はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

あじさいの季節

2019年06月11日 | 日々のよしなしごと
バス停のあじさいが、今年は例年になく美しい花を咲かせています。

雨によるバスの遅れも、花を眺めていれば、それほど気にならないくらい…


さて、この1か月はちょっと波乱含みの日々でした。

まず、私自身の転倒事故です。

繁華街の歩道を歩いていただけなのに、突然足の力が抜けて、前のめりに転んでしまいました。

すぐさま近くにいた男性が「大丈夫ですか?」と声をかけて下さったのですが、左膝を強かに打って、暫く立ち上がれませんでした。

それなのに、公衆の面前で無様に転んだ恥ずかしさが先立って、「大丈夫です!」と即答している自分がいましたase

直後見たところ、外傷は左膝と左手に擦過傷だけでしたが、翌朝起きると、身体のいたるところが筋肉痛の上に、左手小指が突き指状態で、左膝には青アザができ、痛みで立ち上がるのも困難なほどでした。

私は子どもの頃からよく転ぶ人間で、過去には利き手の左手の親指の付け根を骨折してしまい、以来、長い時間筆記することが困難になっています。

今回は幸い大事には至らなかったものの、数日間は膝の痛みが続きました。

それが漸く治まったと思ったら、今度は夫が右目に網膜剥離を発症して、急遽手術を受けることに。夫は現在も入院中です。

治療の為、極力うつ伏せ状態でいなければならない夫の退屈しのぎになればと、毎日見舞いに行っては、ひたすら話し相手になっています。

尤も転んでもタダでは起きない私は、入院先の病院が駅に近いのをいいことに、見舞いのついでにマイレージポイントを使って映画を見たりもしていますase

今日夫から聞いた話では、網膜剥離と言う病気は退院すれば完治と言うものでもなく、視力が回復するまで半年はかかるそうです。しかも、視力が完全に元通りになる保証もないのだとか。

生きるか死ぬかの重篤な病でないとは言え、視力も生きる為には大事な機能のひとつ。ちゃんと回復して欲しいと心から願っています。

【追伸】

 夫は網膜剥離の前兆として、発症の10日前頃から飛蚊症を、その後暫くして右目下4分の1の視野が欠けていると訴えました。週末のことだったので私が土曜日に病院に行った方が良いのではと勧めたのですが、面倒くさがりの夫は行きませんでした。

 ところが、翌日曜日に「長いお別れ」と言う映画を夫婦で見たところ(視野が欠ける前に予約していたのです)、劇中、松原智恵子演じる老母が患った網膜剥離の症状と自分の症状が同じだと気づいた夫は、映画に背中を押された形で月曜日の朝一に眼科の診察を受け、そこで網膜剥離と診断され、日を置かずに入院、手術となったのです。網膜剥離は発見が遅れれば失明の恐れもあるとのことで、今回、夫は映画に助けられたようなものです。映画に感謝!多謝!
 

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