Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

北海道知床、世界自然遺産登録へ

2005-07-16 23:07:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

一昨日の事になりますが、今夜の記事は久し振りの朗報と申して良いでしょう。
我国の北海道、知床半島を中心とする地域一帯が南アフリカ共和国にて開催中の国際連合教育科学文化機関の世界遺産委員会にて「世界自然遺産」登録が決定致しました。国内では秋田白神山地、鹿児島の離島屋久島に次ぐ3件目の登録。関連地域は約700平方Kmにも及びます。
原生林が多く残る土地、絶滅が危惧される希少動物も少なからず生息し、又漁業資源が極めて豊富な事も、今回の登録への大きな決め手となった模様。まずは喜ばしく思います。
勿論先進国の域内。それなりに開発もされており、保全に当っては課題が多いのも事実。世界遺産委員会は、海洋保護の強化や漁業資源の保護管理、2年後に同委員会の調査団の現地招聘などを求めています。
以前乱獲などで漁獲高が大きく低下した事がある為でもあるでしょう。地元漁協でも、養殖など資源保護への動きが出ています。
この事を決して地元北海道だけの問題とせず、我国全体の問題として我々も受け止め、必要な協力を行い見守って参りたいものです。急務と言われる環境保全の問題も、こうした日々の地道な取り組みにより、次への道筋が見えて来るものではないかと思いますね。
P.S 先日の石綿=アスベスト健康問題の記事につき昨日の衆議院本会議にて、石綿を扱う労働者保護の措置を定めた「石綿の使用における安全に関する条約」が全会一致で承認されました。
参議院では既に承認済みで、これから政府による発効の為の批准手続きが行われます。
この条約発効を機に、多くの患者を生じているアスベスト健康被害が少しでも改善される事を強く求めたいものです。*(山)*
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発砲やむを得じ

2005-07-14 00:02:55 | 日記・エッセイ・コラム


昨日未明札幌市内にて、自動車窃盗を働こうとした男が警察官ともみ合いになり、持参の包丁で切りつけて一旦逃走。
2度目の現場にて、追いついて危険を感じた警察官が男に発砲。肩に命中したに2発目の銃弾が運悪く近くの通行人にも当り、深手を負わせてしまった。
この件、弾に当った被害者にはお気の毒だが、容疑者は覚せい剤の使用歴もあり、眼前の危険に対処する為には、発砲そのものは止むを得なかったと俺は見る。
警察官が銃を使うケースは増えている。犯人との挌闘の際、相手の凶器により負傷するケースが後を絶たず、最悪殉職してしまう場合もあるからだ。2001=平成13年の内規改定により、明らかに危険な時は威嚇を伴わず発砲する事をやむを得ず認める方針が出された。
最近の凶悪犯は明らかに悪質化しており、警察側にも銃を弾力的に使える様にするなど厳しい内規になるのは当然で、
公正な秩序を守る為には、容疑者の生命が二の次にされるのは状況によっては止むを得ない事である。
勿論無関係の第三者を巻き込まない様にする工夫をするなどの課題は残るが、これは今後の技術向上できっと相当に解決できるであろう。
「正義の為に、人命が損なわれるのは仕方がない」とは確か著述家、西部 邁さんのお言葉だが、国防上の対処についてのこのコメントは、街の防犯にも形こそ違え、多分に当てはまると思う。DSCN1211


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石綿=アスベストの健康被害について

2005-07-12 23:43:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

以前より発がん性が指摘されていた建材の一種、石綿=アスベストの健康問題が、ここへ来て顕在化しています。
1960年前後の昭和30年代より建物用材として重用されて来たアスベスト。断熱性、遮音性に優れ、綿状で加工し易い事もあって全国の様々な施設等に広く使用されて来た一方で、極めて細かい鉱物繊維の為、一旦呼吸などで人体に取り込まれると癌など重病の原因になり得るとの指摘も以前よりなされて来ました。
欧米では既に1980年前後の昭和末期より使用が禁止されましたが我国の対応は後手に回り、全面使用禁止となったのはつい昨年の事です。
この間、アスベストの製造や取り扱いに携わった方々の健康被害が次第に明るみに出、癌の一症状、中皮腫などによる犠牲者の数は数百人に迫る勢いです。
アスベストの健康被害は、工場にて製造や取り扱いをした方ばかりではなく、その方の家族や工場周辺の住民にも波及する、極めて厄介な問題。又高度成長期に竣工した古い建物には当然多くのアスベストが使用されている可能性が高く、こうなると我々も無関係ではありません。建物の撤去や改装の折に、壁や天井のアスベストが舞い上がり、取り込んでしまう可能性が高いからです。
政府はここへ来てようやく、被害の実態を掴む為緊急調査を開始しましたが、アスベストの製造元や使用者の企業に対し、これまで以上に被害についての情報開示を促す必要があるでしょう。
我々も勿論要注意です。築20年以上の建物はアスベストが使われている可能性大。
潜伏期間が長く、今より高齢で発症する危険もあるだけに、アスベストの近くにいた記憶のある方は、少しでも心当たりがあれば迷わず医師と対応を相談すべきでしょう。私の勤務先の建物も古い部分は多いです。
健康診断を必ず行い、今後の様子を見守って参ります。*(注意)*


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負けて覚える~

2005-07-10 01:40:05 | 日記・エッセイ・コラム
DSCN1267
今回はスポーツの話題を少し。

2012=平成24年の世界五輪夏季大会の首都ロンドン開催が決まり祝賀ムード・・・と思いきや朝のラッシュを狙ったと思われる大規模テロにて犠牲者多数が出てしまい、大揺れの英国。同国にて先頃催された世界的テニスの祭典、ウィンブルドン世界選手権にて日本にも男性ファンの多い?(困ったね)ロシア共和国の優勝候補M・シャラポワ選手。準決勝にて馬力で鳴らす米合衆国のV・ウィリアムス選手の強力サーブを捉えられず、昨年に続く2連覇は果せなかった。
ウィリアムス選手は米国勢対決となった決勝も制覇。5年ぶりの勝利を得ている。
シャラポワ選手のファンにはちと残念だろうが、これも彼女が実力を身に着け、真の強者となる為には必要なプロセスなのかも知れない。
日本の相撲には良い言葉がある。「負けて覚える相撲かな」がそれ。プロにせよ、アマチュアにせよ、スポーツ競技は全てその様なものかも知れない。今日から大相撲名古屋場所。こちらも注目だ。
相撲、柔道、K-1の様な格闘技、野球やテニスの様な球技、そして自動車を用いてのモーター・スポーツも然り。
結局は全て負ける事、敗れる事、失敗からしか学べないものの様だ。
シャラポワはまだ十代。前途これからと言った所だろう。勿論勝率が高ければ文句なしだが、万一不覚を取ってもそこから多くを学べれば、確実に次に繋がるに違いない。そう。「負けて覚えるテニスかな」と言う事だろう。「DSCN1267.JPG」をダウンロード



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特報~英国首都同時テロに思う事

2005-07-09 09:33:00 | インポート
一昨日、英国の首都ロンドンにて、朝の通勤時間に照準を合わせた大規模テロが勃発、地下鉄の通勤列車複数と2階式の路線バス1台が破壊され、判っているだけで犠牲数十名、負傷数百名を生じています。まずは犠牲被害の各位に対し、心よりお見舞い申し上げます。
犯人及び犯行の詳細は今も不明ですので詳しい言及は控えたく思いますが、同国では北部地方にて所謂G-8と呼ばれる先進国首脳会議(グレンイーグルス・サミット)の真っ最中で、我国の小泉内閣総理大臣も出席中でした。又同国は2012=平成24年の世界五輪夏季大会の開催国に選ばれ、祝賀ムードで盛り上がっていた最中の事件でした。
同国のブレア内閣総理大臣はこの事件の為、一時会議を中座して事態対応の為ロンドンへの往復を余儀なくされ、この間ストロー外務大臣が議長役を代行しての議事続行と言う異例の事態となりました。
今回の事態、ニュースや新聞報道に接しての感想を少し綴って参ります。
①主要国の首都と言う大都市の朝の通勤時間帯を標的にした。
これは昨2004=平成16年春に200人近い犠牲を出した、スペインの首都マドリッドを襲った通勤ラッシュのテロ事件と状況が酷似しています。この時は国際イスラム武装組織「アル・カーイダ(O・ビンラディン代表)」関連のグループが犯行を認めましたが、今回もそれに近い筋による所業の可能性は高いでしょう。
②北部地方で開催中の先進国首脳会議により、警備が手薄な首都ロンドンを標的にした。
これも①に同じく、前述のグループの戦術と良く似ています。
③英国を初め、西欧諸国はイスラム系の政治軍事組織の活動を従来余り警戒していなかった節がある。この為にテロ活動家達は割合凶行に及び易かったのではないか?
これは今回初めて知りえた事項でした。
確かにテロ行動を起こす可能性のある容疑者逮捕など、全く対応していなかった訳ではないでしょうが、西欧社会はどうもこうしたイスラム系活動家が比較的自由に動き易い環境にあった様です。それ故に、ロンドンにて事件発生の折も「やっぱりやられたか」と言う様な受け取られ方もあった様です。
大規模無差別テロ行動・・・それは決して人道、倫理の両面より許容される所業ではありません。しかしながら凶行に及ぶ活動家達は、組織上部の意向とは関係なく動いているのではとの指摘もなされており、事実とすれば欧米流の功利主義にテロ活動家達がハマった事になる訳で、一面では因果応報と言った印象をも受けますね。我国もかつて戦前、日中戦争の場に於いてこうした功利主義の悪しき面がまかり通り、やがて戦線を不用意に拡大して泥沼化して行った負の歴史があるのはあるいはご存知かと思います。
勿論主要先進国と中東諸国との経済格差、貧富の差がこうした惨劇に繋がっているのは事実でしょう。テロ活動家達の目的の1つも、時を同じくして開かれた先進国首脳会議へのアピールであるのは明らかだと思います。又、イスラム教自体は「平和の宗教」の別名の通り、信者の多くは事件とは無関係、むしろ風評被害者である事も肝に銘じたいもの。改めて犠牲各位のご冥福をお祈り致します。*(SOS)*


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