必要なら同庁をいつでも機動的に支援できる様、法整備を進める由ですが、くれぐれも後退なき様毅然とした対応を願いたいものでありまするな。『平和裏に』も勿論大事ではありますが。」

偽!大黒「よしっ!そなたらの話は分った。ひとまず総括としよう。先日来の領土問題の動きは、まず我国の教育の不良からやった。その為に、既に実効支配へ向け、相手国の動いている北方や竹島などの領有権主張は難しいし、一筋縄では行かぬやろうが、継続して取り組まなあかん。それに尖閣、先日の相手国民間人上陸への対応、本日の日本人上陸への対応、我国政府はどちらも不良や。こんなレベルでしかあり得へんのなら、速やかにこの権力の信を国民市民に問うべきや。その国民市民の意識も、真の国益を守る観点よりは糾されるべきやろう。『誰かがやるやろう』みたいな他力本願ではいかぬ。民主制とは、あくまで国民市民の自己責任なのやからな。その事を念頭に置き、全ての日本人、そして日本国籍の人々が、己の問題として理解把握する事が、今、厳しく求められとると言う事や。さあ、一区切りして、少しは旨い酒を飲むとするか。」

偽!義経+偽!弁慶「有り難き事と心得ます。我々もお言葉に甘え、頂戴致します!」 (以下次号)

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