李 登輝 台湾前総統のご来訪を歓迎する

コナサン、ミンバンワ！
昨夜の当地は一時、7年前の東海豪雨を想起させる大雨に見舞われました。地区によっては大雨警報が発令された所もあった様で、帰宅時とも重なって、車の運転には殊に神経を遣いました。

その雨をついて、我国の南隣の台湾こと中華民国より、先日より大切な賓客がお越しになっています。
同国の前総統、李　登輝(りー・とんほい)さん。一昨日は先の大戦にて旧日本軍の一員としてご出征、フィリピン戦線にて尊い犠牲となった兄上の表敬の為、靖国神社をご参拝になった由。同氏の強い信念よりのご行動に深い感銘を受けている所であります。

同氏は1923=大正12年初め、当時我国の治世であった台湾北部のご出身。戦前は我国の、戦後は合衆国にて学問をお修めになった後台湾政界へ。
所謂大陸と呼ばれる中華人民共和国と対峙しての台湾独立派として、対立勢力との軋轢など様々な苦労を伴いながら、台北市長などを経て1988=昭和63年より2000=平成12年まで中華民国総統の地位にありました。
独立派の一方で同国屈指の親日派としても知られ、詳細は割愛させて頂きますが、我々日本人に向けた多くの励ましのお言葉には、私も大いに感激し励まされている所であります。

李さんは我国でお過ごしになる時間を殊の他大切になさっている様な印象を受けるのは、きっと私だけではないと思います。
今回のご来訪が変わらぬ有意義なものとなる事と共に、既にご高齢でもあり、ご無理なきとご帰国までがつつがない事を心よりお祈りしたく思います。

李　登輝閣下、変わらぬ日本及び日本人へのご声援、誠に有難うございます。
遅くなりましたが今回のご来訪を、心より歓迎致します。*(日本)*