コナサン、ミンバンワ!先週末以来、天候の優れなかった当地名古屋ですが、昨夜に至ってどうやら雨が上がった様であります。
今週前半は「寒の戻り」の由。一時的にせよ、先月の低温が戻って来る訳ですね。その後暖かくなり、又寒さと温かさが交互に来る「三寒四温」を経て、本格的な春へと向かうのでしょう。冬よりは、曇天雨天の日が増えたのも、春への胎動と見て良いのでは。そう言えば、冬眠していた虫が、再び地上に姿を現すとされる二十四節季の一「啓蟄(けいちつ)」も先日の事でした。
さて今、色んな政治経済の問題と共に、法務の世界にて、凶悪事件の公訴時効を、特に動機が悪質なものを中心に廃止、あるいは大きく期間延長しようと言う動きがあります。
法制審議会にての最終答申を終わり、順調に行けば、今期国会にての審議を経て、今夏にも成立施行の見込み。これまで甚だしい凶悪事件の犠牲となりながら、明治末期の20世紀初めより、一世紀もの間ろくに見直される事もなく、今世紀もかなり経って、ようやく若干の延長がされただけ。しかもその適用は遡ってはできないなどと言う、犯罪者に甘い時効制度の抜本的見直しが、かなり濃厚となって参りました。
勿論、冤罪事件の問題や警察当局の実務上の事共をも含め、拙速に結論を求める事は避けるべきでしょうが、冤罪よりも、時効の問題に涙を呑まされる犯罪被害者やその遺族各位が非常に多い事を考えると、この見直しの流れを後退させるべきではないと強く思います。犯罪捜査のDNA鑑定などは、平成初期に栃木県の菅谷利和さんが巻き込まれた冤罪事件の頃より格段に進歩しているし、同氏ご自身も「短か過ぎる時効期間を放置すべきではない」とのコメントしていらっしゃいます。
又、散逸し易いとされる、捜査資料の保全にしても「ペーパーレス社会」と言われる程磁気データ技術などが発達している折、より安全確実な保全技術が出現している以上、高度なそれは可能なはずであるし、又是非実行されるべきでしょう。
この問題に反対しているのが日本弁護士連合会だが、同会の芳しくない姿勢、これねえ、どうも昨年問題にされた、地球温暖化ガス削減への取り組みに消極姿勢を示した日本経済団体連合会と似た姿勢の様に思えてなりませんね。
2015=平成27年度までに、1990=同2年度比で-25%の政府削減目標を、ろくに吟味も検討もせず「実現できないから反対」などと言っているのと似た様なもの。
同会が拘泥する「冤罪」の問題と「時効成立のせいで犯罪被害者及び遺族各位の不利益」の問題を公正に取り上げて解決する姿勢が見られない訳ですよ。
最近の凶悪事件は、外国人の関わるものも多い。本当の所は、そうした外国人犯罪者の弁護に関わりたくないからそう言っているのではないか。又、日弁連自体に、そうした事への備えができていないのではないか、との疑念さえ抱いてしまいますね。
著述家、呉 智英(くれ・ともふさ)さんの記事によれば、同じ平成初期、後年東京地下鉄などで毒物殺傷事件を起こすO教団の被害者援護に当たっていた弁護士 坂本 堤さんご一家が遭難した時、所謂人権派弁護士の勢力は、同ご一家がO教団によって殺害された確証が得られる前に、同教団の犯行である様公言し、警察当局の捜査姿勢が甘いなどと非難していた由。これから「そうか、身内が斃れた時に限って、被害者援護なんて口走るんだな」との不良イメージが生じてしまった次第。そんな輩が、日弁連の見解を牛耳っている事実も、忘れてはならない所でしょう。
更に、同じ人権派であったある弁護士の方が、前世紀末、経営破綻した大手Y証券の債権者だった人物に、ご家族を殺害されたのをきっかけに「被害者の援護も大切」と方針転換された事実も私は知っております。
凶悪犯罪は、年を追う毎に国際化の度合いを深めている。このままでは今夏にも時効成立となる東京都下にてのスーパー従業員三名の殺害、更に前世期末の東京都内にての一家惨殺事件も、外国人による可能性が強まっています。時効問題を放置すれば、ひいては外国人による様々な干渉を許し、我国の尊厳をも脅かしかねません。
検察当局も日弁連も、こうした所の視点がなっていない印象を受ける。
この点を踏まえ、例え、速やかな時効廃止が好ましい事ばかりではないにしても、現状を踏まえ、まず期間を最大半世紀位に延長し、その上で改めて廃止か否かを検討しようと言う歩み寄った姿勢が示せないのは遺憾だし、努力が足りないと揶揄されても仕方がないと強く思います。
時間の経過は速い。だからこそ、多くの方々を悲劇に陥れる凶悪犯罪の解決への捜査には必要な時間をかけるべき。走り去った弾丸列車「500系のぞみ号」は我々に、そうした問題も示して行った様な気がしている所であります。*(新幹線)*
今週前半は「寒の戻り」の由。一時的にせよ、先月の低温が戻って来る訳ですね。その後暖かくなり、又寒さと温かさが交互に来る「三寒四温」を経て、本格的な春へと向かうのでしょう。冬よりは、曇天雨天の日が増えたのも、春への胎動と見て良いのでは。そう言えば、冬眠していた虫が、再び地上に姿を現すとされる二十四節季の一「啓蟄(けいちつ)」も先日の事でした。
さて今、色んな政治経済の問題と共に、法務の世界にて、凶悪事件の公訴時効を、特に動機が悪質なものを中心に廃止、あるいは大きく期間延長しようと言う動きがあります。
法制審議会にての最終答申を終わり、順調に行けば、今期国会にての審議を経て、今夏にも成立施行の見込み。これまで甚だしい凶悪事件の犠牲となりながら、明治末期の20世紀初めより、一世紀もの間ろくに見直される事もなく、今世紀もかなり経って、ようやく若干の延長がされただけ。しかもその適用は遡ってはできないなどと言う、犯罪者に甘い時効制度の抜本的見直しが、かなり濃厚となって参りました。
勿論、冤罪事件の問題や警察当局の実務上の事共をも含め、拙速に結論を求める事は避けるべきでしょうが、冤罪よりも、時効の問題に涙を呑まされる犯罪被害者やその遺族各位が非常に多い事を考えると、この見直しの流れを後退させるべきではないと強く思います。犯罪捜査のDNA鑑定などは、平成初期に栃木県の菅谷利和さんが巻き込まれた冤罪事件の頃より格段に進歩しているし、同氏ご自身も「短か過ぎる時効期間を放置すべきではない」とのコメントしていらっしゃいます。
又、散逸し易いとされる、捜査資料の保全にしても「ペーパーレス社会」と言われる程磁気データ技術などが発達している折、より安全確実な保全技術が出現している以上、高度なそれは可能なはずであるし、又是非実行されるべきでしょう。
この問題に反対しているのが日本弁護士連合会だが、同会の芳しくない姿勢、これねえ、どうも昨年問題にされた、地球温暖化ガス削減への取り組みに消極姿勢を示した日本経済団体連合会と似た姿勢の様に思えてなりませんね。
2015=平成27年度までに、1990=同2年度比で-25%の政府削減目標を、ろくに吟味も検討もせず「実現できないから反対」などと言っているのと似た様なもの。
同会が拘泥する「冤罪」の問題と「時効成立のせいで犯罪被害者及び遺族各位の不利益」の問題を公正に取り上げて解決する姿勢が見られない訳ですよ。
最近の凶悪事件は、外国人の関わるものも多い。本当の所は、そうした外国人犯罪者の弁護に関わりたくないからそう言っているのではないか。又、日弁連自体に、そうした事への備えができていないのではないか、との疑念さえ抱いてしまいますね。
著述家、呉 智英(くれ・ともふさ)さんの記事によれば、同じ平成初期、後年東京地下鉄などで毒物殺傷事件を起こすO教団の被害者援護に当たっていた弁護士 坂本 堤さんご一家が遭難した時、所謂人権派弁護士の勢力は、同ご一家がO教団によって殺害された確証が得られる前に、同教団の犯行である様公言し、警察当局の捜査姿勢が甘いなどと非難していた由。これから「そうか、身内が斃れた時に限って、被害者援護なんて口走るんだな」との不良イメージが生じてしまった次第。そんな輩が、日弁連の見解を牛耳っている事実も、忘れてはならない所でしょう。
更に、同じ人権派であったある弁護士の方が、前世紀末、経営破綻した大手Y証券の債権者だった人物に、ご家族を殺害されたのをきっかけに「被害者の援護も大切」と方針転換された事実も私は知っております。
凶悪犯罪は、年を追う毎に国際化の度合いを深めている。このままでは今夏にも時効成立となる東京都下にてのスーパー従業員三名の殺害、更に前世期末の東京都内にての一家惨殺事件も、外国人による可能性が強まっています。時効問題を放置すれば、ひいては外国人による様々な干渉を許し、我国の尊厳をも脅かしかねません。
検察当局も日弁連も、こうした所の視点がなっていない印象を受ける。
この点を踏まえ、例え、速やかな時効廃止が好ましい事ばかりではないにしても、現状を踏まえ、まず期間を最大半世紀位に延長し、その上で改めて廃止か否かを検討しようと言う歩み寄った姿勢が示せないのは遺憾だし、努力が足りないと揶揄されても仕方がないと強く思います。
時間の経過は速い。だからこそ、多くの方々を悲劇に陥れる凶悪犯罪の解決への捜査には必要な時間をかけるべき。走り去った弾丸列車「500系のぞみ号」は我々に、そうした問題も示して行った様な気がしている所であります。*(新幹線)*