Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

展望~酔いどれ電停

2006-08-26 17:02:00 | インポート
すうじさん今晩は。今、確か遅めの夏休み中だったと思います。本日の記事は又、お帰りになった折にでもご一読下されば幸いです。
当臨時電車はJR豊橋駅を発って東の終点、赤岩口に達した後、再び西へ向かって折り返している途中です。もうすぐ夕刻。酒気が恋しくなる時間帯です。

昨日の地元紙、C新聞の社説に、これからの路面電車に向けた応援メッセージが載っていましたので一読しました。
それによると、今年初、営業を止めた富山市内のJR線、富山港線の第三セクターによる運行引継ぎに当り、地域住民や専門家の意向を大きく反映させた、所謂LRTと呼ばれる次世代路面電車の交通システムを導入してJR時代の3倍を超える増便と、数ヶ所の電停増設、完全低床車輌の全面的導入による高齢者及び身障者の利用対応を徹底して行い、併せて電子カードによる定期券設定などにより運賃の上昇の抑制も図って、今春の運行再開よりは、JR時代の2倍近い乗客を獲得して熱い支持を得ている様です。

富山の市街地はJR北陸線が地平を走っている為、線路の南北に分断される状態が長く続いて来た由。それも7年後と言われる北陸新幹線の富山到達により、富山駅を中心とする駅施設等の高架化に伴って解消へと向かう見込みです。
今回開業した富山LRTはこうした動向も視野に入れ、利便性と環境整合性を高いレベルにて両立させながら、利用者たる沿線住民の要望の多くに応えているものと思われます。将来は市街地南側の富山地方鉄道線との接続なども想定されている由で、ともすれば沈滞しがちな地方都市にあって、町興しのきっかけとなる可能性を大きく秘めていると思います。

振り返って我が地元に目を向けますと、昨春運行を取りやめた旧名古屋鉄道の岐阜路線の今後の方向は宙に浮いたまま。
進まない議論の様子を見た同鉄道と岐阜県は、近く保留されていた線路の撤去へと動く模様。結局は地域住民の多くが無関心の為に、一部の方々が尽力しても何の進展も見られないのが現状です。

豊橋に於いてはまだ、岐阜よりはましな状況の様ですが、富山の様に「自らの公共の足は自らで守る」との高い住民意識はまだ十分には育っていない様です。
再来年よりは豊橋市内線にも完全低床の新車が現れる様ですが、より地域に密着したLRT的な発想にて、公共交通機関としての地位を高めてもらいたい所です。
状況によっては貴方の県都広島の電車でも実施されている様に、市内線以外の路線との接続や乗り入れが、もっと真剣に考えられても良いと思いますね。
今後の動向を注意して、見守って参ろうと思います。*(コメント)*

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