
、の、ごく一部。

歌舞伎座近くの「ピアス銀座ビル」。このビル、捻れ具合が面白い。大阪に本社を置く化粧品の製造販売会社らしいです。
お気に入りの本屋さん、教文館書店のショーウインドー。屋内に白樺の林?今年もクリスマス・マーケットが楽しみ。

松屋通り沿いにあるアイスリーム屋さん。夜でも、涼しくなっても客足が絶えない。

有楽町駅前の広場には「東京国際映画祭」の上映作品を一覧出来る看板も。


新橋演舞場から駅までの道すがら、目に付いたモノを撮ってみました。
もっと撮りたかったけれど、後方にいる私に構わず夫がスタスタ歩いて行ってしまうので…💧
歌舞伎座。夜も華やか。

歌舞伎座近くの「ピアス銀座ビル」。このビル、捻れ具合が面白い。大阪に本社を置く化粧品の製造販売会社らしいです。

お気に入りの本屋さん、教文館書店のショーウインドー。屋内に白樺の林?今年もクリスマス・マーケットが楽しみ。

松屋通り沿いにあるアイスリーム屋さん。夜でも、涼しくなっても客足が絶えない。

有楽町駅前の広場には「東京国際映画祭」の上映作品を一覧出来る看板も。

見出し画像は和光の裏手、シネスィッチ銀座の並びにある「ISSEY MIYAKE」。いつ見てもセンスの良い店構え。創業者の三宅一生さんは今年亡くなられてしまいましたね。森英恵さんも亡くなられて、ファッション界はふたつの巨星を失ってしまいました。
舞台劇「女の一生」は当代随一の実力派女優、大竹しのぶさんが12歳から55歳までを演じたのですが、世代ごとに話し方、声音、所作(特に歩き方と姿勢)を変えて巧みに演じ分けていました。
特に印象的だったのは滑舌の良さ。膨大な量の台詞を立板に水の如く言いながら、その一言一句が明瞭で、スーッと耳に入ります。他にベテラン俳優が何人も出演されていましたが、中にはよく聞き取れなかった台詞もあり、完璧に聞き取れたのは大竹さんと銀粉蝶さんの台詞でしょうか。
当たり前のことなんでしょうが、舞台、テレビ、映画では演技の手法が違いますね。
舞台は遠くからは顔の表情が見えないので、俳優はやはり台詞回しと声音と身体の動きで、演じる役の心情まで表現するしかない。ある程度の声量も必要でしょう。
そう言えば先日見た映画「ダウントン・アビー 新たなる時代へ」では、映画がサイレントからトーキーへと移行する過渡期を描いていました。
そこで、サイレント時代は見栄えの良さが重視され(例えばデパートの店員だったグレタ・ガルボは自身の声質に劣等感を抱いていたとも)、俳優の声質や話し方や演技力は問われなかったのに、トーキー時代になると一転してその3要素が重要になることを、サイレント時代の俳優が脅威に感じると言う下りがありました。
さらに何度か、舞台俳優こそ演技力があり、真の俳優であるとの発言も。
しかし、例えばテレビドラマを見ていると舞台出身の俳優は確かに演技力はあるけれど、身振り手振りや感情表現が些か大袈裟でオーバーアクトに感じることもあります。
その意味で、舞台、映画、テレビドラマと違う場で、的確にその場に応じた演技が出来る器用さを持ち合わせたのが、大竹さんのような気がします。だから、長きに渡って一線で活躍できるし、演技派と評される。
「女の一生」と言う舞台劇は、1902〜1945年と言う激動の時代を、女丈夫とも言える1人の女性の生き様を通して描いています。
ヒロインは生真面目で義理堅く働き者であるが故に、自身の本当の思いを胸の奥にしまい込み、周囲の期待に応えようと奮闘します。
ところが、一分の隙もない彼女の立派さに、家族までもが息苦しさを感じて離れて行ってしまう。
東京大空襲で全てを失ってもなお、彼女は生きることに前向きです。その逞しさと潔さに、見る人は励まされるのかもしれません。
劇中、登場人物達の軽妙なやりとりに、会場では何度も笑いが起きました。
シリアスな場面とコミカルな場面、緊張と弛緩のバランスが絶妙で、そこに普遍的な人間の生き方を問うようなエピソードが挟み込まれた精緻な脚本。
傑作だと思います。
今日23日(日)で東京公演は終了で、27日(木)から京都四條南座で京都公演が始まります。
【はなこの聞き耳】
ロビーで、トイレの洗い場で、いろいろな声が聞こえて来ました。
「古い劇場だから女子トイレの数が少ないわね。個室も狭くて出入りが大変。しかも、イマドキ和式まである。」
「椅子の座り心地が悪くて、お尻が痛くなるわ」
「春さん(杉村春子さん?)の舞台に比べると…まだ若いからかしらね?」←どう言う意味なんだろう?
また、幕間にロビーでの飲食(おにぎり?一応、食事処以外での飲食は禁止)をスタッフに注意された女性、その場ですぐに謝りつつも、急いで残りを口に頬張って、一言。「関係ないわよ(これくらいで感染などするもんですか?)」
逞しいのはヒロインだけではないようで…
写真は新橋演舞場で購入したお土産。東京半蔵門一心堂本舗の「玉ねぎ煎」「東京野菜カリーおかき」は美味しくて、量も少なめだったこともあり、あっという間になくなってしまいました😅
他に東京銀座清月堂本店の「雪月花」と、歌舞伎の隈取りが刺繍されたタオルハンカチ。それからプログラムも購入しました。なんだかんだ散財😅
