コナサン、ミンバンワ!ブログ写真集投稿のあおりにて1回休みとなってしまったが、今夜は又面白読物の続きを記させて頂く。それでは一旦中断していた贋者同士、大国主命(以下偽!大黒と記す)と桃太郎(以下偽!桃と記す)に場面を返す事としよう。
偽!大黒「勿体ぶるなや桃太郎!誰が来るか早う言わんかいな!?」
偽!桃「はいはい。それはね、ワン公ですよ。」
偽!大黒「やれやれ、大山鳴動して犬1匹かよ。随分とセコい事で・・・苦笑」
偽!桃「そう言う仰り方はないでしょう。0と1では天と地程違うんじゃないですか?」
偽!大黒「ああ、分った分った。お前の言葉通りやろう。所でもうそっちは発ったのか?」
偽!桃「一昨日とっくに出てますよ。事後報告は些か相済みませなんだが、もうそろそろ着くのでは?所でそちらの準備はどこまで行ってるんですか?」
偽!大黒「ああ、こちらはね。エテ公のアジトの下見も終わって、大体の作戦を組み立てた所だ。煙と臭気の弾薬を使って、奴を海岸へ追い出す事も決まったし。」
偽!桃「その弾薬の名称の事で、エラくもめてるそうじゃないですか。」
偽!大黒「ああ、まあな。鮫の言い出した『屁糞弾』と俺の手下の発案『糞粕弾』の2つ出ているな。」
偽!桃「良くまあそんな暇がありますね。そんな事よりもっと臨戦モードの事でもお考えになっては如何ですか?ワン公が着き次第どう使い、どう戦列に入れるか、とかですね。」と自分の事は棚に上げて偽!大黒を糾す。苦笑
偽!大黒「ああ、悪いなあ。皆出来が良くないもので・・・苦笑。だが、そろそろそちらへ踏み込むつもりやったんや。」
同じ頃、犬は2日がかりの行程の終盤に差し掛かり、境港まで後一歩の所であった。
「何や俺だけ左遷されて来とる様な気もするな。何しろ桃太郎軍旗揚げの時、吉備団子やなしに、ゴキ団子(ゴキブリホウ酸団子の事!)を見舞ったお舘や。前科者も良い所やし。」
やがて犬の行く手に海が開け、港の灯が見えて来た。更に近づくと携帯電話の話し声が手に取る様に聞こえて来た。「あ、大黒様とお舘や。」
偽!桃「とに角、弾薬の名称なんか『糞玉』だって良いじゃないですか。この辺でオチにして実戦対策に入って下さいよ。見ているこっちの方が心配だ。」
偽!大黒「ご心配有難うよ。さてと、今来客があったそうな。多分ワン公の到着やろ。一旦通信終わりって事で・・。」
偽!桃「心得ました。しっかり願いますよ・・・心配」 程なく、犬到着。
犬「大黒様、桃が島軍の犬め、只今参上仕りました。」
偽!大黒「おお、遠路ご苦労や!これからの作戦、宜しくな。さて、桃太郎に報告するか。」携帯にて「俺だ。今、ワン公無事到着。何か言う事は?」
偽!桃「心得ました。感謝ですがワン公とは又後刻、話させて下さい。」
他の全員「ワン殿、此度はご苦労様です。どうか宜しく願います。」
犬「いいえ、こちらこそ。エテ公の跳梁で、皆様も誠ご苦労様ですな。」
偽!大黒「それじゃ、戦士全員揃った所で作戦会議行くぞ!」
以下次回。本稿はフィクションです。