Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

あきらめない強さ、大切さ

2010-10-14 00:11:24 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!OCN Cafe日記より読み進まれた各位は、改めまして。

①昨日の、チリ国銅山落盤事故により地下深くに閉じ込められていた鉱山会社員各位の救出は、本当に喜ばしい報であろう。昨日までの時点で、閉じ込められた33名中13名が無事生還、後20名も、作業が順調なら本日中には地上へと戻れる事だろう。照明や換気もなく、恐慌状態に陥り易く健康被害も出易い地下深くにて、現場監督の叡知の統率もあって、混乱なく事故当初の十数日間を乗り越え、限られた食糧を公平に配分して救助の日まで漕ぎつけた執念には正に脱帽!心より「良くやったな、皆本当に頑張った!」と称えたい想いに駆られている所である。

事故のあった銅山は、以前より安全管理が不十分であったとされ、勿論今回の救出劇とは別に、鉱山会社の管理責任が厳しく問われるべき。閉じ込められた社員各位は、皆それぞれに大切な家族を擁し、命を賭して生活を守って来た大黒柱なのだ。全員生還の感動劇となるにしても、その陰で安全管理が疎かにされては、問題のすり替えになってしまう。そんな事があってはならないのは当然であろう。

その事を念頭に置きつつも、素晴らしいのは、助かる方、助ける方のいずれにも「必ず生きて戻る」「必ず生きて帰す」との、不運の前にも決してあきらめない、生への強い姿勢と執念が感じられた事。

事故に遭い、閉じ込められた社員の家族の方々の多くも「父の、夫の強運を信じる」との強い信念をお持ちだった様で、社員ご自身の強い姿勢と共に、今回の救出劇を支える強い精神的支柱となった事だろう。「どんな事があっても、それが自らの命に関わる事」でも、自らと家族親族、それに仕事仲間達を信じ、最後まで希望を持ち続ける姿勢の大切さを学んだ様な気がしている所である。

事故のあった銅山が、今後も操業されるかどうかは不明だが、願わくば今回事故に遭った社員の方々が、これからも仕事と安全の両面で恵まれ、大切なご家族と大過なくお暮らしになれれば、とも思う次第。

②分野は違うが、先週末当地の三重鈴鹿にて開催された自動車レース、F-1世界選手権日本GPにも少し触れておきたい。昨年までに我国メーカーが全て撤退し、タイヤ供給を担うブリヂストンも今季までと、余り芳しい話題に恵まれない中、兵庫県出身の小林可夢偉(こばやし・かむい)、当地の精鋭 山本左近の両日本人ドライバーは健闘した。特に小林、表彰台こそ逸したものの、予選後方より、難しいヘアピン・カーヴにての追い越しを再三に亘り試み成功、決勝7位に食い込んだ。性能面で劣勢なレース・カーの不足を技で補い、完走さえ逃した序盤より、遂にここまで上がって来た。追い越し時の接触事故など、克服を要する課題が少なくないのも事実だが、ここまで「悪条件でもあきらめない」ドライバーは、恐らく日本人では初めてだろう。今季のこれから、そして来季が楽しみな若手である。

生をあきらめなかったチリ銅鉱山会社員の方々、そして夢をあきらめない小林、山本の両選手に、改めて心より一礼である。

A516

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