Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

印象~弾丸列車の残像

2010-03-02 23:52:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!2010=平成22年3月も、拙日記を宜しくお願い致します。
今日は、肥大化が懸念される新年度予算案が衆議院を通過、年度内成立を確実にしました。この事を一応は評価したく思います。ただ、経済再建と、財政健全化の背反する二つの課題に向き合う事は、相当な覚悟を要する事も、鳩山政権には認識を願いたい所です。

さて、既報通り、先月限りで当地の東海道新幹線より、先鋭なフォルムで人気のあった、JR西日本の500系「のぞみ号」が姿を消しました。
想えば、この車種は、先の大戦中我らが父祖の憧れた「弾丸列車」を形にした車種であると言われます。
西日本限定とは言え、我国初の300km/Hの超高速走行を実現させ、新幹線の更なる速達化に貢献した力は大いなるものがあるでしょう。

500系の第一印象。それは、やはり正しい方角を向いた「走る正義」。そして「健全なる闘争心」の二つがまず想起されます。
先月回顧の続きになりますが、東京都心のJR中央線にて、感動の出来事があったのはご存知かと思います。
同線のある駅にて、折からの飲酒もあって、誤って線路に転落した若い女性を発見した男性が、自らの危険を顧みず、線路間に女性の身体を隠す様にして列車に轢かれるのを防止した上で、自身も列車進入直前にプラット・フォーム下に避難して、両者生還の素晴らしい結末を迎えます。

早い発見、そして生命の危機を救わんと動いた、この若者の限りない勇気と冷静なる機智に心よりの拍手と一礼を表さねば、と改めて強く思います。正に「走る正義」だった訳ですね。

そう言えば、この男性も大学時代はラグビー部員として活躍されていた由。昨日終了した冬季五輪の選手各位もそうですが、あるいはスポーツの経験が、咄嗟の場合の機敏な処置を可能にするのかも知れません。

今回の、冬季五輪大会の結果にしても、我国のメダル数は決して多くはなかった。選手各位も、決して努力を怠っている訳ではないのだが、どうも今一つ、健全な攻撃性に欠けている印象を受ける。選手個人の問題ではなくて、共通する問題の様に思える。これは恐らく、我国の戦後教育の不良から来ているのではないでしょうか。

所謂、「不良な平和教育」がこうした不振の根底に横たわっている様に思えてならないのであります。
可能な限り、戦争を回避し平和を続かせる努力は勿論大切。しかしながら、五輪大会の創始者、クーベルタン男爵もご指摘の様に「健全な競争、健全な闘争はあり続けるべき」と言う事です。その事の整合は相当に難しいのは事実だが、人類の叡知を以てすれば、不可能ではありません。

振り返るに、我国の不良な平和教育は、そうした健全な競い合いまで損ねてしまった嫌いがある。悪名高い「あれはダメ。これもダメ」と言う過剰な規制がそれです。
これを強行すると、子供や若者は深い所で反発し、ひいては暴走族へと走ったり、本当は守るべき弱い仲間を苛め過ぎたりしてしまい、遂には苛められた子供達の自殺他殺と言う、最悪の結末に繋がってしまいます。
文学者、三浦朱門さんが、過日「苛めや不良化の背後には、不良な平和教育の問題がある」とご指摘になっていましたが、その事を裏付けていると私は見ています。

その、次の世代を正しく教え導くべき教員組織の信頼も、地に落ちましたね。
(不良平和教育の元凶とされる)日本教職員組合の地方組織、北海道教職員組合の不正政治資金供与問題、遂に関係者の逮捕に至りました。
法曹の番人、弁護士の不祥事でもそうですが、人々を正しく指導する立場の教育関係者ともあろう者が、政治資金法制について「知らなかった」では済まされないでしょう。
当然ながら、相当の処分をされるべき。相手方の国会議員も逃げ隠れせず、我々国民の前に、堂々と事情を説明し、場合によっては議員辞職も覚悟すべきでしょう。
尤も、被告となる北教組関係者には、例によって赤色弁護士が援護につき、愚にもつかぬ言葉を弄して責任回避に奔走するだろうが、法規違反は違反として、我々国民は厳しく監視し続けるべきでしょう。

政権党たる民主党も悪い。同じく資金問題を抱える最高幹部、幹事長をいつまで庇護し続けるつもりなのか。同幹部も野党の求めに応じ、国会に出席しての説明責任を果たすべきと思うが、如何でしょうか。*(新幹線)*
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