はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

もう少し頭を使おうよ、と思うこと

2009年06月25日 | はなこのMEMO
 これまでにも度々こちらで書いて来たことですが、大人だったら子どもの模範となるような振る舞いを心がけないとダメですよね。

 例えば、エレベーターに乗るとき。基本は、降りる人が先に降りてから、乗り込む、のはずだと思うのですが、エレベーターを待っている間、時々扉の前に人が群がって、出口を塞いでいることがあります(「いったいどこの話やねん?」って声が聞こえてきそうですが…住んでいる街の話です(^^;)。このような光景を目にする度に、こんな街に家を買うんじゃなかったと後悔します。便利で、比較的住みやすい街ではあるのですが…(-_-))

 先日もそう言う場面に遭遇したのですが、思わず「降りる人の為に、出口を開けなきゃダメですよ」って言ってしまいました。そもそも乗っていた人が降りない限り、外で待っている人は乗れないわけですし、早く乗りたいと逸る気持ちは分からなくもないですが、出口を塞いでしまったら、降りたい人が降りられなくて、結局乗れないでしょう?我先に乗ろうとするさもしい気持ちが、却って乗降効率を悪くしています。

 特に親子連れで、親が率先してそんなことをしているのを目の当たりにすると、親として、それはマズイんじゃない?と思う。

 それから、人からの感謝の言葉を期待しないまでも、もう少し気遣って欲しいと思うことがあります。それはエレベーターでたまたま操作盤の前に立って、開閉ボタンの操作をすることになった時。殆どの乗客が王様、女王様の態度で、さも私がエレベーターガールをするのが当然という態度で降りて行きます。降りるときに、せめて軽く会釈するとか、「どうも」くらいの一言があっても良いと思うのですが。誰でもタイミング次第で「エレベーターガール」役になるわけですし。”お互いさま”だからこその感謝の気持ちって大事だと思うんだけどなあ…もちろん、私は降りる時に軽く会釈しています。だって、見ず知らずの人の手を煩わせているんですものね。

 女子トイレの待ち行列でも、ただ前の人の後ろに並ぶのではなく、トイレ内の構造をよく見て、狭いトイレ構内で自分がどのように並んだら、個室から出て来た人の行く道を塞がずに、手洗い場へと誘導できるか考えてみることが必要なんじゃないかと思う。女子トイレは映画館や劇場やショッピングセンターで長い待ち行列ができがちで、その行列に並ぶ度に、何も考えずにただ並んで、人の進路を妨げたりしている人を見かけます。いつ、どんな場面でも頭を使わないと、頭はどんどん錆び付く一方だと思う。

 蛇足ながら、大勢の人が利用する施設で、利用者数に比して、トイレの数が圧倒的に足りない所がままありますが、これには設計者の見識を疑うし(そもそも手がけている建築物は、”人”が使うのが前提なんだし)、商業施設なら、できるだけ収入源となるテナント面積を広げようという、経営者の”金儲け主義”が透けて見えて幻滅します。とにかく先進国の仲間入りをしようと遮二無二頑張った高度経済成長期じゃあるまいし、これでは世界第2位の経済大国の名が泣きますよ(3位の中国に抜かれるのは、もはや時間の問題らしいですが)トイレの充実度は、その国の経済的豊かさを知る重要な指標だと、各国を旅して思います (たとえ外見をどんなに飾っても、トイレの貧相さでメッキが剥がれてしまう。トイレは設置者及び利用者の衛生観念が一目瞭然の場所ですから)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« このままで良いんだろうか? | トップ | マイケル・ジャクソンの死 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。