家の裏手にある小川に棒を渡して、上流から流れて来る木の枝や
上流の市場で「売り物にならない」と捨てられた野菜等を、
堰き止めては拾い上げるおばあちゃん。
それらがカマドの燃料となり、その日の食事となる。
『佐賀のがばいばあちゃん』を見て、
映画を映画館で見ることの良さは、
何も”スクリーンや音響の素晴らしさ”といった
ハード面の利点だけではないんだな、
と感じました。
観客全員が時間と空間と感動を共有するものなのだと。
おばあちゃんと主人公の少年・明広との
ユーモア溢れるやりとりに、劇場内から沸き起こる笑い。
クスクス笑いあり、大爆笑ありで、
これがまた映画の楽しさを増幅させていたように思います。
見終わった後に劇場を去る人々の顔も幸せそうで、
こうした光景と共に、私の中で、
この『佐賀のがばいばあちゃん』という映画は、
記憶に留められるんだろうなあ…
なつかしいな~
『STAR WARS』シリーズも、
私の中では映画館で見るべきもの。
あの荘厳なテーマ曲が流れた途端、
劇場内から自然と沸き上がる拍手。
観客の連帯感というか一体感は一種独特で、
特に公開初日は、新作が公開されるたびに、
互いに話したことはないはずなのに、
まるで旧知の間柄のような、
同窓会の集まりのような雰囲気を、
観客は醸し出していました。
「絶対初日に見なくっちゃ」と思ったものでした。