はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

そろそろ周囲では結婚話が出て来た…

2016年03月13日 | 家族のことつれづれ
 帰省中の息子と久しぶりにいろいろ話をしている。

 今年のGWには、大学時代の友人の結婚式で福岡に行くらしい。その友人は同じ研究室仲間だけれど、学部卒で就職した人なので、社会人4年目で身を固めることになるわけだ。昨年大学院を修了し、入社一年目を無我夢中に過ごして、今は仕事のことで頭がいっぱいの息子とはエライ違いである。

 ここ数年、息子の周りの同世代では、結婚話がチラホラと聞こえて来た。2つ違いの従兄は息子の年齢で結婚しているし、高校の同級生も長い付き合いだった女性と昨年結婚、幼稚園からの幼馴染の女性は20歳で結婚して、もうすでに一児の母である。

 早々と結婚した人は、高卒で就職するなど社会人生活を早くスタートさせた人か、学生時代にすでに相手と出会っている人が多い(やはり子供は親の背中を見て育つものなので、親が早婚なら子も早婚、両親が学生時代に出会い、結婚に至った場合、子供も似たような経緯を辿るようだ)

 特に後者は、相手の職業や年収と言った「条件」など考えずに、「ひとりの異性として好き」と言う思いが先行しての結婚だから、男性が社会人になった時点で結婚に踏み切るケースが多いように思う。そうした結婚には勢いがある。一方、なまじ社会人になってしまうと、男女共に互いの気持ちがどうなのか以前に、相手の「結婚相手としての条件」が気になってしまい、結婚に二の足を踏んでしまいがちだろうか?

 今回、結婚式に招いてくれた友人は就職を機に福岡に移住した人らしく、結婚相手とは就職後、福岡で出会ったらしい。

 その友人の結婚式で、息子は友人代表のスピーチを頼まれたそうだ。子供時代の口下手な印象が未だ残っている親からしてみれば、これは意外である。そもそも学生時代、その友人が息子と特段仲の良い友人だった印象もない(話に何度も出てくる友人の名前は、さすがに覚えている)

 にも関わらず、息子が友人代表のスピーチに選ばれた理由を聞いて、周囲が息子に対して抱く印象を改めて知った。なんでもお相手のご実家がお寺さんで、まかり間違ってもふざけたスピーチはして欲しくないとのこと。だから、"友人の中で一番真面目"な息子に白羽の矢が立ったそうだ。ふーん、息子はそんなに"真面目"で通っているのか。ともあれ息子よ、せっかくご指名をいただいたのだから、学友の門出を心の籠ったスピーチで祝ってあげなくてはね。

 親の目には"頑固"で"変人"だけれど。その頑固で変人ゆえに、未だに彼女が出来ない息子である。ただし人として誠実なのは親も認めるところ。仕事一辺倒の近寄りがたい雰囲気で、今のところ女性には縁のない息子だけれど、いざ恋人が出来れば、恋人を守り大切にする男気はあると思う。彼の良さに気付く女性がいつか現れて欲しいなと思う。

 その為には、私のような息子溺愛母は身近にはいない方が良い。息子が就職を機に実家を出たことは、私自身としては一抹の寂しさがあるけれど、息子にとっては良かったと思う。

 最近、帰省する度に、一人の人間としての粗が目につくのか(つまり客観視しているということ)、私に容赦なく厳しい言葉を投げかける息子に、人間的成長(=親離れ)を感じて、親としては安堵している。
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