このところ暗い毎日が続いている。
続いているだけならいいが、暗さが日毎に増しているところが辛い。
新型コロナウイルスの感染者が、毎日増えている。
不安が黒雲のように胸の中に湧き上がってくる。
不安は孤独を伴う。
孤独は何か頼りになるものを求める。
何でもいい、何かにすがりたい。
すがって安心したい。
藁にでもすがりたい。
藁ですよ、藁屑ですよ。
人間追い込まれると、あんなすがりようにもすがれないものにさえ、すがろうとするものなのだ。
とにかく誰もが不安な毎日を過ごしているのだ。
東京都の小池知事は外出の自粛を強く要請した。
「スティ ホーム」を強く要請した。
飲食店の営業時間は午後8時まで。
お酒の提供は午後7時まで、とし細かく指示した。
7時を過ぎて「ビール❕」とか言う人に対して「ダメ❕」と指示。
8時を過ぎても箸を手にしている人には「置け」と言い、椅子からなかなか立ち上がらない人には「立て」と言ったことになる。
これらの指示は犬的に言うと「待て」とか「お手」とかの言葉に相当する。
8時には店が閉まるので、早めに出かけなければならぬ事態が発生する。
そしていつもと変わらぬ夕方がある。
見上げればいつもの夕焼け。
夕焼け小焼けで日が暮れて、カラスと一緒に帰りましょう、の夕方。
限りなく優しいひと時の夕方。
昭和の時代には毎日「夕方」があった。
映画「三丁目の夕日」は「三丁目の夕方」でもあった。
夕方には夕日が付きもので、夕日には夕焼けが付きもの、夕焼けにはカラスがいてもらわないと困る、という夕方。
その懐かしい夕方が、この非常時であったからこそ、日本人にとって久しぶりの「夕方」。
新型コロナウイルスの蔓延があったればこその「夕方」。
そう思うことにしましょう。
志村さんも「だいじょうぶだぁ」と言い残してくれたことだし。
まだまだ大丈夫、日本。
品薄のマスクがやっと手に入った
たまたま寄ったドラグストアに、たまたまあった。
店員さん立会いのもと、一人ひと箱限定で税込み880円。
高いか安いかよくわからないが、何となく一安心。
店頭に並べる時間帯は秘密とか、要は3密を避けるため。
残り3箱だったからラッキーであった。
政府から支給されるアベノマスクはいたって評判が悪いようだ(まだもらってないけど)。
国家の最高指導者より、小池知事や吉村大阪府知事のほうが判断が速いし、的を得ていると思える。
有事の際に、本当の指導力を発揮するのは小池さんや吉村さんのほうじゃないかな。
と思うのは自分だけではないんじゃないかな。