久しぶりに横浜MMの海沿いを散歩

見出し写真は山下公園から海側を望む風景。水平線に向かって低く垂れ込む灰色の厚い雲は彩度が低く、その繊細な色のグラデーションが描き出す模様が独特の空気感を湛え、まるでジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーが描く絵画のようです。あくまでも私の妄想ですが…😅 

昨日のことです。

「午後から晴れ」の予報を信じ、夫婦で散歩に出かけたものの…あいにくの曇り空が一向に解消されない😥

それどころか、山下公園のベンチで休憩していたら雨まで降り出し、早々と散歩を切り上げたのでした😭

昨日の散歩が何だかなと思ったのはそれだけではなく…

久しぶりにワールドポーターズに寄ったら、あの英国の老舗おもちゃ店Hamleysが既に撤退していました😨  キャナルシティ博多の３月に続き５月に閉店したようです。何だか寂しい…😢 

その一方で横浜みなとみらい地区のビル新築は引きも切らず…赤レンガ倉庫前にも新しいビルが建設中。建物の前の網目状のドームは何でしょうね？

みなとみらい地区は今でこそおしゃれな地区として人気ですが、私が仕事で通っていた３５年以上前💦は何もない空き地の広がる埋立地だったんですよ。本当に様変わりしました。

なんと赤レンガ倉庫も設備メンテナンスで休館中😲 例年その広場で開催され、多くの人で賑わう「オクトーバーフェスト」はどうした？と思ったら、先週開催されたようですね。その直後から工事は始まったようです。工事期間の告知が見当たらないので、工事がいつまで続くのかは不明。横浜の並木がすべて色づく頃には終わるのかしら…

ペデストリアンデッキ入口の歩行者専用(自転車も降りて押すなら通行可)を示すぞうさんの置物。見る度に色柄が違います😀 今回はスカイブルー。

デッキから右手に横浜？神奈川？三大塔のうちのふたつが見えます。左手奥のシックなレンガ造りが県庁で、右手前のモスクのミナレットを思わせる鮮やかなコバルトブルーのドーム天井が特徴的な建物は横浜税関です。横浜税関は今年の11月で開設150周年になるそうです。今年は10月14日に鉄道も開業150周年を迎え、１８７２年(明治５年)は日本が新たな体制で国造りを目指す中、さまざまな施設が整備された年だったのだなと実感。

大観覧車横浜コスモクロック２１、ショッピングモールクイーンズスクエア横浜、横浜グランドインターコンチネンタルホテル、横浜赤レンガ倉庫、そして横浜水上警察署とパトロール船が見えます。雲の間にわずかながら青空も！

見えますかね？本牧ふ頭にそびえ立つ機動戦士ガンダム。イベントの正式名称はGUNDAM FACTORY YOKOHAMA。好評につき、2023年3月31日まで期間を延長して開催されるそうです。その勇姿を山下公園からも遠目に見ることができます。写真は山下公園から撮影。

山下公園内はバラをはじめ色とりどりの花々が咲いていました。花が咲き乱れてきれいなんだけれど…

ここも一部工事中😩 一部の芝生には入れません。園内の一部モニュメントもメンテナンス中です。

右端に見える後ろ姿💦の像はドナルド・ホール作「水の守護神」。通常はその周りから噴水が出ているのですが、この日は休みでした。横浜市と米サンディエゴ市の姉妹都市提携を記念して、1960年にサンディエゴから寄贈されたもので、同市にも同じものがあるそうです。人気(ひとけ)もなく噴水もなく、曇天の背景も相まって、なんだか物悲しい風景。常に人通りの絶えない山下公園らしからぬ風景。それでも、それなりに人は歩いていましたが…立ち止まってのんびり景色を楽しむと言うより、殆どの人が足早に園内を通り過ぎると言う感じでした。

こんもりとした木立の背景に一部船体とマストが見えるのは氷川丸。

山下公園を出て横浜中華街へと向かう途中の通り沿いにある、あの００７のボンドカーで有名なASTON　MARTINのショールーム。ロゴがカッコイイ。肝心の車は外からは見えませんでした。もしかして、なかったのか？

ダニエル・クレイグ・ボンドは例外的に"金髪"だし、歴代のボンド俳優が軒並み180ｃｍ超えだったのに対し、彼は176~8cmと英国人にしては小柄でしたが、一貫してハードボイルド・タッチの演出とマッチした彼のボンド像は哀愁を帯びてかっこよかったんですよね。映画のテイストもキャラクター像も時代の変化と共に変化して行く。それが００７シリーズが時代を超えて長く愛され続ける秘訣なのかもしれません。

中華街東門。もう何十年も通い続けているのに、なぜか昨日「ちゅうか　がいとうもん？」と大ボケをかましたはなこであります😰 

よく見ると横断幕に「カンフーシューズ飛ばし世界大会開催！」とあります。11月３日㈭文化の日に開催らしいです。ははは…「世界大会」と来ましたか😁 何回目なんだろう？

平日の曇天のせいか、土日の芋を洗うような賑わいとは程遠い人の少なさ。でも、おかげで歩き易いです。コロナ禍と後継者不足の問題なのか、古くからある老舗の休業や閉店が相次ぎ、逆に新参の「食べ放題」の店が増えて、日本一の規模を誇る中華街も随分と様変わりしました。

息子が横浜の中高一貫校で学んでいた頃、同級生に中華街の大店のお嬢様がいて、その子の門限が５時で部活もできない深窓の令嬢ぶりに驚いた記憶があります。長身で色白の上品な面立ちのお嬢さんでした。同級生には中華系や韓国系だけでなく欧米系のハーフの子もいたり、また教師にも中華系の方がいて、結構インターナショナルな雰囲気でした。さすが横浜…

息子の出身校はＰＴＡ役員の慰労会を老舗の１フロアを借り切って開催したり、卒業パーティをあのマッカーサーゆかりの老舗ホテルで開催するなど、この辺りとは縁の深い学校のようでした。息子が入学して初めて知ったことですが…

市場通り。道幅が狭いせいか、ここは人でごった返していました。この通りを入ってすぐの左手に本場の麻婆豆腐の味で知られる四川料理の名店？「景徳鎮」があります。最近、行っていないなあ…

中華街にはその時々にブームの商品があり、今は上海小籠包が人気のようです。その店の前には長蛇の列が出来ていました。ひとつブームが去れば、また新しいブームが来て、一部で店の入れ替わりが激しい印象のある横浜中華街。その中で昔ながらの老舗は踏ん張っていると言う感じ。

今年に入ってバスツアーで食べ放題の店を初めて利用したのですが、正直、美味しくなかったです。ツアーで狭い空間に大勢でひしめきあい、時間制限もあるしで、うるさく、慌ただしく、店の人も対応に大変そうで、ちっとも食事を楽しめませんでした。

これなら多少値が張ろうとも、横浜駅東口の崎陽軒本店の中華の店で、ゆったりとした雰囲気の中で味わった方がマシです。ランチなら、それほど高くないです。接客も丁寧で、気持ち良く美味しい中華をいただけます。

とは言え、雑多でカオスなところが中華街の魅力でもあるんですよね。そう言えば、最近は占い店もブームですね。中央通りに結構な数の占いが出店して、盛んに呼び込みをしています。そこで"半額"につられてはいけません。客はデビュー近い新人の研修に利用されるだけです…と経験者は語る😅 

中華街西門を出て、いよいよ中華街ともお別れ？門の外にも店はいろいろありますが…

前回訪れた際に売り切れで買えなかった「桃烏龍」茶を(50ｇ、850円)、今回、横浜博覧館で購入しました。まだ飲んでいませんが、袋を開けると桃の香りがするそうです。楽しみ😍 

桜木町駅を起点に中華街を経て石川町駅へと至る、久しぶりの「横浜みなとみらい海沿い散歩」は意外にもがっかりな展開でしたが、なんだかんだ海沿いを歩くのは開放感があり、気持ちは良いです。１時間以上歩けば身体の血液循環も良くなり、健康増進に役立ちますしね。

今日なんて昨日とは一転してすっきりとした青空が広がる秋晴れなので、さぞかし楽しい散歩になったことでしょう。まあ、仕方ないですね。こんな日もあるさ、と言うことで😉 

また、行こう👍