『ゴール!』、『ポセイドン』の試写会が控えております。
レビューは他に『レント』を近々アップする予定です。
これまで細々と映画の感想などをしたためておりましたが、
『明日の記憶』という作品自身が持つ力なのか、
そのレビューに対し思いがけない反響があり、
多くの方からTBもいただいて、喜びや驚きと同時に
正直なところ戸惑ってもおります。
常々思うことは、作品と鑑賞者の関係は一対一のもので、
他人の映画評は参考にはなっても(新たな情報や視点を
与えてくれるのは確か)、その評価が絶対ということはなく
(たとえそれがプロの批評家の評価であっても)、
人それぞれに作品との関係があるのだろう、ということ。
鑑賞者それぞれのバックグラウンド、興味関心が違うのだから
着眼点が違うのはもとより、作品から受ける印象、
ひいては作品への思い入れが違って来るのは
当然と言えば当然。
(しかも、それさえ、個人史の過程でどんどん変化して行く
ものなのでしょう。その時々の関心興味はもちろんのこと、
知識の蓄積、経験の蓄積に伴う人間としての成熟によって、
作品との関わり方、理解の深度も違って来る。)
と言うことは、人が100人いれば、他人が何と言おうが
100人それぞれの映画との関わり方があり、「この1本」
があるはず。
だからこそ自分なりの想いは大事にしたいし、他の方々にも
その方なりの想いを大事にしていただきたいですね。
映画を愛する皆さんが、「これは!」と思う作品に
1本でも多く出会えますように。