はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

新橋汐留~浜離宮~隅田川クルーズ~浅草

2008年01月16日 | 散歩の記録
 汐留の高層ビル群

 寒い日が続いておりますが、3連休の中日の13日、夫婦で街散歩に出かけました。今回はJR新橋駅を出発点に、汐留ビジネス区を経て、まずは浜離宮恩賜(オンシ)庭園へ。園内をのんびり散策した後、そこから水上バスで隅田川クルーズを楽しみ、浅草浅草寺をお参りして来ました。

 汐留ビジネス区が出来て、界隈の様相は一変しましたね。目印になるものが乏しく位置感覚は掴みづらいし、ビル風も吹きすさぶので地上を歩くのは不便です。外から来るものを冷たく拒むような雰囲気さえ漂う。環境的にも汐留に高層ビルが林立した為に浜風が遮られ、新橋はヒートアイランド化が一層進んだのだとか。ビジネスの効率性を追求する余り、街が段々ヒトに冷たくなっているような…そんな汐留ビル群は美しい浜離宮を借景にしているんだろうな。なんて贅沢な。

 さて、浜離宮には二つの門がありますが、以前「大手門」前にあった陸橋が撤去された為、新橋方面から浜離宮へ徒歩で行くなら「中の御門」からの入場が便利です。それを知らなかった私達はかなり遠回りをして浜離宮の「大手門」に辿り着きました。まあ散歩なので、「遠回りもまた楽し」なんですけど(笑)。

 まず目についたのが「雪吊り」の松 

 雪が皆無なのに(まず雪吊りで対処しなければならないほど積もりそうにない)「雪吊り」とはこれいかに…造園技術の継承という意味では雪が降る降らないに関わらず冬の季節には施す必要があるのでしょうか?「雪吊り」と言えば、金沢の兼六園が真っ先に浮かぶなあ…そう言えば結婚1年目のちょうどこの頃に金沢へ行ったのでした。見渡す限りの銀世界に「雪吊り」の松は凜として美しかったなあ…ホテルの朝食のみそ汁は鍋物のように個々に固形燃料で下から温められていたのが印象的で…まさにま・ふ・ゆって感じでした。

 浜離宮と言えば松林、見事です

池の上に曲がり枝、水面(ミナモ)には青空 

 将軍や公家も愛用したと言う中島の御茶屋

汐留の高層ビル群を背景に中島の御茶屋 

  海岸べりでベンチに腰掛け、ひと休み…

 早咲きの梅も!

「300年の松」も健在です! 

東京タワーも見えます なぜか一条の光

浜離宮恩賜庭園情報




 水上バスではのんびりと川べりの風景を楽しみました。パンフの地図を見ながら次々とくぐる橋の名前を確認するのも楽しかったです。船内には大勢の外国人観光客の姿も。今回初めて知ったのですが、「浅草」に行くのなら水上バスの乗り場として「浜離宮」は穴場ですね。浅草から来た船は「日の出桟橋」に向かう前に「浜離宮」に寄るので、「浜離宮」から乗り込めば、乗降の混雑を避けて余裕を持って着席できるのです。

TOKYO CRUISE(水上バス案内)




 相変わらず、浅草寺と仲見世通りは多くの人で賑わっていました。参拝では長い行列ができていました。帰り道、混雑を避けるなら、裏通りを通るのも一案ですね。裏側から見る仲見世通りの店舗は、狭小スペースを生かした無駄のない合理的な建築が見事で感心するばかり。

今年は本堂落慶50周年らしい…

 寒いと家に籠もりがちになりますが、寒さを肌で受け止めながらの冬の散歩も楽しいものです。庭園は人通りが少なく、空気も清澄で、自然をより身近に感じることができます。  
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