たったいま、鍋焼きうどんを食べて帰ってきたところです。
煮えたぎってましたもんね。
口の中がまだ熱い
「熱いので気を付けてください」
と店のおねえさんが言ったけど、鍋全体がボコボコ音をたてている。
鍋の中は多種多様。
まず海老天、カマボコ、油揚げ、椎茸、エノキ、ワカメ、ネギ、卵。
さあ、どれから手をつけて、どういう手順で食べていくか。
普通まずレンゲで(この店では民芸調の木製お玉ですが)ツユを一口すすって、「さて」という段取りになる。
「さて」は鍋焼きうどんだけに対するものか?
鍋焼きうどんは具の数の多さで、即ちビールを一本飲むか。
という対象になる。
実をいうと、鍋焼きうどんを注文したとき、すでにビールタイムに突入しているのである。
これから鍋焼うどんを頂くのであるが、その出来上がるまでの間にお新香セットを取るか、ということになって注文したんですわ。
そうなると事態は急速に変わりまして、うどんにリキが入ってる店なのか存じませんが(出雲のさの屋というお店ですが)、鍋焼きうどんにはコシの強い讃岐風のうどんは似合わない。
コシの弱いヘナヘナしたうどんがマッチしてると思う。
コシが弱く、やたら麺が長いうどんをづるづる。
うどんの次は椎茸、次カマボコ、ツユづるづる。
うどん再び。
汗ダラダラ、背中のほうまでダラダラ。
そうそうビールも飲まなきゃ。
うどん再び。
ツユ再び。
そうそう卵、レンゲですくって一口で
いや箸でつついて散らす
鍋焼きうどんの卵って好きなんだよな。
ゆで卵とも半熟卵とも煮卵とも違う。
「鍋焼きうどんの卵」というものなんだな。
うどんのツユがしみていて旨いんだな、これが
うどん再び。
まだ火傷しそうに熱いです。
汗ダラダラ。
そうそうビールも飲まなきゃ。
うどん再び。
ツユ再び。
熱いです。
背中のほうまで汗ダラダラ。
最後は半狂乱ですね。