はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

育ちの良さ

2015年12月26日 | はなこ的考察―良いこと探し
育ちの良さを感じさせる人がいる。
自分の身近に少なくとも数人はいる。

その人の人柄で一番特徴的なのは、
何時お会いしても笑みを絶やさないこと。
情緒が安定していて、感情の起伏が穏やかと言うことだ。

だから一緒にいて心安い。


また、常に誰に対しても、何に対しても、公正な態度を崩さない。
人の悪口にも安易に同調しない。
たとえ親しい間柄であっても、
相手に何らかの非があれば、その場でやんわりと正す。
しかし、けっして責めたりはしない。
とにかく諭し上手である。

だから、諭されれば素直に従わざるを得ない。反論の余地がないのだ。
その聡明さで、一緒にいて"気づき"を与えられることも多い。


そして、誰に対しても丁重に接し、親切である。何か頼まれれば協力も惜しまない。
人の長所を見出す励まし上手でもある。

だから、尊敬せずにはおれない。自分もかくありたいと思う。


育ちの良さと言えば、生まれた家の"格"で決まると思われがちだが、
育ちの良さは、生まれた"家柄の良さ"だけで決まるものでもないようである。

"立場"が人を形作るのはもちろんだが、
誰もが一目置くような家柄の出でなくとも、
賢明で、聡明な親のもとで育てば、
誰でも育ちの良さの特質を獲得できる可能性はあるようである。

そもそも家柄の良さは、"賢明さ"の代々に渡る継承が作り出すものであり、
各代の次世代に対するしっかりとした"教育"の賜物と言えるのかもしれない。

残念ながら生まれる"家"も"親"も選べないが、
育ちの良い人から、人としての在り方は学ぶことができる。
育ちの良い人と出会うチャンスは自分で作ることができる。


日々易きに流れることなく、目標を持って生きること。
日々自らの言動を省みること。
そして、日々改善の努力を惜しまないこと。

その先に、心惹かれる、自分の手本となる
素晴らしい人との出会いがあると信じて…


     パリのロダン美術館の広大な庭。澄んだ青空に浮かぶ白い雲が印象的。
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