先日、私の地元より程近い三重県尾鷲沖の太平洋にて石油タンカー同士が衝突炎上、乗組員6名が犠牲となった事故はご存知と思います。
本件にあっては
①極めて気象条件の厳しい濃霧下にあって、一方の船がレーダーにて他方の船を捕捉していながら見張りを立てなかった事。
②衝突の恐れがある場合、原則右方向、例外的に左方向に回避し、右の場合1回、左の場合2回の警告汽笛吹鳴が義務づけられていながらそれが怠られた疑いが強い。
以上の事が事故に繋がったとされています。
双方の船にはそれぞれの航跡記録のできるGPS=全地球測位装置が搭載されていましたが、遺憾な事に火災及び衝撃により失われ、記録の取り出しは叶わなかった様です。
こうした装置による航跡記録が確実に残っておれば、事故原因やそれに至る経緯の把握も容易であったと想像できるだけに、大いなる課題が残ったのではないでしょうか。当時周辺を航行していた他の船に情報提供を求める道が残されてはいますが、やはり当事船の記録が最も重い意味を持つのは当然でしょう。
こうした事故にもし旅客船が関わったら一大事。安全指導は勿論の事ですが、飛行機のブラックボックスに当る航跡記録装置の防護を高め、大事故にあってもその記録が保全される様改善を願いたいものです。*(注意)*
本件にあっては
①極めて気象条件の厳しい濃霧下にあって、一方の船がレーダーにて他方の船を捕捉していながら見張りを立てなかった事。
②衝突の恐れがある場合、原則右方向、例外的に左方向に回避し、右の場合1回、左の場合2回の警告汽笛吹鳴が義務づけられていながらそれが怠られた疑いが強い。
以上の事が事故に繋がったとされています。
双方の船にはそれぞれの航跡記録のできるGPS=全地球測位装置が搭載されていましたが、遺憾な事に火災及び衝撃により失われ、記録の取り出しは叶わなかった様です。
こうした装置による航跡記録が確実に残っておれば、事故原因やそれに至る経緯の把握も容易であったと想像できるだけに、大いなる課題が残ったのではないでしょうか。当時周辺を航行していた他の船に情報提供を求める道が残されてはいますが、やはり当事船の記録が最も重い意味を持つのは当然でしょう。
こうした事故にもし旅客船が関わったら一大事。安全指導は勿論の事ですが、飛行機のブラックボックスに当る航跡記録装置の防護を高め、大事故にあってもその記録が保全される様改善を願いたいものです。*(注意)*