コナサン、ミンバンワ!2009=平成21年11月も、残り後僅かとなりました。
来月は師走の12月。何かと慌ただしく、又事件事故にも要注意の年の瀬となりますね。
言い訳になってしまうかもですが、今月は拙本業が忙しく、又一昨日より本日まで愚かにも遠出を強行、拙日記も中々更新ができませんでした。来月も各種忘年会などの予定があり、ままならない所ですが、何とか少しでも書いて参りたく思いますので、よろしければご笑読を。
所で先日、民主連立新政権主導の行政刷新会議による無駄排除へ向けた「事業仕分け」が一応の完了を見た様ですね。勿論これで全て終わりと言う訳ではなく、野党となった自由民主党や公明党、日本共産党などを交え必要な議論は尽くされるべきだし、無駄の代名詞たる公共事業にしても、どうしても必要な分野は遅滞なく執行されるべきでしょう。
この事に関し、昨日付にて拙知友の方が、この問題に触れていらっしゃり、私も今日、この記事を拝読して参りました。
確かに、短時間にて各界の有識者等よりなる仕分け人各位が各事業の重要度を決定して行った過程には無理があるかも知れない。それは拙印象を交えれば、丁度数年前、当時の内閣総理大臣 小泉純一郎さんとこれも経済財政担当大臣 竹中平蔵さんが強力に推進した構造改革の軌跡と似ていなくもないと思います。
両大臣の、余りにもアメリカニズムをなぞった様な好感の抱けない方向性には、私も大きな疑問符をつけた。中でも、当時の欧米の方針に追随しただけだった資産の時価会計主義は、あらゆる企業に重い負担を迫り、この為に経営破綻に追い込まれた会社も少なくないと聞きます。
それが去年、合衆国が時価会計をやめた途端に我国もそれに倣ってやめてしまった。一体、何の為の取り決めだったのかとその神経を疑いたくなる様な不良姿勢ではありました。
ただ、官僚の天下り体質を厳しく糾す姿勢だけは一応評価できるものがありました。
知友の方の記事も、その辺りに触れていらし、「仕分け人に対し的確な説明のできない官僚の姿勢こそが問題。無理はあろうが、天下りを許す不良な現状を、国民の前に明らかにしただけでも有意義ではないか」と主張なさっていました。それは一面で間違いない所でしょう。
密室内で、今までは見通せなかった官僚利権のあり様がようやく少しずつ明らかになった。それはこの作業の有意義な一面だと私も思います。
それを踏まえた上で、敢えて問題点に少し触れておきたい気持ちも一方にはありますね。
まず政権公約マニュフェストの「こども手当」。これは公約通りの実施を再考し、連立を組む社会民主党の意向を容れて、待機児童の問題が顕在化している保育施設の拡充などに充てるべき。少子化の問題は、担当大臣であり、かつ人の妻であり母でもある同党の福島瑞穂さんなら分らないはずはないと思います。
それ以上に見直しの必要な「高速道無料化」 はっきり申す。この施策はやめなさい。
兆とは申さぬが、何千億もの予算があるのなら、要求額を削られた医療危機への対応策や、地方交通政策などに充てるべきでしょう。高速道無料化は、あくまでも全国のそれらの建設費用償還が完済された後の「遠い約束」とすべきでありましょう。
離島航路の振興策が要求通りだったのは評価できるが、それであれば陸上の郡部も又同じ。鉄道線路と道路の両方を行ける所謂DMVや、都市部などで乗用車を共有するカー・シェアリングなどの試みを支援する予算を確保すべきではないでしょうか。
DMVは、現在岐阜県下の第三セクター路線にて走行試験が進められ、来年よりはいよいよ乗客扱いでの試験に入る予定。実現すれば、高齢化の進む過疎地にての命綱となり得る可能性をも秘めているのです。そうした交通政策にもっと予算をつけても良いのでは、とも思いますね。(添付画像のDMV車は事業用)。
後、整備新幹線関連補助予算が要求通りだった事にも疑問が残る。今話題の北陸新幹線などは、開通後の需要が今も疑問視されています。
今日々中は、新潟磐越よりの帰途首都圏と北陸とを短時間で結ぶ為開設された北越急行線、所謂「ほくほく線」を廻って参りましたが、上越新幹線と連絡して北陸金沢へと向かう特急「はくたか」は決して混雑しておらず、現状旅客需要に充分応えている印象を強く受けました。速度的にも大きな不満はない様で、この地方の新幹線建設に疑問符のつく理由が少し分った気がします。
ダム工事になどしても、関東北部の八ッ場(やんば)ダムや九州の川辺川ダムが見直しの対象となったのに対し、民主党幹事長 小沢一郎さんの地元 岩手県のダム工事は予定通りとか。何かしら不公正感の残る事業仕分け。こうした後味の悪さは国民の視点からはずれている様で、決して好ましくはないと感じるのですが・・・。
P.S 今月の拙日記は、以上です。*(日本)*
来月は師走の12月。何かと慌ただしく、又事件事故にも要注意の年の瀬となりますね。
言い訳になってしまうかもですが、今月は拙本業が忙しく、又一昨日より本日まで愚かにも遠出を強行、拙日記も中々更新ができませんでした。来月も各種忘年会などの予定があり、ままならない所ですが、何とか少しでも書いて参りたく思いますので、よろしければご笑読を。
所で先日、民主連立新政権主導の行政刷新会議による無駄排除へ向けた「事業仕分け」が一応の完了を見た様ですね。勿論これで全て終わりと言う訳ではなく、野党となった自由民主党や公明党、日本共産党などを交え必要な議論は尽くされるべきだし、無駄の代名詞たる公共事業にしても、どうしても必要な分野は遅滞なく執行されるべきでしょう。
この事に関し、昨日付にて拙知友の方が、この問題に触れていらっしゃり、私も今日、この記事を拝読して参りました。
確かに、短時間にて各界の有識者等よりなる仕分け人各位が各事業の重要度を決定して行った過程には無理があるかも知れない。それは拙印象を交えれば、丁度数年前、当時の内閣総理大臣 小泉純一郎さんとこれも経済財政担当大臣 竹中平蔵さんが強力に推進した構造改革の軌跡と似ていなくもないと思います。
両大臣の、余りにもアメリカニズムをなぞった様な好感の抱けない方向性には、私も大きな疑問符をつけた。中でも、当時の欧米の方針に追随しただけだった資産の時価会計主義は、あらゆる企業に重い負担を迫り、この為に経営破綻に追い込まれた会社も少なくないと聞きます。
それが去年、合衆国が時価会計をやめた途端に我国もそれに倣ってやめてしまった。一体、何の為の取り決めだったのかとその神経を疑いたくなる様な不良姿勢ではありました。
ただ、官僚の天下り体質を厳しく糾す姿勢だけは一応評価できるものがありました。
知友の方の記事も、その辺りに触れていらし、「仕分け人に対し的確な説明のできない官僚の姿勢こそが問題。無理はあろうが、天下りを許す不良な現状を、国民の前に明らかにしただけでも有意義ではないか」と主張なさっていました。それは一面で間違いない所でしょう。
密室内で、今までは見通せなかった官僚利権のあり様がようやく少しずつ明らかになった。それはこの作業の有意義な一面だと私も思います。
それを踏まえた上で、敢えて問題点に少し触れておきたい気持ちも一方にはありますね。
まず政権公約マニュフェストの「こども手当」。これは公約通りの実施を再考し、連立を組む社会民主党の意向を容れて、待機児童の問題が顕在化している保育施設の拡充などに充てるべき。少子化の問題は、担当大臣であり、かつ人の妻であり母でもある同党の福島瑞穂さんなら分らないはずはないと思います。
それ以上に見直しの必要な「高速道無料化」 はっきり申す。この施策はやめなさい。
兆とは申さぬが、何千億もの予算があるのなら、要求額を削られた医療危機への対応策や、地方交通政策などに充てるべきでしょう。高速道無料化は、あくまでも全国のそれらの建設費用償還が完済された後の「遠い約束」とすべきでありましょう。
離島航路の振興策が要求通りだったのは評価できるが、それであれば陸上の郡部も又同じ。鉄道線路と道路の両方を行ける所謂DMVや、都市部などで乗用車を共有するカー・シェアリングなどの試みを支援する予算を確保すべきではないでしょうか。
DMVは、現在岐阜県下の第三セクター路線にて走行試験が進められ、来年よりはいよいよ乗客扱いでの試験に入る予定。実現すれば、高齢化の進む過疎地にての命綱となり得る可能性をも秘めているのです。そうした交通政策にもっと予算をつけても良いのでは、とも思いますね。(添付画像のDMV車は事業用)。
後、整備新幹線関連補助予算が要求通りだった事にも疑問が残る。今話題の北陸新幹線などは、開通後の需要が今も疑問視されています。
今日々中は、新潟磐越よりの帰途首都圏と北陸とを短時間で結ぶ為開設された北越急行線、所謂「ほくほく線」を廻って参りましたが、上越新幹線と連絡して北陸金沢へと向かう特急「はくたか」は決して混雑しておらず、現状旅客需要に充分応えている印象を強く受けました。速度的にも大きな不満はない様で、この地方の新幹線建設に疑問符のつく理由が少し分った気がします。
ダム工事になどしても、関東北部の八ッ場(やんば)ダムや九州の川辺川ダムが見直しの対象となったのに対し、民主党幹事長 小沢一郎さんの地元 岩手県のダム工事は予定通りとか。何かしら不公正感の残る事業仕分け。こうした後味の悪さは国民の視点からはずれている様で、決して好ましくはないと感じるのですが・・・。
P.S 今月の拙日記は、以上です。*(日本)*