コナサン、ミンバンワ!ペルー国にて開催されるアジア太平洋経済協力会議APEC出席の途上、安倍内閣総理大臣が米NYを経由、同国のトランプ次期大統領と会談された。とりあえずは初会合につき、面通しをして意思疎通を万全にして行こうと言う、言わば「地ならし」の意味があったろう。「異例」であるのは分っているが、最重要同盟国米合衆国の次代を担う元首だけに、意思疎通や思考のすり合わせに、早過ぎる事は決してないと心得る。
この会談のついて、野党左派や左傾メディアは「植民地思考」とか「朝貢外交」などと嫌がらせまがいの揶揄を繰り返している。この連中の本当の意図は、中国大陸に媚びる事から来る、習 近平(しー・じんぴん)主席とトランプ次期大統領の会談を先行させようとしたかった事が窺える。米中の意思疎通を先行させる事により、我国が不利益を被る様な事あれば、正に「反日の所業」そのものであろう。蓮舫民進代表は「信頼できる米次期大統領」と印象を語った安倍大臣に、その根拠を明らかにすべく迫った様だが、それはこれまで報道で語られて来た事が全てだろう。安倍大臣を糾す前に、党役員を駆使して報道記事の詳細な検証でもしたらどうなのか。
この様な不良姿勢は、衆院で久しぶりに始動した憲法審査会や、審議中の年金制度改正問題の扱いにも露呈している。今夜は、憲法審査会の方を少し見て参りたい。
憲法審査会は、現行の日本国憲法の功績を評価しつつも、安保政策面や国民の権利義務のバランスなど、問題点を議論して必要な改正に繋げ、より良い法制を目指す事を旨としている。然るに、自由民主、日本維新の会、日本のこころなどの各党は、憲法審査会の趣旨に則った見解を示しているのに対し、民進党は、最近ありがちな左派主導のせいもあってか、蓮舫執行部の掲げる「対案を示せる党」の標語を無視、日本国憲法の検証に全く踏み込まない、消極を通り越した「思考停止」のあり様を露呈した。
日共と特亜二党も同様と見て良く、あくまでも参考資料に留まる自民改正憲法草案を「立憲主義に反し、取り下げなければ審査には応じず」などと脅しに出る始末。立法草案の様に言い立て、議事妨害を期すかの様に騒ぎ立てる体たらくは最早「醜態」と申して良く、真の意味での憲法審査に応じる姿勢など持ち合わせていない事を曝け出した様なものだろう。こんな事なら、憲法審査会を再び休会とし、与党と改憲を是とする野党は、改正憲法の立法草案作りに取りかかった方が良くはないだろうか。
前出の年金制度改正問題でも、十分な審議時間を要求している民進だが、もしも憲法審査会と似た様なあり様なら、応じる必要性は薄い様な気がしてならない。「説得力ある対案を打ち出せる様に」するはずの、蓮舫執行部の動きも、威勢の良い掛け声の割には実態が伴わず、結局は、情宣上手な日共に籠絡され、好い様に引きずり回されている印象が付き纏う。当初の信念があるなら、日本国憲法に代る草案を示してもらいたいものだ。「日本国憲法に代る対案はない」などとするのは言い逃れ。対案を起こす能力がないからの言い訳に過ぎないと言うのが実像ではないのか。思考停止を改めようとしない連中のいる憲法審査会は、続ける方が「血の汗」の国費と貴重な時間の浪費に過ぎないだろう。
今回画像は、過日当地の東郊、瀬戸市との中間に位置する尾張旭市にて捉えた、コスモスの群生。背後は、名古屋鉄道瀬戸線の輸送基地 尾張旭検車場です。長らく、会社統合前の種々雑多な電車が行き交った名鉄瀬戸線も、近頃はステンレス車体に空調完備、空気ばねによるエアサスの足回りに省電力を期せる可変電圧可変周波数インバータ VVVF制御の新車に揃えられ、旅客サービスは向上するも、佳き時代の風情は失われた所がありまして。