今日、息子はイレギュラーに家庭教師のバイトで、夫は急遽同僚と飲みに。いつもなら慌ただしい時間に、のんびり過ごしている。
つい先日まで、蝉の大合唱がうるさいくらいだったのに、ここ数日の気温の低下で、たまに聞こえて来る鳴き声もどこか弱々しい。
とは言え、夏の終わりの前兆は10日位前からあった。
ベランダや玄関前の廊下で、ひっくりかえって腹を見せた蝉の姿を多く見かけるようになった。
しばらくして様子を見てみると姿が消えていたりしたので、以前、ベランダの鉢植えに実っていたパプリカを囓ってしまった時のように、死んでしまった蝉を、椋鳥か何かが咥えて持って行ってしまったのかと思っていた。
微動だにしない蝉を、ある時、試みにひっくり返してみると、まだ生きていたようで、しかしかなり弱っているのか飛び立つこともなく、力ない足取りでモサモサと動いて、近くにあった箱の陰に隠れてしまった。
いじわるに箱を持ち上げてみると、蝉はじっとその場に佇んでいた。そして、しばらくして、渾身の力を振り絞ったのか、飛び立っていった。
あのベランダでひっくり返っていた蝉も、もしかしたら自力で体勢を変えて、飛び立って行ったのかもしれない。
でも、あの様子じゃ、近くの木までたどり着けまい。
途中で力尽きて、どこかに墜落して、運が良ければ土に還るのかもしれない。
夏の逃げ足が速すぎて、蝉たちもアタフタしていることでしょう。
でも、また気まぐれに、夏は戻って来るのかもしれない。
その時まで、蝉たちは生き長らえているのだろうか?
つい先日まで、蝉の大合唱がうるさいくらいだったのに、ここ数日の気温の低下で、たまに聞こえて来る鳴き声もどこか弱々しい。
とは言え、夏の終わりの前兆は10日位前からあった。
ベランダや玄関前の廊下で、ひっくりかえって腹を見せた蝉の姿を多く見かけるようになった。
しばらくして様子を見てみると姿が消えていたりしたので、以前、ベランダの鉢植えに実っていたパプリカを囓ってしまった時のように、死んでしまった蝉を、椋鳥か何かが咥えて持って行ってしまったのかと思っていた。
微動だにしない蝉を、ある時、試みにひっくり返してみると、まだ生きていたようで、しかしかなり弱っているのか飛び立つこともなく、力ない足取りでモサモサと動いて、近くにあった箱の陰に隠れてしまった。
いじわるに箱を持ち上げてみると、蝉はじっとその場に佇んでいた。そして、しばらくして、渾身の力を振り絞ったのか、飛び立っていった。
あのベランダでひっくり返っていた蝉も、もしかしたら自力で体勢を変えて、飛び立って行ったのかもしれない。
でも、あの様子じゃ、近くの木までたどり着けまい。
途中で力尽きて、どこかに墜落して、運が良ければ土に還るのかもしれない。
夏の逃げ足が速すぎて、蝉たちもアタフタしていることでしょう。
でも、また気まぐれに、夏は戻って来るのかもしれない。
その時まで、蝉たちは生き長らえているのだろうか?