ウチの母上は3月31日生まれである。
小学校に上がって生まれ順の出席番号は一番最後、背の高さの順番に一列に並ばされると一番前だった。
朝礼の時は自分の目の前にいるのは先生ばかりで、あくびもできない。
低学年のときは身体が小さかった。
運動会では、同級生なのにまるでお兄さん、お姉さんと一緒にいるみたいで、徒競走もビリだった。
でもそれは低学年のときだけで、4年生以降はあまり関係なくなった。
などと話をしていたことを思い出す。
今では90歳を超え、重い病気一つせず元気に暮らしている。
「早生まれなんて、かわいそうに」
と同情されても、生まれる月など自分ではどうしようもない。
早生まれの子供が不利益を被るのではないか。
4月生まれの子と丸一年違うと何かと損をする。
というのは日本人のどこかに残っているような気もする。
9月入学という問題が、ドサクサに紛れてどこかに消えてしまったような感がある。
主要国は9月入学が多いようだが、そうなると学年をどのように区別するのだろうか。
9月生まれから翌年8月までを同級生にするのか?
同学年、同窓会、早生まれという言葉自体も消滅するかも。
これまでの感覚とは相当ズレが生じ、これから始まる新しい生活様式への移行期間に様々な形となって現れることでしょう。
そんなこんな問題いっぱいの9月入学である。
本文とは関係ないが…
同居人(配偶者ともいいます)が管理しているプチトマトが赤く色づいてきた。
見るだけで、お許しがないと触ってもいけない。
厳しい統制管理下のもと、すくすくと成長するプチトマトでした。
やっぱり花が咲いた順に実ります。
早生まれから収穫ですね