私は川崎市に住んでいます。SNSで川崎市に関する記述を読むと、否定的な書き込みのオンパレードに正直ウンザリします。
悪口をいろいろ書き連ねている人、一体川崎の何を知っているんでしょうね?偏見に基づくイメージだけで語ってるのではないですか?一部の短所を殊更拡大して語ってみせてはいないでしょうか?
私自身、元々は九州出身で、川崎に住み始めたのは海外駐在から戻って来て、会社が用意してくれた社宅(海外赴任中の方のお宅を借り上げたもので、高層マンションの最上階でした。そのベランダからは正面に富士山がドーンと見える迫力の眺望でした)の所在地がたまたま川崎市だったのがきっかけでした。
住んでみたら都心や横浜や羽田空港だけでなく、夫の会社にも電車で10分程度とアクセスが抜群に良いのと物価の安さ(固定資産税も横浜より10%安いらしい)が気に入って、そのまま川崎でマンションを購入してしまいました。夫は出張で新幹線を利用することも多いので、東海道線で品川駅まで1駅なのも便利です。
マンション購入後間もなくして、駅周辺には既存の独立系シネコン、チネチッタ(過去には年間観客動員数連続して全国1位を記録)に加えて、チェーン系のTOHOシネマズ、109シネマズもオープンし、映画好きには堪らない鑑賞環境になりました。単館系作品も地元で殆ど見られます。
駅西口にはミューザ川崎と言う市立のパイプオルガンも付設した本格的なコンサートホールも出来、国内外の著名な音楽家の演奏も地元で聴くことが出来ます。これで駅の近くに美術館や博物館があれば言うことなしなのですが、南武線沿線に(駅からのアクセスが少々悪いですが)市民ミュージアム、岡本太郎美術館、藤子・F・不二雄ミュージアム(大人気で入館は完全予約制)があります。
駅の東西には大型商業施設ラゾーナ(総売り上げ連続日本一の記録有り)や地下街アゼリア(延床面積全国3位)、さらにルフロン、ダイスといった商業ビルもあり、商業施設も充実しています。
昔ほどでないにしても、空気があまりきれいとは言えないのが残念ではありますが、許容範囲です。しかもその原因は今や工場のばい煙ではなく(←厳しい環境基準で規制されているので殆ど無いに等しい)、自動車の排気ガスです。それならば交通量の多い地域なら、全国共通の悩みと言えるでしょう。
さらに南北に細長い地形で、南北間のアクセスがあまり良くない為に(長らく南武線は各駅停車運行のみでした。しかも北部の中核、新百合ヶ丘には登戸で小田急線に乗り換えないと行けない)、同じ川崎市民でも南部と北部とでは一体感が希薄なところも残念です。SNS上で、北部在住者と見られる人が「南部と一緒にしないでくれ」と書いているのを見ると、同じ川崎市民としては、その傲慢な優越意識に悲しくなってしまいます。
その上、川崎市は北から順に小田急線、田園都市線、横須賀線、東横線、東海道線、京浜東北線、京急線と幾つもの鉄道路線が横断しており、都心へのアクセスが良いだけに、特によそから移り住んで来た市民は地元への愛着は今ひとつなのかもしれません(川崎市としても新旧市民の融和は市政運営上、重要な課題のひとつらしい)。
マンション暮らしでご近所付き合いはそれほど濃密ではないのですが、商店街でのやりとりやPTAでの付き合いなど、さまざまな場所で地元の人々と関わった限りでは、全般的に下町気質で気取ったところがないので、概ね皆さん話しやすい印象です(もちろん、例外はあります。どこにでも良い人がいる一方で悪い人もいるものです)。
その川崎市、なんと今年に入って人口が150万人を突破しました。私が住み始めた頃は長崎県より人口が少なかったのですが、いつの間にか逆転してしまいました。
川崎市は1924年に人口5万人で市制をスタートし、政令指定都市になった翌年の73年に100万人を超え、2009年には140万人を突破し、以降は全ての区で人口増が続いています。
市外からの転入者の増加と安定的な出生数による増加の相乗効果で、16年の出生数から死亡数を引いた自然増では、全国20政令指定都市の内14都市が減少している中、川崎市はトップで3,119人も増えているのです。
これには10代後半から30代前半の若い世代の増加が寄与しており、特に20代前半では20~24歳の転入と転出の差は14,000人を超えています。出生数も07年から10年間、毎年14,000人を超えているのです。(以上、数値データは『タウンニュース』5月5日号より)
全国の都市でも突出した人口増は、大規模マンション建設⋆による集合住宅の供給増や、若い世代を中心に川崎市のイメージが改善され、都心へのアクセスの良さやスポーツ・文化面で評価されているのが一因と言われています(その為、待機児童問題、人口密集地における災害発生などへの対応が急務)。
⋆ 中原区武蔵小杉駅周辺の再開発地区や幸区、川崎区の工場跡地
数字は、川崎市が若い人を惹きつけて止まない、全国でも屈指の「活力に満ちた街」であることを如実に示しています。
つまり、昔のイメージを引きずって未だに川崎市を馬鹿にしている人は、もはや時代遅れと言うことです。実際、国内ツアーに参加した時に、私達夫婦が川崎市在住と言った途端、態度が豹変した夫婦がいました。年配のご夫婦でした。残念ながら、その方々の脳内データはいつまでもアップデートされずに昔のままなんでしょうね。
せいぜい無知を晒して恥をかかないよう、私も常に情報のアップデートに努め、ヨソ様のことを安易に(確たる根拠なしに)見下したりなどしないよう気を付けねば!
悪口をいろいろ書き連ねている人、一体川崎の何を知っているんでしょうね?偏見に基づくイメージだけで語ってるのではないですか?一部の短所を殊更拡大して語ってみせてはいないでしょうか?
私自身、元々は九州出身で、川崎に住み始めたのは海外駐在から戻って来て、会社が用意してくれた社宅(海外赴任中の方のお宅を借り上げたもので、高層マンションの最上階でした。そのベランダからは正面に富士山がドーンと見える迫力の眺望でした)の所在地がたまたま川崎市だったのがきっかけでした。
住んでみたら都心や横浜や羽田空港だけでなく、夫の会社にも電車で10分程度とアクセスが抜群に良いのと物価の安さ(固定資産税も横浜より10%安いらしい)が気に入って、そのまま川崎でマンションを購入してしまいました。夫は出張で新幹線を利用することも多いので、東海道線で品川駅まで1駅なのも便利です。
マンション購入後間もなくして、駅周辺には既存の独立系シネコン、チネチッタ(過去には年間観客動員数連続して全国1位を記録)に加えて、チェーン系のTOHOシネマズ、109シネマズもオープンし、映画好きには堪らない鑑賞環境になりました。単館系作品も地元で殆ど見られます。
駅西口にはミューザ川崎と言う市立のパイプオルガンも付設した本格的なコンサートホールも出来、国内外の著名な音楽家の演奏も地元で聴くことが出来ます。これで駅の近くに美術館や博物館があれば言うことなしなのですが、南武線沿線に(駅からのアクセスが少々悪いですが)市民ミュージアム、岡本太郎美術館、藤子・F・不二雄ミュージアム(大人気で入館は完全予約制)があります。
駅の東西には大型商業施設ラゾーナ(総売り上げ連続日本一の記録有り)や地下街アゼリア(延床面積全国3位)、さらにルフロン、ダイスといった商業ビルもあり、商業施設も充実しています。
昔ほどでないにしても、空気があまりきれいとは言えないのが残念ではありますが、許容範囲です。しかもその原因は今や工場のばい煙ではなく(←厳しい環境基準で規制されているので殆ど無いに等しい)、自動車の排気ガスです。それならば交通量の多い地域なら、全国共通の悩みと言えるでしょう。
さらに南北に細長い地形で、南北間のアクセスがあまり良くない為に(長らく南武線は各駅停車運行のみでした。しかも北部の中核、新百合ヶ丘には登戸で小田急線に乗り換えないと行けない)、同じ川崎市民でも南部と北部とでは一体感が希薄なところも残念です。SNS上で、北部在住者と見られる人が「南部と一緒にしないでくれ」と書いているのを見ると、同じ川崎市民としては、その傲慢な優越意識に悲しくなってしまいます。
その上、川崎市は北から順に小田急線、田園都市線、横須賀線、東横線、東海道線、京浜東北線、京急線と幾つもの鉄道路線が横断しており、都心へのアクセスが良いだけに、特によそから移り住んで来た市民は地元への愛着は今ひとつなのかもしれません(川崎市としても新旧市民の融和は市政運営上、重要な課題のひとつらしい)。
マンション暮らしでご近所付き合いはそれほど濃密ではないのですが、商店街でのやりとりやPTAでの付き合いなど、さまざまな場所で地元の人々と関わった限りでは、全般的に下町気質で気取ったところがないので、概ね皆さん話しやすい印象です(もちろん、例外はあります。どこにでも良い人がいる一方で悪い人もいるものです)。
その川崎市、なんと今年に入って人口が150万人を突破しました。私が住み始めた頃は長崎県より人口が少なかったのですが、いつの間にか逆転してしまいました。
川崎市は1924年に人口5万人で市制をスタートし、政令指定都市になった翌年の73年に100万人を超え、2009年には140万人を突破し、以降は全ての区で人口増が続いています。
市外からの転入者の増加と安定的な出生数による増加の相乗効果で、16年の出生数から死亡数を引いた自然増では、全国20政令指定都市の内14都市が減少している中、川崎市はトップで3,119人も増えているのです。
これには10代後半から30代前半の若い世代の増加が寄与しており、特に20代前半では20~24歳の転入と転出の差は14,000人を超えています。出生数も07年から10年間、毎年14,000人を超えているのです。(以上、数値データは『タウンニュース』5月5日号より)
全国の都市でも突出した人口増は、大規模マンション建設⋆による集合住宅の供給増や、若い世代を中心に川崎市のイメージが改善され、都心へのアクセスの良さやスポーツ・文化面で評価されているのが一因と言われています(その為、待機児童問題、人口密集地における災害発生などへの対応が急務)。
⋆ 中原区武蔵小杉駅周辺の再開発地区や幸区、川崎区の工場跡地
数字は、川崎市が若い人を惹きつけて止まない、全国でも屈指の「活力に満ちた街」であることを如実に示しています。
つまり、昔のイメージを引きずって未だに川崎市を馬鹿にしている人は、もはや時代遅れと言うことです。実際、国内ツアーに参加した時に、私達夫婦が川崎市在住と言った途端、態度が豹変した夫婦がいました。年配のご夫婦でした。残念ながら、その方々の脳内データはいつまでもアップデートされずに昔のままなんでしょうね。
せいぜい無知を晒して恥をかかないよう、私も常に情報のアップデートに努め、ヨソ様のことを安易に(確たる根拠なしに)見下したりなどしないよう気を付けねば!