去る日曜日、夫が久しぶりにTOEICを受験した。彼にとって初めてのTOEICは、会社の方針で社員全員が義務づけられての受験だった。その時のスコアは800点半ばで、所属部署で3位の成績だったらしい。それからもう1度受験して後はしばらく受験の機会はなく、TOEICがリニューアルをしてからは、今回が初めての(自腹)受験である。
1カ月前に書店で問題集を買い、帰宅後は毎日欠かさず勉強を続けて来た。夫の強みは、この継続性を支える意志の強さだと常々思う。自分でこうと決めたら、絶対にやり抜く。禁煙もそうだし、断酒もそうだ(禁煙はともかく、断酒はしなくても良いのにと私は思っている。別に飲み過ぎと言う状態でもなかったので)。生活も規則正しく、平日週末に関係なく決まった時間に起き、決まった時間に寝る、早寝早起きの人なのだ。それに引換え、私と息子は…
受験の前日にはこれまでの総仕上げとして、問題集に添付されている模擬試験に挑戦した。その夫がTOEICの受験を終えて帰るなり、「問題集の模擬試験はレベルが実際の試験とほぼ同じだった。こんなことは珍しい。今回は良い問題集を買ったようだ」と言った。そして、来週、大学で団体受験をする予定の息子に、その模擬試験を受けるよう勧めた。
息子も大学での団体受験を控えて、初めての受験者向けの問題集を買ってマイペースで勉強をして来たようだが、父親の地道な勉強ぶりを見て「なんで、そんに真面目なの?」と半ば尊敬、半ば呆れていた。しかし、受験まで残り1週間と迫って、いよいよ尻に火が付いたのか、「どうしよう」とオロオロし出していたところだった。そこで父親の勧めに素直に従い、急遽夕方から自室に籠もって模擬試験の問題第1回分を解いてみたところ、結果は545点(翌日解いた第2回分は635点)。
TOEICのHPで調べてみると、大学生として、息子の点数はそれほど悪くないようだ。大学生全体(1~4年)の平均が430点で、語学専攻の学生が483点、息子の所属する理工系の学生は399点なので、もちろん模擬試験の結果だから鵜呑みにはできないが、イイ線行っている。いつも自信なさげなので、今回は特にうんと褒めて、励ました。
そういう私はTOEICを受験したことがない。夫にはいつも「敵前逃亡だ」とバカにされる。夫曰く、「ビジネス英語なので、高校を卒業したての子には内容的に難しい部分もあるから、リーディングは点数が取り辛いだろうな」。当の夫はリスニングが苦手で点数が伸び悩んでいるようだ。「年のせいで集中力が続かないのが原因かな?他人の話にも興味がないし。その点、君は電車でも人の話に聞き耳立てているから得意だろう?」~確かに私は夫よりリスニング能力は高いかもしれない。リーディングよりリスニングの点数が高い(←学生はその傾向が強い)息子に聞くと、意外にもリスニングの会話を一通り聞いた後に、答を書き込む形式が、内容を忘れてしまいそうで自信がない、と言っていた。
先日、知人の息子さんが理科大から東大の院に合格したが、やはり専門科目では差がつかないので、合否の鍵は英語だったと言っておられた。面接でも教官に「今後も英語を学ぶ意欲はありますか?」と聞かれたそうだ。やはり国際学会で発表することを視野に入れたら、英語ができなくては話にならないと言うことらしい。
たかが英語、されど英語。日本人が国際社会の荒波で生き抜くには、弥が上にも英語力を身につけなければならないようだ。逆に言えば、英語をモノにすれば、自分の活躍の場が広がると言うことでもある。英語だけできても仕方ないが、英語ができないばかりに、自分の専門能力を広くアピールできないのも悔しいよね。頑張れ!若者!
1カ月前に書店で問題集を買い、帰宅後は毎日欠かさず勉強を続けて来た。夫の強みは、この継続性を支える意志の強さだと常々思う。自分でこうと決めたら、絶対にやり抜く。禁煙もそうだし、断酒もそうだ(禁煙はともかく、断酒はしなくても良いのにと私は思っている。別に飲み過ぎと言う状態でもなかったので)。生活も規則正しく、平日週末に関係なく決まった時間に起き、決まった時間に寝る、早寝早起きの人なのだ。それに引換え、私と息子は…
受験の前日にはこれまでの総仕上げとして、問題集に添付されている模擬試験に挑戦した。その夫がTOEICの受験を終えて帰るなり、「問題集の模擬試験はレベルが実際の試験とほぼ同じだった。こんなことは珍しい。今回は良い問題集を買ったようだ」と言った。そして、来週、大学で団体受験をする予定の息子に、その模擬試験を受けるよう勧めた。
息子も大学での団体受験を控えて、初めての受験者向けの問題集を買ってマイペースで勉強をして来たようだが、父親の地道な勉強ぶりを見て「なんで、そんに真面目なの?」と半ば尊敬、半ば呆れていた。しかし、受験まで残り1週間と迫って、いよいよ尻に火が付いたのか、「どうしよう」とオロオロし出していたところだった。そこで父親の勧めに素直に従い、急遽夕方から自室に籠もって模擬試験の問題第1回分を解いてみたところ、結果は545点(翌日解いた第2回分は635点)。
TOEICのHPで調べてみると、大学生として、息子の点数はそれほど悪くないようだ。大学生全体(1~4年)の平均が430点で、語学専攻の学生が483点、息子の所属する理工系の学生は399点なので、もちろん模擬試験の結果だから鵜呑みにはできないが、イイ線行っている。いつも自信なさげなので、今回は特にうんと褒めて、励ました。
そういう私はTOEICを受験したことがない。夫にはいつも「敵前逃亡だ」とバカにされる。夫曰く、「ビジネス英語なので、高校を卒業したての子には内容的に難しい部分もあるから、リーディングは点数が取り辛いだろうな」。当の夫はリスニングが苦手で点数が伸び悩んでいるようだ。「年のせいで集中力が続かないのが原因かな?他人の話にも興味がないし。その点、君は電車でも人の話に聞き耳立てているから得意だろう?」~確かに私は夫よりリスニング能力は高いかもしれない。リーディングよりリスニングの点数が高い(←学生はその傾向が強い)息子に聞くと、意外にもリスニングの会話を一通り聞いた後に、答を書き込む形式が、内容を忘れてしまいそうで自信がない、と言っていた。
先日、知人の息子さんが理科大から東大の院に合格したが、やはり専門科目では差がつかないので、合否の鍵は英語だったと言っておられた。面接でも教官に「今後も英語を学ぶ意欲はありますか?」と聞かれたそうだ。やはり国際学会で発表することを視野に入れたら、英語ができなくては話にならないと言うことらしい。
たかが英語、されど英語。日本人が国際社会の荒波で生き抜くには、弥が上にも英語力を身につけなければならないようだ。逆に言えば、英語をモノにすれば、自分の活躍の場が広がると言うことでもある。英語だけできても仕方ないが、英語ができないばかりに、自分の専門能力を広くアピールできないのも悔しいよね。頑張れ!若者!