Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

航空自衛力雑感

2007-07-28 08:32:00 | インポート
各位お早うございます。昨日、当地東海地方は梅雨明けした模様との報告が名古屋地方気象台より発せられました。雨がちの天候が鬱陶しいのは事実ですが夜間は比較的快適で、空調の必要がないのが救いだっただけに、これからの猛暑は夜を含め、ちと辛いものがありますね。苦笑
因みに今朝も早くから、蝉の大合唱が始まっています。この公演は夜に入っても続き、しばしば睡眠障害の一因ともなるのは少々遺憾であります。又苦笑

さて、夏の青空が拝めるのは有難い事ですが、この我国の空の平和に寄与しているのが、航空自衛隊を中心とする空の安全保障体制でしょう。一昨日だったと思いますが、その航空自衛隊の構想する次期主力戦闘機の導入につき、開発国たる米合衆国より、対日輸出を見合わせる旨の通告があった由。時期尚早が主な理由の様ですが、他にも原因がありそうです。

今春、空の分野ではないものの、海上自衛隊にて広域防空能力を有する艦艇、所謂イージス艦に関わる機密情報の漏洩事件があったのはご存知だと思います。大変遺憾な事態であり、今回の導入話の座礁は、この問題が影を落としている事は想像に難くないと思います。
ご存知の様に日米両国は、戦後60余年一貫して安全保障の分野にて同盟関係を築いて参りました。殊左派勢力よりは大きな異論が発せられているのは承知の上ですが、この同盟関係は永らく我国の平和憲法を背後より支え、その精神の具体化に多大な貢献をし続けて来た功労を忘れてはならないと思います。今春の事態は、その信頼関係に風穴を開け、合衆国の対日不信増大させるばかりでなく、ひいては我国の安全にとり、大きな危機を招く可能性だってあるのです。

恐れながら申せば、この不祥事に関わった自衛隊の各位は先日の新潟中越沖地震における柏崎刈羽原子力発電所の事故にての関係者同様、重大事態と向き合う危機感が不足していると強く思います。思えば機密情報の漏洩にしても、自衛官個人のPCに取り込まれた、利便性優先のファイル交換ソフトを通じての事だった由。こうした事態に陥らない為に、初めから重要情報の扱いには個人のPCを利用してはならない旨通達を徹底した上で、自衛官各位がその事を確実に実行しておれば防げた事態ではないでしょうか。
今からでも遅くはない。前述の対策を確実に実行して日米の信頼関係の修復に死力を尽くすべきでしょう。何事もそうですが、1度損なわれた信頼は容易には回復できない事は、大人なら経験的に分っているはずでありましょう。

もう1つは所謂ミサイル防衛構想について。
安倍政権はこの方も秘密裏に研究していた事が先日、報道によって明らかにされています。
確かに何でもかんでも秘密主義は、国民生活を損ねる事もあり遺憾でもある反面、他国よりの脅威に備える為には一定の機密を設ける事は止むを得ない場合もある事を、我々は是非理解したいもの。
このミサイル防衛構想は平たく申せば、明らかに我国にとって脅威である他国より、我国へ向けて弾道ミサイルが発せられた場合、同じく弾道式の迎撃ミサイルによって撃墜、我国の制空権を守る為のもので、現実に朝鮮民主主義人民共和国の無謀極まる発射実験によって、その脅威は実証済みであります。その研究は非公開のものを含め、我国の現在、そして将来の安全の為に不可欠のものと言えましょう。又この事自体は我国の専守防衛活動であり、日本国憲法第9条の所謂「平和条項」にも抵触しないものと信じます。

防衛予算は確かに莫大であり、多くの血税を要するのは事実ですが、どうしても必要な最低限の活動や装備、そして技術研究はやむを得ないものがあり、我々は常に一定の理解を続ける必要があると思います。良く指摘される「税金の無駄遣い」の点については、全国にて永らく繰り広げられた必ずしも有益ではない所謂「ハコ物公共事業」のマイナス面の方が、遥かに多大であると強く思いますね。*(日本)*

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