はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

嫌な事件

2014年09月20日 | 気になったニュース
 昨夜のニュースで腹立たしかった2件。一件は東京都多摩市で起きている、新築途中の住宅が連続放火されている事件。もう一件は群馬県は嬬恋村で、収穫間近のキャベツが夜中に根こそぎ盗難に遭う事件が相次いでいる、というもの。

 金銭的な被害はもとより、住宅の完成を待ちわびていた人々と、丹精込めて育てたキャベツの収穫と出荷を待ち望んでいた農家の人々の思いを踏みにじる酷い事件である。放火魔には他人の幸福を妬み、それを壊そうとする歪んだ心理が透けて見えるし、キャベツ泥棒には、目先の金儲け(←犯人は最近キャベツの市場価格が高騰していることに目を付けたようだ)の為に他人の日々の努力を踏みにじり、その手柄を横取りしても平気な狡猾さが感じられる。何れの犯人も心が腐っている。罰当たりな輩である。

 おそらく、このような輩は近年急に増えたわけでもなく、昔から一定数存在していたのだろうが、情報化社会になって広く世間に知れ渡るようになった。それがまた、こうした犯罪者を喜ばせることになっているのではないかと思うと、余計に腹が立つ。特に放火魔は世間が騒げば騒ぐほどカタルシスのようなものを感じるだろうし、泥棒のニュースは模倣犯を生み出しかねない。

 だからこそ、どちらも、けっして逃してはならないのだ。逃げおおせて、せせら笑う彼ら(彼女ら?)の姿を、現実のものにしてはいけないのだ。

 実際、既に建築業者や地元警察による夜間の警備が強化されている。近隣住民も目を光らせている。過去の例を見ても、農作物の窃盗犯は、殆どが逮捕されている。何れの事件も、犯人が逮捕されるのは時間の問題だろう。
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