はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

悪事がバレて、赤福には良かったのだぁ~!私にも(笑)

2008年07月19日 | 日々のよしなしごと
 あんまりおいしいので一気に食べてしまいました。だから外箱だけ。

お伊勢名物「赤福」の冷凍餅を用いた消費期限の誤魔化しが発覚したのは、「赤福」創業300年という節目の年でした。一時は消費者の信頼を失い販売中止を余儀なくされましたが、この一件は起こるべくして起きた「赤福」再生への道筋だったように感じます。

最近名古屋への出張が多い夫の手土産は「赤福」です。あの騒動以来、「赤福」は原点に立ち返り本来の旨さを取り戻したようで、冷凍物ではないつきたての餅のモチモチ感が素晴らしい。隠れグルメの息子(←この人がなぜか味にウルサイんだなあ…)は「アゴ(?!)が落ちそうなくらい、餅がおいしい!上に乗っている餡はいらないくらいだ」と絶賛しました。すかさず「それを言うなら、”アゴ”じゃなくて”ほっぺた”でしょう?それに餅の上に餡だから互いの旨さが引き立って「赤福」なんだよ」とツッコミを入れましたが(笑)。

人間は人を欺いてまで利益を得て、一見得したように思えても、その実、自分の悪い行いによって心の方が蝕まれて、本来の人間としてのあるべき姿~徳を失ってしまうものではないか?菓子屋なら、「他のどこにもない、おいしい菓子を人々に供したい」という思いが、その原点にはあったはず。

創業300年というタイミングで、「赤福」の不誠実が白日の下に晒されたのは、ご先祖の遺徳が、道を誤った子孫を救ったと言うことなのではないか?―おいしい「赤福」を頬張りながら、そんなことを思うのです。

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