Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

石綿=アスベストの健康被害について

2005-07-12 23:43:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

以前より発がん性が指摘されていた建材の一種、石綿=アスベストの健康問題が、ここへ来て顕在化しています。
1960年前後の昭和30年代より建物用材として重用されて来たアスベスト。断熱性、遮音性に優れ、綿状で加工し易い事もあって全国の様々な施設等に広く使用されて来た一方で、極めて細かい鉱物繊維の為、一旦呼吸などで人体に取り込まれると癌など重病の原因になり得るとの指摘も以前よりなされて来ました。
欧米では既に1980年前後の昭和末期より使用が禁止されましたが我国の対応は後手に回り、全面使用禁止となったのはつい昨年の事です。
この間、アスベストの製造や取り扱いに携わった方々の健康被害が次第に明るみに出、癌の一症状、中皮腫などによる犠牲者の数は数百人に迫る勢いです。
アスベストの健康被害は、工場にて製造や取り扱いをした方ばかりではなく、その方の家族や工場周辺の住民にも波及する、極めて厄介な問題。又高度成長期に竣工した古い建物には当然多くのアスベストが使用されている可能性が高く、こうなると我々も無関係ではありません。建物の撤去や改装の折に、壁や天井のアスベストが舞い上がり、取り込んでしまう可能性が高いからです。
政府はここへ来てようやく、被害の実態を掴む為緊急調査を開始しましたが、アスベストの製造元や使用者の企業に対し、これまで以上に被害についての情報開示を促す必要があるでしょう。
我々も勿論要注意です。築20年以上の建物はアスベストが使われている可能性大。
潜伏期間が長く、今より高齢で発症する危険もあるだけに、アスベストの近くにいた記憶のある方は、少しでも心当たりがあれば迷わず医師と対応を相談すべきでしょう。私の勤務先の建物も古い部分は多いです。
健康診断を必ず行い、今後の様子を見守って参ります。*(注意)*


コメント
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