はなこのアンテナ@無知の知

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リーダーシップについて

2012年07月26日 | はなこのMEMO
クレジットカードのアメリカン・エクスプレス・インターナショナル日本(以下、アメックス日本)社長ロバート・サイデル氏が、リーダーシップについて語っていたのが面白いので、ここにメモしておきます(7/23付日経夕刊7面)。

・日米の書店にはリーダーシップに関する本が驚くほど沢山並んでいるが、日本の場合、部下を持った悩める上司向けに書かれたものが多い
しかし、部下の指導や育成能力はリーダーシップのひとつの特性に過ぎず、リーダーシップは部下を持つ上司だけに求められるものでもない

アメックス日本では、新入社員を含め、全社員にリーダーシップの発揮を求めている。人事評価でも「どのようなリーダーシップを発揮したか」がポイントのひとつ。

リーダーシップの定義

アメックス日本では、リーダーシップによって成果を生み出す行動を以下の4つに分類し、それらを率先して行動に移すことを求めると共に、具体的な行動事例を示している。

①未来を創造する
②社員を鼓舞する…(例)焦点を明確にして理解を深めるように会話を導く、など
③顧客を感動させる
④約束を果たす

延べ18年の在留経験から、私はいかに日本人が優秀で、想像力に富み、誠実であるかを知っている。リーダーシップを明確に定義し、それを発揮する上で必要なアクションを具体的に整理できれば、日本人はますます国際舞台でリーダーとして活躍できるはずだ。

【感想】

入社当初から、会社がリーダーシップに関して明確な指針を社員に与えれば、社員は常にそれを意識して行動することが習慣づけられ、成果を上げることで自信を得、次第にリーダーシップが発揮できるようになるのだろうか?

リーダーシップを意識するとは、上司や先輩の指示を鵜呑みにせず、常に自分の頭で考えることを習慣づけると言うことなのだろうか?。これを入社当初から実践することの意義は大きいと思う。日本の企業は果たして新人教育で同様のことをしているのだろうか?

そもそもデキル人は、会社に促されなくても、入社当初から自分で考えて上記の4つのことを実践しているのだろうなあ…

因みに、最近伝記映画も作られたマーガレット・サッチャー元英国首相は、雑貨商を営んでいた父から

考えは言葉になり、行動を生み、習慣となる。習慣はやがて人格となり、そして人格はその人の運命をつくる

と言う信念を受け継いだのだそうだ。これは正しく、リーダーシップを発揮する生き方なのではないだろうか?

リーダーシップは生まれながらのもの(=ギフト)とは必ずしも言い切れないし、一朝一夕で身につくものでもないのだろう。
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