Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

災害救助「72Hの壁」を復習する

2024-01-03 22:26:19 | 社会・経済
「悪い時には、悪い事が重なる」という言葉を聞く。考えたくはないが、相当に本物らしい。

この元日、石川・能登半島辺りを見舞った大地震に続き、東京・羽田空港にて北海道より飛来の大型旅客機と海上保安庁輸送機が地上滑走路にて衝突。不運にも大規模な出火を伴い、当該両機を焼失。400人近い旅客機乗客乗員は辛くも全員避難が叶うも、海保機側は負傷の機長を除く乗員複数が犠牲となった。

海保機は新潟方面へ前述震災関連の救援物資輸送に赴く所だった由で、事故原因は一部解明されたも未だ調査中につき 言及を控えるも、まずは犠牲の海保関係各位への弔意と、恐怖を目の当たりにしただろう旅客機搭乗各位へのお見舞いを表したい。又 負傷の海保機々長の早い回復も、今後の事故原因究明の為にも 併せて祈念したく思う。

本題です。既報の様に 能登地震の当該各地は深甚なダメージを被り、倒壊した建物に巻き込まれた方々も相当数の様だ。現状 2000人規模とされる自衛隊メインの救助部隊が順次現地に入り、救命や各種手当に当たっている様だ。

ここでよく聞くのが、倒壊建物に閉じ込められるなどした方々が助かる可能性が低下する「72時間の壁」という言葉。拙者、今回はこの言葉を改めてざっとでも復習する事とした次第。以下 今日の毎日新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「能登半島地震で迫る『72時間の壁』生存者のためにできること」

地震などの災害救助では、発生から丸 3日を過ぎると 倒壊した建物(など)に取り残される人などが助かる可能性が大きく低下することが「72時間の壁」として指摘されている。能登半島地震の被災地は 1/3水曜は雨で、救助を待つ被災者が 体温を奪われて危険な状況に陥りかねないと専門家は指摘する。

◇救助活動の目安 状況で大きく左右

72時間の壁は、阪神(淡路)大震災(1995=平成 7年)で 救出時の生存率がこの時間を境に低下したことから、広がった考え方だ。

根拠について 愛知県立大・看護学部の 清水宣昭教授(災害危機管理学)は、水分を取らずに生き続けられる限界を迎えることや、寒さにさらされ続けて低体温症に陥る恐れが高まることを挙げる。精神的ストレスや強い恐怖感も、身体的な異変につながりかねず 軽視できないという。

実際には けがの有無など被災者の状況に大きく左右され、東日本大震災(2011=平成 23年)では 217時間ぶりに救助された例もある。ただ 重点的に救助活動にあたる目安になると清水教授は言う。

取り残された被災者が 雨でぬれるのを防ぐため、備蓄がある場合にはブルーシートで倒壊した家屋(など)を覆うことを清水教授は提案する。また「生存者に声をかけ続けることで 恐怖を和らげることができる」と話す。

避難所の被災者についても、低体温症の予防には注意する必要がある。靴下や手袋で手足を覆い、太い血管の通る首をマフラーで温めることや、防寒シートの活用が有効だという。(引用ここまで)

此度の能登地震は 冬場の発生だったので、特に被災した方の体温保持などに特段の重視がされたのだろうが、勿論季節を問わず留意すべき事も少なくないだろう。直ぐ脱出避難ができない被災の方への適切な言葉がけ、声かけなどは 季節を問わず必要だろうし、冬場よく使われる、使い捨てカイロの活用も是非考えられるべき。

阪神淡路、東日本の両震災にも見られた事だが、救出活動自体は警察や消防、自衛隊や海保にお任せにして、我々が被災者向けにできる事も少なくないという事だろう。些少ながら義援金と共に こうした協力もできる事を学んでおいた方がというのが拙所感だ。

今回画像も振り返り恐縮。先年訪れた 東京・羽田空港の夜景を。滑走路などの位置は不明でこちらも恐縮。かつて この空港に出入りする公共交通は東京モノレールだけだったと記憶するも、最近は首都圏都心からの 京浜急行電鉄新線が通るなど 格段に利便性が向上した模様。それだけに此度の火災事故は遺憾です。
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正月の「不慮の事態」を雑考してみた

2024-01-02 14:22:33 | 社会・経済
昨夕刻見舞われた、突然の強い揺れに 正月気分は吹き飛んだ。石川・能登を襲った震災は 当地名古屋でも震度 4を記録。体感的にはもう少し強かったかも知れない。

一夜明けて その惨状が明らかになってきた所だが、まず複数の犠牲各位への弔意と 被災各位へのお見舞いの意を表したい。震源が地表に近い直下型の可能性が大きい事と、複数の活断層が動いた可能性もあるとかで、今も続く執拗な余震との闘いに 地元北陸の疲弊も懸念される所だ。

その一方で、ネット時代の病理ともいえる 無根拠な虚偽情報の錯綜にも注意を要するのは遺憾。こうした発信を慎むべしとの総理大臣表明もむべなるかというもの。大変な折だが、こうした多くの情報の真偽を掴む力も 災害との向き合いには必要な時代なのかとも感じる次第。

本題です。前述震災からはひとまず離れ、今回は正月の「食の定番」ともいえる 餅にまつわる事共に少し触れようと思う。詳しくは末尾のリンク記事に譲る所もあるが、特に高齢世代をメインに 餅が加わる食事中、喉に詰まらせ 不運にも落命される方々がほぼ毎年に上る様だ。

拙者も昨年末 少量の餅を入手したものだが、最近のそれは 喉につまらせる事故などの対策もあってか、切り餅を更にスライスして小さくできる様にもなっている様だ。これで万一の場合に備えるという事だろうが、残念ながらゼロリスクとは参らない様だ。

高齢世代に加え、これも関連記事にあるが TVを観たり オンライン・ゲームをしながらの喫食も 世代に関係ないリスクがあるとされる様だ。拙者などは食中よく TV報道を観たりしているので、以後は注意を深めるべきか。

まぁ言い訳にもなるが、餅はほぼ正月期間以外は食さない現状なので、正月番組のみ控えて食中はラジオやオーディオにしておくという手もあるかと 今更の様に気づいている所。これから更に加齢が進む身としては、本気で用心しなければという所でもあるかと感じる所。

もう一つ。幼少時、拙者も食事は遅かった方なので大口は利けないのだが、今 餅を食するのが危険な高齢世代は若かりし頃「早飯早糞(はやめしはやぐそ)芸の内」などと強く言われて、何事もスピーディーにこなす事を身体に叩き込まれているのではないか。

今でこそ、特に餅などは「できるだけ小さめに切って、ゆっくり食す様に」などとまぁ適切な表現のアドヴァイスともなった様だが、一世代前辺りまでは「餅を喉に詰まらせる事故などは、本人の不注意」みたいな言われ方しかされなかった記憶がある。末尾の関連記事にも 食の遅い方は要注意の項目がある様だが、一方で食は楽しみの一つだ。

食を進める速度も、それぞれが楽しめるそれであって良い。多少遅くとも、決して急(せ)かしたりせず 静かに見守るのが最善だろう。高齢や、慣れない事からの遅さにも歩み寄った見方や姿勢が 見守る方にも求められる所だし、我々自身もいずれこうしたリスクに直面する日が来る事は明白だ。

「みんな年をとる」とは亡き作家で経済評論家でもあった 邱 永漢(きゅう・えいかん)さんのお言葉だったと思うが、少なくとも拙者は 前述の事故問題を己の事として考えるべき時に差し掛かってもいる様だ。そういう問題とも向き合える様、今から少しずつでも思考を整合(アジャスト)させられる様 努めていければとも思う。

今回画像は振り返り恐縮。先年 埼玉の JR大宮駅にて目撃の、北陸・上越新幹線 現在の主戦 E7系列車編成の様子を。改めて、早い今回能登地震の鎮静化と 復興への確かな歩みを祈念したいもの。以下に 関連記事をリンク致します。「NHK NEWS WEB 2023=令和 5年12/27付」
コメント (2)
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賀正 2024=令和 6年

2024-01-01 10:18:58 | 日記
各位、旧年中はお世話様でした。迎えた 2024=令和 6年も、どうか宜しくお願い致します。

昨年初にも記した記憶がありますが、我国の向き合うべき内外情勢は、これまでにも増して困難の度を増している感がする所です。

拙者の目の行く届く範囲で、又 決して十分とは参らない拙知性のレベルでという事ともなるかと思いますが、政治社会や趣味の鉄道交通写真の事共などで 折々綴って参れればとも思う次第です。良ければお付き合いを賜れれば幸いです。

まずは 年始のご挨拶まで。日常記事は 明 1/2以降分からの予定です。今回画像は、昨年暮れに撮り直しに参った 三重県下の JR関西本線・亀山から西を目指す同西日本社の在来線試験列車の様子を。一部からかもですが「西の防人」の意味をも込め「Doctor west」の愛称を取ってもいる様です。
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